【Valheim】の魅力とマルチサーバーの立て方を解説

北欧神話の世界でのリアルなサバイバル生活や、神秘的な生物・おぞましい怪物との戦闘には、誰しもが胸躍るはずです。

今回は、そんな厳しい世界での生活が体験できるオープンワールドサバイバルクラフトゲーム「Valheim」(ヴァルヘイム)の進め方や、Valheimならではの魅力を解説していきます。

また、このゲームはマルチプレイにも対応しています。記事内ではSteam版Valheimのマルチプレイ専用サーバーの立て方についても解説していますので参考にしてみてください。

目次

Valheimってどんなゲーム?

北欧神話の世界でのサバイバル生活

ゲームをスタートしてValheimの世界に降り立つとストーリー解説とムービーが入り、初期地点にプレイヤーキャラが出現します。ワールドはSeed値に基づいて生成され、入力しない場合はランダムな生成となります。

この世界で生きていくためには、食料を採取したり仮拠点やアイテムの製作を行ったりして冒険に備える必要があります。冒険の際は新たな地域へ向かい、時にはボスを倒して文明を発展させていくことになります。ムービーに登場したカラスは冒険の先々に現れ、要素ごとにチュートリアルを兼ねた説明を行ってくれます。

世界観について

北欧神話には9つの世界が存在し、人間が住む「ミズガルズ」や巨人の世界「ヨトゥンヘイム」などに分かれています。「Valheim」というのは第十の世界という設定です。

チュートリアルに現れるカラスは「フギン」という名前で、この名前は古ノルド語で「思考」を意味し、北欧神話に登場する神「オーディン」が連れているカラスが元ネタとなっています。

Valheim生活のコツ

過酷なValheimの世界で生き抜くコツを紹介しています。

まずは食事をとろう

キャラクターは、食料を食べることで一時的にHPやスタミナなどのステータスが上昇します。

素のステータスは貧弱なため、序盤は草原に生えているラズベリーを食べて暮らしましょう。

ゲームが進めば、草原にいるイノシシを家畜として手懐けることもできます。

スキル成長要素を活かそう

Valheimは敵を倒しても経験値は得られず、戦闘の報酬としてキャラクターのレベルを上げることはできません。特定の動作を行うと、その動作ごとに経験値が溜まって動作のレベルが上がっていくという独特なシステムになっています。

一例として、斧で木を切ることで「木の伐採」のレベルが上がり、その場でジャンプすることで「ジャンプ」のレベルが上がっていきます。

ボスのトロフィーを石碑に掲げて力を入手

世界各地に潜んでいるボスを倒したら、入手できるトロフィー(首)を初期スポーン地点に捧げましょう。

捧げた首の種類に応じて、新たな「見捨てられし者の力」がアンロックされていきます。

Valheimならではの魅力

リアルな物理演算と建築システム

Valheimは物理演算システムを採用しています。木から切り出した丸太は転がり、生物やモノに衝突するとダメージを与えるようになっています。

物理演算はプレイヤーが製作した建造物にもはたらきますので、大規模な建造物を作るにはうまく支柱や基礎を固める必要があります。

設置した焚き火の煙も現実世界のように上へのぼって広がるような仕組みになっているので、家の中にはしっかりとした排煙の仕組みを作らないと窒息してしまいます。

船に乗ってヴァイキング(海賊)のような冒険も!

序盤にアンロックされる基本的なイカダでは川を渡る程度しかできませんが、大きな船を作ることで海へ繰り出せるようになります。

船は手漕ぎでも進められますが、風を読んで帆を展開すると大海原を渡って一気に新大陸を目指すことができます。海ではヘビの魔物や、眠っている巨大なカメと出会うこともあります。

更なるアップデートも!

Valheimの直近の大規模アップデートでは、仮実装されていた「霧の地(Mistlands)」にボスが追加されるなど本格的な改修がなされました。

これでゲームが完成したわけではなく、さらなるアップデートが予定されています。今後は新たな「灰の地(Ashlands)」の本実装などが準備されていますのでお楽しみに!

※本記事は 2024年2月現在の情報を元にかかれております。

マルチプレイで遊ぶには

Valheimには、他のプレイヤーと同じワールドで遊ぶ「マルチプレイ」機能も備わっています。

重量制限の機能や素材の要求量など何かと手間がかかることが多いゲームですが、一緒にプレイできる人がいれば航海や、つらい素材集めもわいわい楽しむことができ、ゲームの楽しさが更にランクアップします。

マルチプレイの種類・サーバーについて

Valheimのサーバーを立てる方法は3つあります。

  • 自分のパソコンをサーバーとして使う
  • Steamでフレンドを招待する
  • レンタルサーバーを用意する

下記でそれぞれのメリット・デメリットについて解説しています。

マルチプレイの種類 メリット デメリット
自分のパソコン
  • 24h起動可能
  • 自由な設定変更ができる
  • 初期費用はかかるが準備できれば今後の費用を抑えられる
  • 光熱費がかかる
  • 導入や設定の知識が必要
  • セキュリティ面でのリスクがある
  • 自分のPCを好きに利用しづらくなる
Steamでの招待
  • 無料でマルチプレイ可能
  • 導入や設定の知識が不要
  • パスワード機能を使えばセキュリティ面も安全
  • ホストがいないとマルチプレイできないので、時間の都合がつかないとプレイしづらい
  • 最大10人までしかプレイできない
  • ホスト側のスペックが低かったり、回線が悪かったりと円滑にゲームが進まない
レンタルサーバー(VPS)
  • 導入、設定が楽
  • 難易度のカスタマイズがしやすい
  • 24h起動可能
  • セキュリティ面のリスクがない
  • 費用が発生する

重視するポイントは人によりますが、一般的にはレンタルサーバーを利用する方法が最もデメリットが少なくて便利です。

特に VPS(仮想専用サーバー)タイプのレンタルサーバーは1台丸ごと借りるよりも費用を抑えられるため、VPSタイプのレンタルサーバーが特におすすめです。

ConoHaでサーバーを建てる方法

VPSサーバーを提供している「ConoHa for GAME」のサービスを利用して、マルチサーバーを立ててみましょう。サーバーの構築作業はほぼ自動で行われるため、早ければ5分前後で完了します。構築が完了すれば、サーバー情報をもとにすぐにゲームが始められます。

ConoHa アカウントを作成する

「ConoHa for GAME」のサイトにある「お申し込み」をクリックして申し込みます。「初めてご利用の方」の部分に、メールアドレスとパスワードを入力して「次へ」を押してください。ここで登録するパスワードは、「ConoHaアカウントのパスワード」になります。

「今すぐアカウント登録」を押すと、登録メールアドレスに通知メールが届きます。このメールが届いたら ConoHa アカウントの作成は完了です。

イメージタイプを選ぶ

次にイメージタイプを選びます。イメージタイプを選ぶ画面で「Valheim」を選んで、画面右の「次へ」を押してください。

料金タイプとプランを選ぶ

料金タイプは下記の2つです。プレイ方法に応じてお好きな方を選択しましょう。

  • ▶ 時間課金:
    •  時間単位で課金されるため、試しにサーバーを立てる場合や短期間のご利用に最適です。
  • ▶ 長期割引パス:
    •  1ヶ月以上利用する場合、料金が割引になるこちらの方がお得です。事前支払いになります。

プランについて、Valheimの最低プランは「1GB」です。Valheim自体は比較的軽いゲームですが人数が多くなるとサーバースペックが足りなくなることが予想されますので、快適に遊ぶには 「8GB」 以上のプランでの利用をおすすめします。

パスワード・ネームタグを設定する

次は、「rootパスワード」と「ネームタグ」を設定しましょう。

「rootパスワード」は、サーバーに入る時のパスワードとなります。パスワードには、アルファベット大文字、小文字、数字、記号をそれぞれ含めて、9文字以上の文字を指定してください。

  • ※大文字・小文字を区別します。

「ネームタグ」は、サーバーの名前を表します。分かりやすい名前に変えておくと便利です。

入力が終わったら、画面右の「次へ」を押します。

お客様情報入力

自分の情報を入力します。画面の内容にそって入力してください。入力がおわれば画面右の「次へ」を押します。

本人確認の認証を行う

本人確認では「SMS認証」と「電話認証」の2種類が選べます。好きな方の認証を選んでクリックしてください。

  • ▶ SMS認証:
    •  スマホでSMS(ショートメッセージサービス)が利用できる場合はこちらをご利用ください。SMSで認証コードが届きます。
  • ▶ 電話認証:
    •  スマホを持っていない場合は、家の電話番号等を入力して電話認証を選んでください。電話がかかってきて自動音声のアナウンスが流れます。申し込み画面に表示された認証コードを、電話側で入力して認証を行います。

支払方法を登録する

支払方法は「クレジットカード」「ConoHaチャージ」「ConoHaカード」の3種類があります。利用したい支払方法を選んで入力してください。

ConoHaカードの購入はこちらから行えます。

入力が終わったら「お申し込み内容」を確認して、内容に問題がなければ「お申し込み」ボタンを押してください。申し込みが完了します。

サーバーの情報を確認する

申し込み後、サービスの管理画面が表示されます。もし一度ログアウトした場合は、ConoHaの管理画面にログインすると、作成されたサーバーが表示されます。

サーバーページ、またはサーバーの詳細画面よりサーバーの「IPアドレス」をメモしてください(赤丸部分)。サーバーにアクセスする時に必要になります。

  • ※IPアドレスは、0~255 の数字が “.”(ドット) をはさんで4つ並んだ形で表されます。

次に、サーバーにアクセスするための「パスワード」を確認します。

サーバーリストのネームタグをクリックして詳細画面を開きます。画面上部にある「コンソール」をクリックして、コンソール画面を開きます。コンソール画面とはコマンドを入力する画面のことで、ここからサーバーに直接アクセスします。

背景が黒いウィンドウが表示されます。

コンソール画面で 「Enter」キーを押すとログイン IDを入力するモードになります。

ここで「 root 」と入力して 「Enter」キーを押します。

続いて root パスワードを入力します。ここでは、サービスの申し込み時に入力した root パスワード を入力します。パスワードを入力しても画面には何も表示されません。文字は見えませんが入力はできていますので、入力が終わったら 「Enter」キーを押します。

  • ※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。

無事に root ユーザーでログインできたら、画面に以下の画像のようなメッセージが表示されます。

ボックスで隠されている部分がそれぞれ「サーバーIPアドレス」と「サーバー接続用パスワード」になります。サーバーIPアドレスは、先ほど管理画面でメモしたものと同じです。ゲームからサーバーにアクセスするときに必要になるため、こちらもメモしておきましょう。

マルチサーバーにアクセスする

IPアドレスが判明したら、ゲームからマルチサーバーにアクセスします。

タイトル画面で「ゲームに参加」を選択する。

まずはタイトル画面で「ゲームに参加」を選択しましょう。

「サーバーを追加」を選択し、IPアドレスの欄にコンソール画面で確認した「Server IP Address」を入力します。

パスワードを入力して「送信」をクリックする。

パスワードの入力画面になりますので、コンソール画面で確認した「Server JOIN Password」を入力することでサーバーに接続することができます。

サーバーへ接続できることを確認したら、他のプレイヤーにIPアドレスとパスワードを伝え、同じようにログインしてもらって一緒にゲームを進めていきましょう。

マルチプレイにはConoHa for Gameがおすすめ

マルチサーバーを立てる際にVPSタイプがおすすめと紹介しましたが、「ConoHa for GAME」が特におすすめなのは以下の理由があります。

  1. ゲーム毎のイメージテンプレートが用意されているため、サーバーの構築が簡単ですぐに始められる!
  2. VPSタイプなので、サーバーを1台借りている時のように自由に設定をカスタマイズすることができ、かつレンタル料金は低価格
  3. 24 時間稼働可能。ホストがログアウトしてもサーバーは稼働しているので、いつでも他のユーザーがアクセスして遊ぶことができる!
  4. マルチプレイゲーム専用のサービスのため、マルチプレイに十分なスペックのサーバーが用意されている。

レンタルサーバーサービスは他にもありますが、Webサーバーやメールサーバーを想定している場合、マルチプレイにはスペックが不足してしまうことがあります。

その点『ConoHa for GAME』はゲームのマルチプレイに特化したサービスのため、オンラインゲームの導入実績も多く、対応しているイメージテンプレートも順次増えていてサポートも手厚く対応してもらえます。

初期費用がなく、時間単位で課金されるところも十分に魅力的です。初めてマルチサーバーの構築を検討している方にはぜひ気軽に試していただきたい、おすすめのサービスです。

いますぐマルチプレイを始めよう

まとめ

Valheimはソロでも楽しめるゲームですが、マルチプレイの一体感は更なる楽しみが生まれます。

大きな家や集落を作ってのんびりとした農耕生活や航海・戦闘など楽しみ方も人それぞれです。北欧神話の世界を隅々まで冒険しつくしましょう。既にプレイしていてやめてしまった方も、8つめのバイオーム「霧の地」のボスが皆さんのことを待っています。

未プレイの方も既にプレイしている方も、この機会に是非ともプレイしてみてはいかがでしょうか。

執筆:攻略大百科