Webサイトやホームページの作り方には複数の方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
Webサイトを作る目的によって適した方法が異なりますし、費用も大きく変わってくるので、比較しながら選ぶことが大切です。
本記事では、初心者へ向けてWebサイトやホームページの作り方を方法別にくわしく解説。
スマホだけで作る方法や、無料で作る方法についても紹介します。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
Webサイトの主な作り方
Webサイトやホームページの作り方としては、主に以下の4つの方法が挙げられます。
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、ポイントを押さえておきましょう。
制作会社や個人に外注する | WordPressで自作する | ブログ作成サービスを利用して自作する | HTMLとCSSで自作する | |
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総評 | コストは高いが手間はかからない | 機能性が高くスマホでも作成可能 | 収益化には向かないが無料でも利用できる | 難易度は最も高いが自由度が高い |
費用 | × | ○ | ◎ | ○ |
難易度 | ◎ | ○ | ◎ | × |
デザイン性 | ◎ | ◎ | × | ○ |
カスタマイズ性 | ○ | ◎ | × | ◎ |
集客力 | ○ | ◎ | × | ○ |
更新の簡単さ | △ | ◎ | ◎ | △ |
各方法のおすすめ度は上記のとおりですが、個人でWebサイトを作るならWordPress(ワードプレス)がもっとも適しています。
ホームページの作成方法については、下記の記事もご参照ください。
ホームページの作成方法|おすすめの無料サービスも紹介
- WordPressの始め方
制作会社や個人に外注する
まずは、Web制作会社や、フリーランスなど個人のWebデザイナーに制作を依頼する方法です。外注によるWebサイト制作は、自分自身ではWebに関する知識を必要とせず、制作の手間もかかりません。
一方でコストが高くなるデメリットがあり、依頼するには慎重な検討が必要です。
メリット | デメリット |
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制作会社や個人に外注するメリット
まずは制作会社や個人に外注するメリットから解説します。
ハイクオリティなWebサイトが作れる
ホームページ制作を専門におこなうプロに依頼することで、オリジナリティのあるハイクオリティなWebサイトを作れます。
個人サイトでは真似できないようなデザイン性の高いWebサイトや、機能性や操作性に優れたWebサイトは、ユーザー満足度に直結する要素です。
さらに、SEO対策に精通している外注先を見つけることができれば、検索結果への上位表示も期待できるでしょう。
手間がかからない
Webサイト制作の知識がない初心者が自作する場合、当然ながら相当な時間がかかってしまいます。
外注であれば自分自身は手を動かす必要がなく、プログラミングの知識も不要なので、手間をかけずにWebサイトが作れるのがメリットです。
制作会社や個人に外注するデメリット
制作会社や個人に外注するデメリットは以下の通りで、とくに個人サイトの作成にはおすすめできません。
費用が高い
Webサイトを制作会社に依頼した場合、制作する規模によって40万円~150万円程度の費用がかかります。
制作会社より個人に頼んだほうが費用を抑えられるものの、それでも自作するより高くなることは避けられません。
納品まで一定の時間がかかる
外注に依頼する場合、納品されるまでに一定の時間がかかる点に注意しましょう。
Webサイトの目的や予算を決め、依頼先と打ち合わせをおこない、見積もりを出してもらうなど、依頼するまでにかかる手間や時間も無視できません。
自分で作成するよりも手間がかからないとはいえ、それなりの時間が必要になる点はデメリットと言えるでしょう。
更新のたびに外注しなくてはならない
Webサイト制作を外注する際には契約書を交わしますが、契約内容によっては更新作業も依頼することが条件となっている場合があります。
また、専門知識がない状態で外注をした場合、そもそも自分で更新作業をおこなうことは難しく、更新のたびに外注することが必須となります。
Webサイトを更新しない場合、古い情報を掲載したままの状態になるほか、セキュリティリスクも増大します。
安定したWebサイト運営を続けるためには定期的な更新が必須ですが、更新のたびに費用がかかり続けることは大きなデメリットでしょう。
WordPressで自作する
WordPress(ワードプレス)は、世界シェアNo.1を誇るCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
世界中にあるWebサイトの43%がWordPressで作られており、近年では個人サイトだけでなく企業サイトでも採用されるケースが多くなってきました。
WordPressで自作すれば外注するよりも費用を大きく節約でき、専門知識が少なくてもデザイン性・機能性が高いWebサイトを作成できます。
そのため、個人でのWebサイト作成にはもっともおすすめの方法です。
メリット | デメリット |
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WordPressを使う以外にも、ソースコード(HTMLやCSS)を自分で記述してゼロから作成する方法もありますが、専門知識やスキルが必要で、更新にも手間もかかるため、更新頻度が高いWebサイト作成にはWordPressが向いています。
WordPressとは何かについては、下記の記事にくわしく解説しています。
【WordPressとは?】簡単にWebサイトを構築できる!世界シェアNo.1のCMS
- WordPressの始め方
WordPressとHTMLの違いについては、下記の記事をご参照ください。
WordPressとHTMLの違いとは? サイトを作るならどっちがいい?
- WordPressの始め方
WordPressで自作するメリット
WebサイトをWordPressで自作するメリットは以下のとおりです。
WordPressのメリットとデメリットについては、以下の記事でくわしく解説しています。
【WordPressのメリットとデメリット】を徹底解剖!本当にWordPressを選ぶべきなのか?
- WordPressの始め方
費用を安く抑えられる
WordPressでWebサイトを作るには、後述する独自ドメインやレンタルサーバーの費用がかかるものの、WordPress本体は無料で利用できます。
ドメインやサーバーも合わせて年間1万円前後のコストなので、外注よりも大幅に費用を削減できます。
コストを抑えて魅力的なWebサイトを作りたい人には、大きなメリットとなるでしょう。
WordPressの費用・料金については、下記の記事にくわしく解説しています。
【WordPressの料金】サイト開設や制作にかかる費用や料金相場を解説
- WordPressの始め方
専門知識がなくてもすぐに開設できる
WordPressは簡単にWebサイトを開設できる仕組みが整っているため、専門知識を必要としません。
もちろん専門知識があればより自由に高度なカスタマイズができますが、元から機能・デザインが優れているので、プログラミング知識のない初心者でも問題なくWebサイトを作成・運用できます。
WordPress公式のスマホアプリもリリースされており、手軽に記事の投稿や編集ができるのもメリットです。
【WordPressアプリ】徹底解説!スマホから記事を更新・編集しよう
- WordPressの使い方/操作方法
テーマを使えば簡単におしゃれなデザインにできる
WordPressには「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが12,000個以上も用意されています(2024年8月時点)。
テーマを導入することで、ホームページ制作に関する知識がなくても簡単にデザイン性の高いWebサイトの構築が可能です。
無料テーマと有料テーマがあり、無料テーマでもおしゃれなWebサイトを作れます。
ただし有料のほうがデザイン性やサポート体制が優れていたり、最新のSEO対策や高速化機能が実装されているなど、集客や収益化に有利な作りになっています。
WordPressテーマについては、下記の記事にくわしく解説しています。
【決定版】WordPressテーマ完全ガイド!おすすめ有料5選&無料3選と導入手順までを解説
- WordPressの使い方/操作方法
プラグインで機能を拡張できる
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPressには59,000個以上の無料プラグインが用意されており、必要に応じ後付けでWebサイトの機能を追加することができます(2024年8月時点)。
たとえば、お問い合わせフォームの設置、SEOや表示速度の強化、セキュリティの向上なども、プラグインの導入によって手軽に実現できます。
WordPressおすすめのプラグインについては、下記の記事もご参照ください。
WordPressのおすすめプラグイン18選!必ず入れたい定番から運営が楽になるものまで
- WordPressの使い方/操作方法
スマホでも作成可能
Webサイトの作成と聞くと、パソコンが必要と感じる人は多いかもしれませんが、WordPressはスマホだけで開設することも可能です。
また、WordPress公式のスマホアプリも存在するため、いつでもどこでも手軽にサイトを更新することが可能です。
パソコンとスマホのどちらでも同じアカウントで利用できるため、環境に合わせて自由に作業できます。
スマホのみでできるWebサイトの作り方については以下の記事でくわしく解説しています。
スマホのみでできるWebサイトの作り方!おすすめのサービス・アプリや、具体的な手順を解説
- WordPressの始め方
WordPressアプリの使い方については、下記の記事もご参照ください。
【WordPressアプリ】徹底解説!スマホから記事を更新・編集しよう
- WordPressの使い方/操作方法
WordPressで自作するデメリット
次にWebサイトをWordPressで自作するデメリットを解説します。
レンタルサーバー費用が必要
しかし、集客や収益性の面、デザイン性や機能性の高さなど、WordPressはコストを上回るメリットが豊富です。
独自ドメインも費用はかかるものの、多くのレンタルサーバーサービスでは無料でもらえるので、費用を抑えて運営できます。
人気テーマは他のWebサイトと被りやすい
WordPressは好みのテーマを選んでWebサイトを構築できますが、人気のテーマは当然利用者が多く、他サイトとデザインが被る可能性があります。
ただし、テーマのデザインはカスタマイズが可能なので、同じテーマでもオリジナリティを出すことは可能です。
高度なカスタマイズには専門知識が必要
WordPressはカスタマイズの自由度が高い点が魅力で、HTMLやCSSの知識がなくても、簡単なカスタマイズなら誰でも簡単におこなうことができます。
ただし、高度なカスタマイズをおこなうには、それなりの専門知識は必要です。
まったく知識がないまま複雑なカスタマイズをすると、エラーが発生したりデザインが崩れてしまうなどのリスクがあります。
またプログラミング言語のJavaScriptやPHPの知識もあると、より高度なカスタマイズが可能です。
ブログ作成サービスを利用して自作する
ここで解説するブログ作成サービスとは、無料ブログサービスのことです。
代表的な無料ブログには、はてなブログ、Amebaブログ、ライブドアブログなどがあります。
メリット | デメリット |
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おすすめのブログ作成サービスについては、下記の記事でくわしく解説しています。
おすすめブログ作成サービス11選!それぞれの特徴やメリット・デメリットは?
- WordPressの始め方
ブログ作成サービスを利用して自作するメリット
Webサイトをブログ作成サービス(無料ブログ)で自作するメリットは以下のとおりです。
誰でも簡単に作れる
ブログ作成サービス(無料ブログ)は、会員登録をするだけで簡単にWebサイトを作れます。
WordPressのようにレンタルサーバーや独自ドメインを用意する必要はなく、HTMLやCSS、プログラミングなどの知識も不要です。
簡単な操作ですぐにブログを作れるようになっているため、まずはブログの運営を体験してみたい初心者の利用におすすめです。
無料でWebサイトを作ることも可能
多くのブログ作成サービス(無料ブログ)は、基本的なサービスはすべて無料で利用することが可能になっています。
ただし、独自ドメインが使えない、収益化ができずサービス側の広告が強制表示されるなどの制限があるケースがほとんどです。
これらの制限の一部を解除できる有料プランが用意されているサービスもありますが、有料プランにするくらいなら最初からWordPressを利用するほうがおすすめです。
ブログ作成サービスを利用して自作するデメリット
ブログ作成サービス(無料ブログ)は手軽さが魅力ですが、個人サイトで収益化する場合には見逃せないデメリットがあります。
デザイン・レイアウトの自由度が低い
ブログ作成サービス(無料ブログ)の多くは豊富なデザインスキン(テンプレート)が用意されていますが、色合いやレイアウトが多少変わるくらいで、デザイン性も低いものがほとんどです。
また、HTMLやCSSが編集できない、または一部のみしか編集できないサービスが多く、カスタマイズの自由度も低いといえます。
収益化の制限が多い
ブログ作成サービス(無料ブログ)は運営側の広告が強制的に表示されることも多く、さらに収益化に有利な位置にそれが表示されるため、収益化には不利となります。
広告の掲載位置や掲載できる広告数が制限されているサービスがあるほか、そもそも広告を掲載できない(商用利用ができない)サービスもあります。
ブログ作成サービス(無料ブログ)を利用する際は、収益化に関する条件などを事前に確認することが大切です。
突如サービスが終了するリスク
ブログ作成サービスは、運営会社の都合によって突如サービスが終了するリスクがあります。
過去にはYahoo! JAPANが運営する「Yahoo!ブログ」が終了しましたし、2023年6月にはLINE株式会社の「LINE BLOG」が終了するなど、大手のサービスも打ち切りとなるケースは珍しくありません。
サービスが終了すると書きためた記事を失ってしまうリスクがありますし、他サービスへの引っ越しも簡単にできないケースもあります。
HTMLとCSSで自作する
HTMLはWebサイトの骨組みを作るための言語、CSSはWebサイトのデザインを整えるための言語です。
HTMLとCSSを使えるようになると、完全にオリジナルのWebサイトやホームページをプラットフォームに依存せずに作ることができます。
難易度は高くなりますが、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語も一緒に覚えることができれば、さらに完成度の高いWebサイトの構築が可能です。
メリット | デメリット |
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HTMLとCSSで自作するメリット
WebサイトやホームページをHTMLとCSSで自作するメリットは以下の2つ挙げられます。
自由度の高いWebサイトを作れる
HTMLとCSSを使ったWebサイト作成は、何もない状態から自分の好みに合わせて完全に自由に作ることができます。
オリジナルの機能・デザインを取り入れることで、他のWebサイトとの差別化も可能です。
HTMLとCSSをマスターするまでには時間がかかりますが、どこにもないオリジナルのWebサイトを作りたい人におすすめです。
Webサイトの仕組みを理解できる
ゼロからHTMLとCSSを学びながら進めていくことで、Webサイトの仕組みを理解できるようになります。
記述したHTMLとCSSによって、Webサイトにどのように表示されるのかを確認できるので、楽しみながら作業できる人も多いでしょう。
さらに、HTMLとCSSに加えてJavaScriptやPHPといったプログラミング言語も覚えることができれば、後からWordPressを利用する際もスムーズに取り組めます。
自分でWebサイトを自作できるようになれば、キャリアアップやWebデザイナーとして独立することも可能です。
HTMLとCSSで自作するデメリット
初心者がHTMLとCSSを使ってWebサイトやホームページを作る場合、専門知識の習得や作業時間が大きな壁になります。
専門的なスキルが必要
HTMLとCSSを使ったWebサイト制作では、HTMLとCSSの知識に加えて、機能によってはJavaScriptなどの知識も必要です。
スキルも知識もない初心者にとってはハードルが高く、途中で挫折してしまう人もいるかもしれません。
習得するには時間もかかるため、腰をすえて本気で取り組む必要があります。
更新がしにくい
HTMLとCSSだけでは静的なページしか作れないため、一度作成したWebページを更新する場合には、手動で更新する必要があります。
静的なページとは | Webページの内容やレイアウトが一定で、常に同じ内容を表示させるページのこと。HTMLやCSSで構成されるWebページは静的なページであり、一度作成されたページは内容が変化しない。 |
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動的なページとは | Webページの内容やレイアウトが状況に応じて変化するページのこと。WordPressで構成されるWebページは動的なページ。また、JavaScriptを使って動的に表示や操作ができるWebページも動的なページとなる。 |
たとえば、新しい記事を投稿する際は、新しい記事用のHTMLページを手動で作成し、CSSで装飾する必要があり、更新頻度が多いブログなどには不向きです。
一方、WordPressを利用すると、投稿したい記事やコンテンツを管理画面から操作するだけで簡単に更新できます。
作成に時間がかかる
ゼロからWebサイトを設計して作成するため、公開できるまでには相当な時間がかかる点もデメリットです。
HTMLやCSSはプログラミング言語よりも習得しやすいと言われていますし、インターネット上にも知識を深められる情報がたくさんあります。
とはいえ習得には一定の期間を要するため、本格的に専門スキルを身につけたい人にはおすすめですが、すぐにWebサイトの運営をしたい人には向いていません。
目的別・おすすめのWebサイト作成方法
ここまでWebサイトやホームページの作り方を見てきましたが、Webサイトを運営する目的によって適した方法は異なります。
目的別にどのような作成方法が合っているのかを解説します。
個人サイトでアフィリエイトで稼ぎたい場合
アフィリエイトで稼ぐことを目的に個人サイトを立ち上げたい場合、WordPressを利用するのがもっとも適しています。
その理由は以下のとおりです。
- SEO対策がしやすい
- 広告設置の柔軟度が高い
- 収益化に優利な機能が多い
- 更新がしやすい
アフィリエイトで稼ぐにはアクセス数を集める必要があるため、GoogleやYahoo!などの検索サイトで上位表示させる、SEO対策を施す必要があります。
初心者がSEO対策をおこなうのは難しいですが、WordPressはもともとSEOに有利な内部構造になっていますし、SEO対策に有効なプラグインもあり、比較的簡単にSEO効果を高めることができます。
WordPressがSEOに強い理由については、下記の記事でくわしく紹介しています。
WordPressはSEOに強い? さらに強化する方法も徹底解説
- WordPressの使い方/操作方法
WordPressは商用利用が完全に自由で、広告管理に便利なプラグインや、収益化をアシストする機能があるテーマも多いため、アフィリエイトによる収益化に向いています。
またWordPressは、管理画面上から直感的な操作で記事の更新をおこなうことができ、初心者でもスムーズな作業が可能です。
企業サイト(ホームページ)を作りたい場合
一般的に、中小規模の企業サイトであれば、WordPressを利用して自社でWebサイト(ホームページ)を構築するのが手軽でおすすめです。
しかし大規模な企業サイトになると、Webサイトの機能やデザイン、パフォーマンスなどが高度化し、自社で構築することは困難になるケースがあります。
そのため大規模なWebサイトを作る場合は、Web制作会社に依頼するのが一般的でしょう。
また、WordPressはセキュリティ面でややリスクが高いため、個人情報などの機密情報をあつかう企業の場合には向いていません。
Web制作会社ではセキュリティ対策やSEO対策などの専門的なサービスも提供されているので、企業サイト(ホームページ)の場合は基本的にWeb制作会社のほうが安心です。
お店のホームページを作りたい場合
個人店のホームページやポートフォリオなど、更新頻度が低くページ数が少ない簡易的なWebサイトであれば、HTMLとCSSで自作することも可能でしょう。
ただし、WordPressのほうがより簡単におしゃれなWebサイトを作ることができます。
リアルタイムでお店の情報をすばやく掲載する際も、WordPressであればスマホから簡単に更新できます。
日記ブログなど稼がないサイトを作る場合
お金を稼ぐことを目的としないブログ、自身の日常を記録するための「日記ブログ」を運営する場合は、無料のブログ作成サービス(無料ブログ)でも十分です。
もっとも手軽に始められ、お金がかからないことが無料ブログのメリットです。
ただし、少しでも収益化を考えているならWordPressの利用をおすすめします。
無料ブログでも収益化がまったくできないわけではありませんが、SEOに弱かったり広告に関する制限が多かったりなど、不利になる要素が多いです。
日記ブログの注意点については、以下の記事でくわしく解説しています。
日記ブログはおすすめしない? 始めるなら目的や注意点を理解しよう!
- WordPressの始め方
WordPressでWebサイトを作るために必要なもの
WordPressでWebサイトやホームページを作るには、以下の4点が必要となります。
レンタルサーバー
レンタルサーバーとは、あなたのWebサイトをインターネットに表示するために必要なコンピューターで、自分でサーバーを用意する必要なく安価でレンタルすることが可能です。
1台のサーバーを複数のユーザーで共用するもの(共用型サーバー)が一般的ですが、サーバーを自分一人で独占的に利用することができる専用型サーバーもあります。
たとえば、おすすめのレンタルサーバー「ConoHa WING」は、ベーシック・スタンダード・プレミアムなどのプランに分かれており、もっとも安いプラン(かつ長期契約割引を利用)で、月660円~で利用することができます。(2024年8月現在)
国内最速No.1の表示速度をほこり、性能・機能性が高いコストパフォーマンスに優れたおすすめのレンタルサーバーです。
レンタルサーバーについては、以下の記事でくわしく解説しています。
レンタルサーバーとは?選び方や初心者向けのおすすめを紹介
- WordPressの始め方
独自ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所となる文字列(URL)のことです。
独自ドメインは世界でたった一つのオリジナルドメインで、自分で文字列を指定することができます。
独自ドメインの費用は年間で数百円〜数千円が目安ですが、ConoHa WINGの「WINGパック」を契約すると永久無料の独自ドメインが2つもらえます。
独自ドメインについては、以下の記事でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
独自ドメインを取得するおすすめの方法とは? 選び方や導入方法も
- WordPressの始め方
WordPress本体
WordPress本体のソフトウェアは、公式サイトから無料でダウンロードできます。
ダウンロードしたWordPressは、レンタルサーバーにインストールをおこない、管理画面で初期設定を済ませると記事を作成できる状態になります。
最近はWordPressの自動インストール機能を用意しているレンタルサーバーが多いので、導入の手間を大幅に軽減することが可能です。
初心者向けのWordPressの始め方については、以下の記事でくわしく解説しています。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
WordPressテーマ
WordPressテーマとは、Webサイトのデザイン・レイアウトや機能がセットになったテンプレートのことです。
テーマを利用することで、専門知識がない初心者でもプロ並みのWebサイトを作ることができます。
WordPressのおすすめ無料テーマ5選!有料テーマとの違いも解説
- WordPressの使い方/操作方法
【これが正解】WordPressの有料テーマ!絶対に外せないおすすめ10選
- WordPressの使い方/操作方法
初心者でも最短10分でWebサイトを作る手順
おすすめのレンタルサーバー「ConoHa WING」であれば「WordPressかんたんセットアップ」を使って最短10分でWebサイトを作ることができます。
WordPressの立ち上げには以下の作業が必要ですが、かんたんセットアップであれば、初心者でも手軽にWebサイトやホームページの開設が可能です。
- レンタルサーバーの申し込み
- 独自ドメインの取得・設定
- WordPressのインストール
- WordPressテーマの追加
- SSLの設定
WordPressかんたんセットアップを利用する手順は以下のとおりです。
- ConoHa WINGのトップページから「今すぐお申し込み」を押下
- 「初めてご利用の方」でConoHaの管理画面にログインするために必要な「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「次へ」を押下
- プラン選択画面内のWordPressかんたんセットアップの「利用する」を選択し、各項目を入力してWINGパックを申し込む
- お客様情報画面で各種情報を入力して申し込み完了
WordPressかんたんセットアップを利用してWebサイトを解説する方法は、以下の記事で全手順を画像付きで解説しています。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
Webサイトを制作する基本的な流れ
WordPressを使ったサイトやホームページ制作の流れを解説します。
ちなみに、ここでは例としてレンタルサーバー「ConoHa WING」を使ったサイトの作り方を紹介します。
流れを理解しやすいよう通常の方法で説明しますが、より簡単に作るには前述した「WordPressかんたんセットアップ」がおすすめです。
レンタルサーバーを契約する
WordPressを使ってWebサイトを制作する際は、以下の手順を踏んでレンタルサーバーを契約するところから始めます。
- ConoHa WINGに登録する
- プランを選択する
- 契約手続きをする
まずはConoHa WINGの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力してConoHaアカウントを作成します。
次に、料金プランは「通常料金」を選択したうえで、ベーシック・スタンダード・プレミアムから希望するプランを選びましょう。
各プランの違いは以下のとおりです。
SSD | メモリ | vCPU | |
---|---|---|---|
ベーシック | 300GB | 8GB | 6コア |
スタンダード | 400GB | 12GB | 8コア |
プレミアム | 500GB | 16GB | 10コア |
SSDはデータを保存するための「引き出し」のようなもの、メモリはコンピューターが作業するための「作業台」です。メモリが多いほど、一度にたくさんの作業ができます。
vCPUはコンピューターの「頭脳」の一部です。コアが多いほどパフォーマンスが向上します。
ただし、これからWordPressを使ってWebサイトを制作するなら、まずはベーシックプランで問題ありません。
Webサイトが成長し、ユーザー数が多くなってから上位プランへの変更を検討するとよいでしょう。
プランが決まったら、必要な情報を入力したうえで電話/SMS認証をおこなうと契約完了です。
WordPressにおすすめのレンタルサーバーについては、下記の記事もご参照ください。
【最強】WordPressにおすすめのレンタルサーバーはこれ! ブログやWebサイトを始めるなら
- WordPressの使い方/操作方法
独自ドメインを取得する
レンタルサーバーの契約後、再度ログインして独自ドメインの申し込みをおこないます。
ログインしてコントロールパネルが開いたら、左側にある「ドメイン」→「ドメイン取得」の順に押下してください。
ドメインを検索する画面になるので、取得したいドメイン名を入力して検索ボタンを押下します。
検索結果にはすでに使われていて取得できないドメインも表示されるので注意しましょう。
取得したいドメイン名が決まったら「カートに追加」を押下し、契約年数を選択して「次へ」を押下します。
遷移した画面で決済すると独自ドメインの取得は完了です。
なお、Webサイトやホームぺージのドメインは後から変更することもできますが、ブックマークや被リンクを失ったり、検索エンジンからの評価がリセットされたりなどデメリットも多いので、一度決めたら変更しないほうが無難。
じっくりと検討してから決めましょう。
WordPress本体をインストールする
独自ドメインを取得できたら、続いてコントロールパネル上でWordPress本体をインストールします。
左側メニューから「サイト管理」を選び、遷移した画面上にある「+WordPress」と書かれたボタンを押下してください。
運営するWebサイトの情報を入力する画面が表示されるので、上から順番に記入していきましょう。
最後に「保存」ボタンを押下するとWordPressのインストールが完了します。
WordPressのインストール後は、テーマやプラグインのインストールなどの工程もあるので忘れずにおこないましょう。
ここまでの手順を踏むことで、手動でもWebサイトを作れますが、手間をかけずに始めるには「WordPressかんたんセットアップ」の利用が便利です。
Webサイト作成におすすめのレンタルサーバー
WordPressでWebサイトを作るなら、レンタルサーバーの「ConoHa WING(コノハウイング)」がおすすめです。
ConoHa WINGは管理画面が使いやすく、はじめてレンタルサーバーを利用する初心者でも分かりやすいでしょう。
表示速度は国内No.1をほこり、安定性も高いため、SEOの面で有利に働きます。
初期費用は無料、月額料金も安く、長期契約プランであれば独自ドメインが2つまで無料になります。
性能・機能も業界トップクラスで、とてもコストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーです。
WordPressにおすすめのレンタルサーバーについては、下記の記事にくわしく解説しています。
【最強】WordPressにおすすめのレンタルサーバーはこれ! ブログやWebサイトを始めるなら
- WordPressの使い方/操作方法
Webサイトの作り方に関するQ&A
Webサイトの作り方に関するよくある質問を紹介します。
Webサイトを作るのにいくらお金がかかる?
ホームページなどのWebサイト作成にかかる費用として最低限必要なのは、レンタルサーバー代と独自ドメイン代です。
レンタルサーバー代は個人向けで月額500円~2,000円、独自ドメインは年額0円~3,000円程度を目安に考えるとよいでしょう。
もしもWebサイト制作を外注するのであれば、数十万円以上の制作費に加え、定期メンテナンスなどの運用管理費として月額数千円以上が目安です。
自分で制作するのは手間はかかりますが、コストを抑えられるうえ、Webサイト制作のスキルを身につけられます。
Webサイトやホームページ作成・運営にかかる費用
費用 | 説明 | 料金(目安) |
---|---|---|
レンタルサーバー代 | インターネット上にホームページを公開するためのサーバー(コンピューター)使用料金 |
個人向け:月額500~2,000円 法人向け:月額3,000円以上 |
独自ドメイン代 | インターネット上に公開する独自URLの取得料金 | 年額0円~3,000円程度 |
ホームページ制作費 | ホームページのWebサイト制作にかかる費用。規模や機能によって大きく変わる | 10万~200万円以上(詳細は後述)。自作する場合は基本的に無料 |
メンテナンス費 | ホームページ制作とは別に、保守管理・コンテンツの追加や修正などにかかる費用 | 月額5,000~5万円(詳細は後述)。自作する場合は基本的に無料 |
無料でもWebサイトは作れる?
無料でWebサイトを作ることは可能です。
完全無料でWebサイトやホームページを作るには、無料サーバーや無料ドメイン、または無料ブログサービスなどを利用する方法があります。
しかし、いずれもデメリットが多くあり、とくに収益化を目的にしている場合はおすすめできません。
とくに容量・速度・稼働状況などの機能・性能が劣っていたり、SEO対策の面で不利になったりする可能性が高いといえます。
無料サービスではそもそも商用利用が禁止されている場合もあります。
また、運営会社の意向によってサービス自体が突然終了してしまうリスクもあるでしょう。
このようなリスクを考慮すると、無料でWebサイトを作るのはおすすめできません。
WordPressを無料で始める方法については以下の記事でくわしく解説しています。
WordPressは【無料】でブログを始められる?どこまで無料で使える?
- WordPressの始め方
Webサイトは初心者でも自分で作れる?
初心者でもWebサイトやホームページを作成可能です。
特にWordPressを使えば、簡単にクオリティの高いWebサイトを作成できます。
WordPressは多くのテンプレートやプラグインが提供されており、技術的な知識がなくても完成度の高いWebサイトを作れるのが魅力です。
WordPressサイトの開設は難しいものではなく、自動インストール機能が付いているレンタルサーバーであれば、最短10分でWebサイトを開設することもできます。
Webサイトの作り方を学んでから行動するよりも、まずは実際に作ってみて運営しながらスキルを身に着けるのもおすすめです。
初心者でも最短10分でできるWordPressの始め方については以下の記事でくわしく解説しています。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
Webサイトの作り方 まとめ
Webサイトやホームページの作り方には以下の4つの方法があり、個人でWebサイトを作る場合はWordPressの利用がおすすめです。
WordPressは外注するよりも大幅に費用を抑えられ、HTMLとCSSのような専門的な知識がなくても、初心者でもプロ並みのWebサイトを作ることができます。
テーマやプラグインを活用すると、簡単にデザインをカスタマイズできますし、さまざまな機能を簡単に追加できます。
外出先からスマホで記事を作成・編集・管理できるのもWordPressの強みです。
WordPressの始め方について以下の記事でくわしく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
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【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
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