ARMA 3の遊び方とマルチサーバーの立て方
ARMA 3(アルマ3)は、ボヘミア・インタラクティブが開発したリアルなミリタリーシミュレーションゲームです。このゲームでは、さまざまな武器や車両、航空機を使って、オープンワールドの戦場で自由に戦闘や任務を行えます。
マルチプレイでは、他のプレイヤーと協力・対戦を楽しむこともできるなど、魅力的な要素の多いゲームですが、操作や設定が複雑で初心者にとっては敷居が高いゲームでもあります。
今回は、そんな「ARMA 3」の遊び方とサーバーの立て方について分かりやすく解説していきます。
「ARMA 3」をこれから始めてみたいと思う方は、ぜひ参考にしてください!
目次
ARMA 3ってどんなゲーム?
ARMA 3のストーリーは、2030年代の地中海の架空の国家で起きるNATOとCSATという二つの勢力の対立を描いたものです。
主人公はアメリカ軍の伍長であるBen Kerry(ベン・ケリー)で、ストラティス島での平和維持活動中に敵の奇襲攻撃に遭い、その後様々な戦闘に巻き込まれていきます。
マップや武器などが非常にリアルに作られており、他のバトロワゲームよりも体力が少ないため、ゲームの難易度は高めになっています。
ストーリーにプレイヤーの選択によって異なるエンディングが用意されているところも魅力的です。
ARMA3のゲームモード・やりこみ要素を紹介
①チュートリアル
-
VR空間での訓練
VR空間では、歩兵や乗り物の操作方法、武器の使い方などを練習できます。また、様々なシナリオに挑戦して、戦闘スキルを試すことも可能です。
-
上官からの指示
上官から指示を受けながら、部下の指揮方法や無線の使い方など、様々なトレーニングを行えます。
-
VRの練習場
VRの練習場では、自由に武器や乗り物を選んで、射撃や操縦などを練習できます。
②シングルプレイ
シングルプレイは、一人でストーリーを進めるモードです。キャンペーンでは兵士ベン・ケリーの地中海での戦闘が展開され、選択肢によってストーリーが変わります。シングルプレイ用のミッション「ショーケース」や、南太平洋の美しい島国タノアを舞台に繰り広げられオープンワールドのシナリオ「Old Man (オールドマン)」など、シングルプレイだからこそ楽しめる要素もたくさんあります。ARMA 3の世界観に没入したい方には、シングルプレイがおすすめです。
③マルチプレイ
マルチプレイは、オンラインで他のプレイヤーと協力や対戦ができるゲームモードです。
マルチプレイには3つのプレイモードがあります。開発元が作成したマルチプレイヤーシナリオをプレイできる公式シナリオ、コミュニティで制作された多彩なマルチプレイを楽しめる非公式ゲームモード、そしてゲームマスターとして編集できるZeusモードなどです。Zeusモードでは自由な戦場を創り上げることができます。
マルチプレイは、ARMA 3の大規模な軍事サンドボックスで、他のプレイヤーと協力したり対戦したりする際におすすめのゲームモードです。
他にもこんな面白い要素も…
ARMA 3はシナリオエディターや MOD ツールを利用して、自分でミッションやコンテンツを作成したり、他のプレイヤーが作成したものをダウンロードしたりすることが可能です。戦闘機から潜水艦まで操れる自由度の高さと、シビアなゲームバランスが特徴です。リアルなグラフィックや物理演算により、現代戦を体感できるなど、やり込み要素が豊富に用意されています。
ゲームを上手く進める遊び方・コツ
戦闘の立ち回り方
ARMA 3での戦闘においては、慎重さや戦術性が求められます。戦闘で有利に立ち回るためのコツを紹介します。
① 歩行と走行の違い
普段の移動は、走るよりも歩いた方が疲れを軽減できる上、敵に遭遇したときも視界がクリアになります。 走るとスタミナが減り、狙いを定める際に視界がブレやすくなるため注意が必要です。 敵に遭遇する可能性が高い場合は、歩いて移動しましょう。
② 交戦時はなるべく被弾を避ける
交戦時は匍匐や物陰に隠れてリーン(遮蔽物に隠れている状態で、上半身だけを左右に傾けて撃つこと)しながら撃ちましょう。敵の射撃に当たると、当たった場所によっては一発で死亡することもあります。そのため、交戦時は自分の姿勢を低くして敵の視界から外れるように心がけましょう。
③ 敵に位置がバレないようにする
ARMA 3では、草むらなどの遮蔽物を利用して敵から身を隠せます。しかし、同じ場所から撃ち続けると敵に位置を特定されやすいため、定期的に身を隠す場所を変えましょう。匍匐状態では、「Q」キーまたは「E」キーで左右に一回転できます。少し前進してから伏せて回転することも可能です。
④ 遠距離攻撃のポイント
遠距離の敵を撃つと戦力を減らしたり、敵のサポート役の動きを制限したりすることができます。遠距離の敵を撃つ場合のポイントは以下となります。
- 敵の正確な位置や距離を把握する
- 自分の武器や照準器の性能や特性を理解する
- 弾道や風向きなどの要素を考慮する
- 一発一発を大事に撃つ
- 撃った後はすぐに移動して位置を変える
⑤ 仲間との距離を取る
プレイ中は仲間と協力して戦闘することが多くあります。仲間と行動するときは、5〜10mは距離を取るようにしましょう。理由として以下が挙げられます。
- 敵から攻撃されたときの全滅のリスクを軽減できる
- 敵から見えにくくなり、火力分散できる
- 仲間同士で視界や射線を邪魔しない
- 仲間同士で連携しやすくなる
⑥ その他覚えておきたいこと
(1)コーナーを曲がるときは銃を構えた状態で曲がる
コーナーを曲がるときは銃を構えた状態で曲がる方が有利です。銃を構えた状態では、視界がズームされて敵が見やすくなります。また、銃口が常に前方を向いているため、敵に遭遇した場合でも素早く反応できます。
(2)落ちている武器や装備をスペースキーで拾う
敵や味方が落とした武器や装備は、拾って自分の装備に追加できます。これは、自分の武器や弾薬が不足した場合や、敵の装備を利用したい場合などに便利です。武器や装備を拾うには、拾いたいアイテムに近づき、スクリーン中央のマークが変わったら「スペース」キーを押しましょう。
マルチプレイで遊ぶには?
ARMA 3の魅力について紹介してきましたが、本ゲームでは他のプレイヤーと一緒に同じサーバーで遊ぶ「マルチプレイ」を楽しむ事ができます。たった一人で無数の敵と戦うのはとても心細いですが、仲間と一緒にプレイすればこんなに心強いことはありません。
マルチプレイをする為には「マルチサーバー」を用意する必要があります。この章では、マルチプレイに必要なマルチサーバーについて解説していきます。
マルチサーバーとは?
マルチサーバーは「マルチプレイ用のサーバー」のことで、マルチプレイをする場合に必要になります。マルチサーバーにログインしたプレイヤーが同じ世界を共有して一緒に遊べるようになります。
どのサーバーがおすすめ?
マルチサーバーを準備する方法は一般的に2つあります。
- 自分のパソコンをサーバーとして解放する
- レンタルサーバーを利用する
2種類の方法について、メリット・デメリットは以下の通りです。
サーバーの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自分のPC |
|
|
レンタルサーバー(VPS) |
|
|
人によって重視する箇所は異なりますが、一般的にはレンタルサーバーを利用する方法が最もデメリットが少なくて便利になります。特にVPS(仮想専用サーバー)タイプのレンタルサーバーは、1台丸ごとパソコンをレンタルするよりも費用を安く抑えられるので、VPSタイプのレンタルサーバーが特におすすめですよ。
ConoHa でマルチサーバーを立てる方法
VPSタイプのレンタルサーバーを提供している「ConoHa for GAME」のサービスを利用して ARMA 3のマルチサーバーを立ててみましょう。
ConoHa アカウントを作成する
「ConoHa for GAME」のサイトから「お申し込み」をクリックします。登録画面にメールアドレスとパスワードを入力して、「今すぐアカウント登録」を押してください。
ここで登録するパスワードは「ConoHaアカウント」のパスワードになります。
「今すぐアカウント登録」を押すと、登録メールアドレスに通知メールが届きます。このメールが届いたら ConoHa アカウントの作成は完了です。
イメージタイプを選ぶ
次にイメージタイプを選びます。サーバー追加画面で、「ARMA 3」を選んでください。選んだら右にある「次へ」のボタンを押します。
料金タイプ・プランを選ぶ
料金タイプは「長期割引パス」か「時間課金」のどちらかを選びます。
-
▶ 時間課金:
- 時間単位で課金されるため、試しにサーバーを立てる場合や短期間のご利用に最適です。
-
▶ 長期割引パス:
- 1ヶ月以上利用する場合、料金が割引になるこちらの方がお得です。
事前支払いになります。
- 1ヶ月以上利用する場合、料金が割引になるこちらの方がお得です。
プランについて、メモリ1GB以上のプランでご利用が可能です。
パスワードとネームタグを登録する
「root パスワード」と「ネームタグ」を指定します。
root パスワードは、英語大文字・英語小文字・数字・記号の4種を最低1文字ずつ使って、9~70文字になるようにします。
「rootパスワード」は、サーバーの root というユーザーのパスワードになります。後で必要になるため必ずメモをとってください。
※ 大文字・小文字を区別します。
「ネームタグ」は、サーバーの名前を表します。分かりやすい名前に変えておくと便利です。
入力が終わったら、画面右の「次へ」を押します。
お客様情報入力
自分の情報を入力します。画面の内容にそって入力してください。入力がおわれば画面右の「次へ」を押します。
本人確認の認証を行う
本人確認では「SMS認証」と「電話認証」の2種類が選べます。好きな方の認証を選んでクリックしてください。
-
▶ SMS認証:
- スマホでSMS(ショートメッセージサービス)が利用できる場合はこちらをご利用ください。SMSで認証コードが届きます。
-
▶ 電話認証:
- スマホを持っていない場合は、家の電話番号等を入力して電話認証を選んでください。電話がかかってきて自動音声のアナウンスが流れます。
認証コードを入力して認証を行います。
- スマホを持っていない場合は、家の電話番号等を入力して電話認証を選んでください。電話がかかってきて自動音声のアナウンスが流れます。
支払方法を登録する
支払方法は「クレジットカード」「ConoHaチャージ」「ConoHaカード」の3種類があります。利用したい支払方法を選んで入力してください。
ConoHaカードの購入はこちらから行えます。
入力が終わったら「お申し込み内容」を確認して、内容に問題がなければ「お申し込み」ボタンを押してください。サーバーの申し込みが完了します。
サーバーの情報を確認する
申し込み後、サービスの管理画面が表示されます。もし一度ログアウトした場合は、ConoHaの管理画面にログインすると、作成されたサーバーが表示されます。
サーバーページ、またはサーバーの詳細画面より、サーバーの「IPアドレス」をメモしてください(赤丸部分)。サーバーにアクセスする時に必要になります。
※IPアドレスは、0~255 の数字が “.”(ドット) をはさんで4つ並んだ形で表されます。
次に、サーバーにアクセス(接続)するときのパスワードを確認します。
サーバー名横にある「コンソール」をクリックしてコンソール画面を開きます。コンソール画面とはコマンドを入力する画面のことで、ここからサーバーに直接アクセスします。
もし時間が経った等の理由で画面が反応しなくなった場合は、右上の「×」を押して画面を閉じ、管理画面からコンソール画面を呼びだしてやり直してみてください。
コンソール画面で「Enter」キーを押すとログイン IDを入力するモードになります。
ここで「 root 」と入力して「Enter」キーを押します。
続いて root パスワードを入力します。ここでは、サービスの申し込み時に入力した root パスワード を入力します。
パスワードは入力しても画面には何も表示されません。文字は見えませんが入力はできていますので、入力が終わったら「Enter」キーを押します。
※大文字と小文字を間違えないように入力しましょう。
無事に root ユーザーでログインできたら、画面に以下の画像のようなメッセージが表示されます。「Welcome to the ARMA 3 server Image !」
このメッセージの下に、サーバーの IPアドレス とサーバーパスワード、Admin(管理者)パスワードが表示されているので、メモしておきましょう。
マルチサーバーにアクセスする
IPアドレスとパスワードが判明したら、ゲームからマルチサーバーにアクセスします。
-
ARMA 3アプリを起動しトップ画面が表示されたら、左サイドメニューの「サーバー」を選択後、画面右下の「直接接続」ボタンをクリック。
-
次のようなポップアップ画面の空欄に、サーバーのIPアドレスとパスワードを入力し「接続」ボタンをクリックします。(※ConoHa for GAME以外のサーバーを利用していて、パスワードを設定していない場合はパスワードの入力は不要です。)
サーバー名もしくはアドレス サーバーのIPアドレス
(コンソール画面で確認したIPアドレス)パスワード join password
(admin passwordではないので注意) -
少し待って次のようなゲームホーム画面が起動すればサーバー接続完了
この手順で無事にログインができ、ゲームが始まれば成功です。
サーバーへ接続できることを確認したら、一緒に遊ぶ友達などにサーバーのIPアドレスとパスワードを伝えて同様の手順でログインしてもらいましょう。
マルチプレイには ConoHa for GAME がおすすめ
「ConoHa for GAME」が特におすすめなのは以下の理由があります。
- ゲーム毎のイメージテンプレートが用意されているため、サーバーの構築が簡単ですぐに始められる!
- VPSタイプなので、サーバーを1台借りている時のように自由に設定をカスタマイズすることができ、かつレンタル料金は低価格!
- 24 時間稼働可能。ホストがログアウトしてもサーバーは稼働しているので、いつでも他のユーザーがアクセスして遊ぶことができる!
- マルチプレイゲーム専用のサービスのため、マルチプレイに十分なスペックのサーバーが用意されている。
「ConoHa for GAME」はゲームのマルチプレイに特化したサービスのため、オンラインゲームの導入実績が多く、対応しているイメージテンプレートも順次増えておりサポートも手厚く対応してもらえます。
初期費用がなく、時間単位で課金されるところも十分に魅力的です。初めてマルチサーバーの構築を検討している方はぜひ気軽に試していただきたい、おすすめのサービスです。
まとめ
チェコのBohemia Interactive社が開発したARMA 3は、現代戦をリアルに再現したミリタリーシミュレーターゲームです。
武器や装備、車両に至るまで実在のものを忠実に再現しており、戦闘シミュレーションとしてのリアリティと高い自由度が特徴です。他の FPS とは一線を画すハードコアなゲーム性で、エディターを使って自分でミッションを作成したり、仲間と一緒にマルチプレイを楽しんだりすることもできます。
ミリタリーゲームの最高峰と称されるARMA 3で、リアルな現代戦を体感してみませんか?
執筆:攻略大百科