【マイクラ】サーバーを守る、荒らし対策6選を紹介!

マインクラフトでは、マルチプレイ用のサーバーを使用して他のプレイヤーと共に遊ぶことができます。

せっかく作ったサーバーに悪意を持ったプレイヤーが混ざったり、建築物を破壊されるなど荒らされたりしないか心配になる人もいるのではないでしょうか。

しかし、荒らしは事前の対策によって、ある程度防ぐことができます。

この記事では、マイクラのマルチサーバーにおいてよくある荒らしと、荒らされにくくする対策について紹介します。より安心してマルチプレイを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

荒らしとは?

マインクラフトのマルチサーバーにおける荒らしとは、建築物を破壊するなど、他プレイヤーに迷惑をかける行為を意図的に行うことを指します。

荒らされてしまうと、ラグが頻発するなど様々な被害が発生し、快適にプレイできなくなる可能性があります。

快適なマルチサーバーを維持するため、荒らしへの対策は重要です。

荒らし行為の例

荒らし行為とは、具体的にどんなものがあるのでしょう。すべての荒らしが同様の行為を行うとは限りませんが、荒らし行為を見極める際に参考にしてみてください。

破壊/放火

他プレイヤーが建築した建物や装置を無断で破壊することは、最もよくある荒らし行為と言えるでしょう。

マグマや火打石と打ち金、またはTNTなどを利用して意図的に建築物や地形を破壊します。コマンドを実行する権限がある場合には、コマンドによる破壊行為も行われるようです。

破壊行為とは逆に、苗木や竹などを大量に植えて景観を乱すケースもあります。

プレイヤーへの攻撃

プレイヤー同士の戦闘を推奨していないサーバーにおいて、他の参加者を攻撃する荒らしも存在します。また、リスポーン地点付近で待ち構えたり、溶岩などを使用することでリスキルを行ったりする場合もあります。

アイテムを盗む

他プレイヤーが所持しているアイテムを無断で持ち去る行為も荒らしと言えます。チェストなどからアイテムを盗むことや、アイテムを手に入れるために他プレイヤーを倒す場合もあります。

不適切な建築/チャット

不適切な建築や、不必要な大量のチャットの送信などを行う荒らしも存在します。他プレイヤーを、破壊しにくいブロックや砂や砂利で囲み、身動きを取れなくする場合もあります。

荒らし対策の方法

荒らしに対しては、事前の設定によりある程度対策することができます。ここからは、事前にできる対策手段を6つ紹介します。

むやみにサーバーアドレスを公開しない

マインクラフトのサーバーでは、サーバーアドレスを知っているだけで参加できてしまう場合があります。サーバーアドレスを公開することで、不特定多数のプレイヤーとマルチプレイができますが、その分悪意のあるプレイヤーが入ってしまう可能性があります。

サーバーアドレスを共有する際は、できる限り誰でも見られるような場を避け参加者のみに共有するとよいでしょう。

また、荒らしはサーバーアドレスを総当たりで特定し参加してくる場合があるため、必ず他の対策も並行して行いましょう

オペレーター権限を付与しない

オペレーター権限(OP権限/管理者権限)を付与すると、該当のサーバーで管理者と同等のコマンドなどを使用できるようになります。オペレーター権限は信頼できる人のみに付与しましょう。

オペレーター権限を付与するコマンド

/op <プレイヤー名>

また、以下のコマンドで、オペレーター権限の剝奪を行えます。

オペレーター権限を剝奪するコマンド

/deop <プレイヤー名>

※これらのコマンドをサーバーコンソールにて実行する場合は、先頭の / は必要ありません。

オペレーター権限を荒らしが持っている場合、ワールドの設定などにかかわるコマンドを使用できるようになり、無関係なプレイヤーの追放が起こることや、サーバーを勝手に終了させられてしまうことがあります。反対に、信頼できる人にオペレーター権限を付与することで共にサーバーの管理を行うこともできます。

ホワイトリストを設定する

ホワイトリストは、オンにすることでリストに記載されたプレイヤーのみをサーバーに入れることができるようにする機能です。記載されていないプレイヤーは、IPアドレスなどを知っていても入ることができません。

信頼できる人だけをホワイトリストに追加することで、ほぼ全ての荒らしを対策できるとも言えるほど重要なため、限られた人数で遊ぶサーバーの場合はぜひ使用しましょう。

逆に不特定多数がプレイするワールドでは、ホワイトリストをオンにすると新たなプレイヤーが入れなくなってしまうため注意が必要です。

ホワイトリストをオンにする方法

ホワイトリストを使用するためには、まずそのサーバーでホワイトリストを有効にする必要があります。

ホワイトリストを有効にするコマンド

/whitelist on

上記のコマンドを使用することでホワイトリストを有効にすることができます。

ホワイトリストを無効にするコマンド

/whitelist off

コマンドの末尾をoffに変えることで、ホワイトリストを無効にするコマンドになります。

OP権限を持っている場合は、ワールドに入っている際にチャット欄からコマンドを実行するとホワイトリストが有効か無効かを切り替えることができます。

※これらのコマンドをサーバーコンソールにて実行する場合は、先頭の / は必要ありません。

ホワイトリストが有効になっている状態でホワイトリストに誰も追加していないと、誰もワールドに参加できません。プレイヤーをワールドに参加させたい場合は、ホワイトリストにプレイヤーを追加するか、一時的にホワイトリストを無効にする必要があります。

ホワイトリストにプレイヤーを追加する方法

ホワイトリストにプレイヤーを追加するコマンド

/whitelist add <プレイヤーID>

上記のコマンドを実行することでホワイトリストにプレイヤーを追加することができます。

ホワイトリストを確認する方法

/whitelist list

また、上記のコマンドを使用することでホワイトリストに追加されているプレイヤーを確認できます。

ゲームルールを設定する

マイクラ内のコマンドを利用し、ゲームルールを変更することで荒らしの対策ができることがあります。コマンドで簡単に設定できる反面、コマンドを使用していないサバイバルとは細部が異なってしまう点には注意が必要です。

doFireTick

doFireTickは、炎が燃え広がるかどうかを設定できるゲームルールであり、デフォルトではtrueに設定されています。falseに変更することで炎が燃え広がらなくなり、炎が自動で消えることもなくなります。

炎が延焼しなくなるコマンド

/gamerule doFireTick false

炎の延焼が起きないことにより、マグマや火打石で木造の建物を燃やす荒らしへの対策ができます。

mobGriefing

mobGriefingは、Mobがブロックを破壊することや、アイテムを拾うことができるかどうかを設定するゲームルールです。デフォルトではtrueに設定されています。この設定をfalseにすることで、クリーパーやガストなどが地形を破壊することがなくなります。

Mobがブロック破壊をできなくするコマンド

/gamerule mobGriefing false

Mobが地形破壊をできなくすることで、クリーパーやガストを誘導して破壊を行う荒らしへの対策をすることができます。

ただし、村人がアイテムを拾わなくなるため増えなくなることや、ドラウンドなどがカメの卵へと向かわなくなるため一部のトラップが動作しなくなるなどの影響が起こります。必要があるときにはtrueに設定しなおしましょう。

keepInventory

keepInventoryは、プレイヤーが死亡した際に、インベントリの中身を保持するかどうかを設定できるゲームルールです。デフォルトではfalseであり、死亡すると持っていたアイテムや経験値をその場にドロップする状態です。trueに変更することで死んでしまった際にアイテムや経験値をドロップしなくなり、リスポーン後も引き継ぐことができます。

キープインベントリを有効にするコマンド

/gamerule keepInventory true

キープインベントリを有効にすることで、主にアイテムの盗難を行う荒らしへの対策になります。

この設定によりアイテムをロストする可能性が低くなるため、ゲームの難易度が変わってしまう場合があることには注意が必要です。

tntExplodes(統合版)

tntExplodesは、統合版限定のゲームルールであり、TNTが爆発するかどうかを設定できます。

falseに設定することで、火打石で着火してもTNTは爆発せず、他のブロックのように火が付きます。レッドストーン信号を送っても反応しなくなります。

TNTが爆発しなくなるコマンド

/gamerule tntExplodes false

TNTを爆発しない設定にすることで、TNTによる破壊を行う荒らしへの対策ができます。

pvp(統合版)

pvpは統合版限定のゲームルールであり、pvpをおこなえるかどうかを設定できます。

デフォルトではtrueであり、falseにすることによりプレイヤー同士で直接的なダメージを与えることができなくなります。

pvpをできないようにするコマンド

/gamerule pvp false

pvpができない設定にすることで、プレイヤーに攻撃を行う荒らしへの対策になります。ただし、マグマやMobの流れ弾などで間接的にダメージを与えることは可能です。

pvpをゲームルールコマンドで変えられるのは統合版のみですが、Java版でもserver.propertiesのpvpの項目をfalseに変更することでpvpをオフにできます。

バックアップを保存

荒らし対策として、プレイデータのバックアップを保存しておくという方法があります。プレイデータのバックアップをこまめに保存するのは少々手間がかかる作業ですが、荒らしに限らず万が一の時にデータを復旧できるため、重要な進捗があったときだけでも保存しておくと安心です。

自宅サーバーの場合は、サーバーを止めた状態でserver.jarやbedrock_server.exeが保存されているフォルダのデータをコピーし、別のフォルダにペーストして保存しておくことでバックアップを取ることができます。

荒らし対策プラグインを導入(Java版)

Java版では、Spigotサーバーを建てることで、サーバーにプラグインを導入することができます。プラグインの種類は様々なものがありますが、荒らし対策用のプラグインも存在します。多くの人に公開するサーバーを建てる場合には、できる限り荒らし対策のプラグインを入れておくとよいでしょう。

ConoHa for GAMEでは、Minecraft Spigotゲームテンプレートとして、Spigotがインストール済みのテンプレートが用意されているため、より簡単にプラグインを導入できます。

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荒らされてしまったときは?

細心の注意を払っていても、荒らしの被害にあってしまう可能性はゼロとは言えません。もしワールドを荒らされてしまった場合に取ることができる対処方法を紹介します。

荒らしを追放する

いくつかの手段を使って、荒らしを行ったプレイヤーをサーバーから追放することができます。再度そのサーバーに入ることができなくなる手段が含まれるため、違うプレイヤーを追放しないように注意しましょう。

荒らしをキックする

kickコマンドを荒らしプレイヤーに対して使用することで、サーバーへの接続を強制的に切ることができます。コマンドの後ろにメッセージを書き込むことで、対象のプレイヤーの画面にメッセージを表示することもできます。上の画像では「このサーバーでは荒らしが禁止です!」と入力しています。

プレイヤーをキックするコマンド

/kick <プレイヤーID> <送信したいメッセージ>

一次的にサーバーから切断させることができますが、再度参加することができるため抑止力が高いとはいえません。何度もキックしても荒らしをやめない場合は、他の追放手段を使いましょう。

ホワイトリストから除外する

ホワイトリストを使用しているサーバーで荒らしが発生した場合は、荒らしをしたプレイヤーをホワイトリストから除外することで、そのプレイヤーがワールドに再度参加することができなくなります。

ホワイトリストからプレイヤーを除外するコマンド

/whitelist remove <プレイヤーID>

上記のコマンドを実行することでホワイトリストからプレイヤーを除外できます。ホワイトリストから除外されたプレイヤーは、再度ホワイトリストに追加されるか、ホワイトリストがオフになるまでそのサーバーに入ることができなくなります。

荒らしをBANする(Java版)

Java版限定のコマンドになりますが、banコマンドを使用することで悪意あるプレイヤーを永久に追放することができます。

プレイヤーをBANするコマンド

/ban <プレイヤーID>

上記のコマンドを実行することで、そのプレイヤーがサーバーに参加することができなくなります。

プレイヤーのBANを解除するコマンド

/pardon <プレイヤーID>

上記のコマンドを使用することで、プレイヤーのBAN状態を解除することができます。BAN状態が解除されると、再びサーバーに入ることができるようになります。

バックアップを復元

プレイデータのバックアップが保存されている場合は、荒らしが発生する前に保存したバックアップデータを復元してゲームを再開しましょう。自宅サーバーを使用している場合は、保存してあるバックアップデータを、再度サーバーが保存されているフォルダへとコピーすることで復元できます。プラグインなどでデータの巻き戻しをできる場合はそちらも活用して復旧しましょう。

バックアップデータの作成時点から荒らしが発生するまでの間のデータは失われてしまいますが、それ以前のデータを取り戻すことができます。

荒らし対策についてのまとめ

マインクラフトのマルチプレイサーバーで、荒らしへの対策をどのように行うのかを紹介しました。サーバーの設定や環境を整えることで、多くの荒らしを未然に防ぐことができます。

※マルチプレイにはマルチサーバーが必要となります。

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荒らし対策はConoHa for GAMEだと簡単

ConoHa for GAMEでは、マインクラフトのサーバー管理のための機能であるMinecraft managerが用意されています。Minecraft managerを使用することで、コマンドなどを覚えきれなくとも本記事で紹介した荒らし対策を簡単に行えます。

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もちろん、マイクラやマルチプレイに慣れている方でも、設定項目やテンプレートを生かしてワールドを自由にカスタマイズして楽しむことができます。

本記事では悪意を持った荒らしについて取り上げましたが、マインクラフトプレイヤーは荒らしを行わずに楽しむプレイヤーがほとんどです。ぜひマルチプレイサーバーを活用して、様々なプレイヤーと交流してみてください。

執筆:攻略大百科