【WordPressの行間】を変更する方法!改行・段落の違いや、CSS編集までを徹底解説

WordPressの行間を変更する方法について解説します。

行間を最適化して読みやすい文章を作ることは、ユーザビリティの改善などさまざまなメリットがあります。

「行間が広くて、なんか読みにくいな…」
「行間が狭くて、ゴチャゴチャしている…」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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行間を最適化すると、アクセス・収益が改善する!

WordPressの行間を調整するとどんないいことがあるんでしょうか?

ここでは行間を最適化するメリットについて解説します。

行間の違いによる読みやすさの違い

まずは下記の3つの文章を見比べてみてください。

この3つのうち、どの文章が見やすいですか?

もちろん人によって感じ方は違うと思いますが、多くの方はBの文章が読みやすいと感じるはずです。

Aの文章は行間が空きすぎていて、間延びして見えます。

スクロール量も多くなるので、操作性も悪くなりますよね。

逆にCの文章は行間が狭すぎて、ゴチャゴチャして見えます。

ゴチャゴチャしていると読み手はストレスを感じ、途中離脱が増えてしまいます。

行間を最適化すると、アクセス・収益が改善する

つまり、行間を最適化することによるメリットは下記のとおりです。

  • 文章が読みやすくなる
  • 最後まで読んでもらえるようになる
  • 離脱率が下がる

ちょうどいい行間の文章は読みやすいため、読者の利便性(ユーザビリティ)が改善するということですね。

結果的にSEO的な好影響(検索順位が上がるなど)が期待できるので、アクセスや収益が増えることにもつながります。

行間の最適化は、メリットがたくさんあるのですね。

WordPressの改行と段落の違いとは?

WordPressの行間を設定し、最適な行間にするには「改行」と「段落」の違いを理解しておく必要があります。

改行とは?

改行とは下記図のように余白を大きく空けずに行を変えることを指します。

行と行の間の余白は「行の高さ(line-height)」で調整することになります(後述)。

ちなみに、改行は「Shift + Enter」で作ることができます。HTMLタグの場合は<br />を挿入します。

段落とは?

段落とは下記図のように余白を大きくとって行を変えることを指します。

段落と段落の間の余白は「マージン(margin)」または「パディング(padding)」で調整することになります(後述)。

ちなみに、段落は「Enter」で作ることができます。HTMLタグの場合は<p></p>で挟むことで、段落を作ることができます。

改行と段落についての詳細は、下記の記事にくわしく解説しています。

WordPressで改行・段落を作る方法!画像付きで徹底解説

  • WordPressの使い方/操作方法

行間には3つの設定要素がある!

WordPressの行間を設定するには、以下の3つ設定要素があります。

実際の手順を説明する前に、それぞれの要素を理解しておきましょう。

  • marginまたはpaddingの設定
  • 行の高さ(line-height)の設定
  • スペーサーブロックの挿入

marginまたはpaddingの設定

段落と段落の間の余白はCSSの「margin(マージン)」または「padding(パディング)」の値を変更することで調整できます。

marginの具体的な設定方法はこちらで解説しています。

行の高さ(line-height)の設定

行の高さ(行と行の間の余白)はCSSの「line-height」の値を変更することで調整できます。

line-heightの具体的な設定方法はこちらで解説しています。

スペーサーブロックの挿入

WordPressの新エディターであるブロックエディター(Gutenberg)では、

スペーサーブロック(余白用のブロック)を入れることで、行間を調整することも可能です。

ただし、スペーサーブロックはあくまででイレギュラーとして要所要所で使用することをおすすめします。

通常はCSSで行の高さとマージンを調整し、サイト全体に設定がかかるようにしましょう。

実際にWordPressで行間を設定してみよう!

この章では実際にWordPressの行間を調整する方法を紹介いたします。

  • ※スタイルシート(style.css)を編集する場合は、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
  • ※また、できれば子テーマを編集することをおすすめします。
  • CSSで「マージン」を設定する
  • CSSで「行の高さ」を設定する
  • 「スペーサー」ブロックを挿入する

CSSで「マージン」を設定する

マージン」(margin、段落と段落の間の余白)を設定する方法です。

まずはWordPressダッシュボードの「外観」→「テーマエディター」へ進んでください。

スタイルシート(style.css)を開きます。

下記のCSSをコピペしてください。

        /** 記事本文内のマージンを調整 */
        .content p {
            margin-bottom: 1.4em;
        }

1.4em ~ 1.6em前後が読みやすいおすすめのマージンです。

より段落間の幅を広く空けたい場合は数字を大きく、より幅を詰めたい場合は数字を小さくしてください。

CSSで「行の高さ」を設定する

行の高さ」(line-height、行と行の間の余白)を設定する方法です。

前述のCSSを下記のように変更します。

        /** 記事本文内の行の高さを調整 */
        .content p {
            margin-top: 0;
            margin-bottom: 1.4em;
            line-height: 160%;
        }

150% ~ 180%が読みやすいおすすめの行の高さです。

より行間を広く空けたい場合は数字を大きく、より行間を詰めたい場合は数字を小さくしてください。

「スペーサー」ブロックを挿入する

本文内に単発で空白を入れたい場合は、「スペーサー」ブロックを利用します。

  • ※これはWordPressの新エディターであるブロックエディター(Gutenberg)の機能です。

WordPressダッシュボードから記事編集画面を開いてください。

ブロックの選択で「スペーサー」を押下します。

見つからない場合は左メニューから探すか、「スペーサー」で検索してください。

スペーサーのブロックが挿入されました。

スペーサーの幅が広すぎる(または狭すぎる)場合は、HTML編集で高さを変えることもできます。

WordPressの行間を変更する方法まとめ

今回はWordPressの行間を変更する方法について紹介しました。

行間の設定方法は下記3パターンあります。

  • CSSで「マージン」を設定する
  • CSSで「行の高さ」を設定する
  • 「スペーサー」ブロックを挿入する

最適な行間を設定することができれば、ユーザビリティを改善し、結果的にサイトのアクセスや収益を改善することにもつながります。

今回の内容を参考に、ぜひWordPressにカスタムを加えてみてください。

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