法人向けレンタルサーバー16選を徹底比較!選び方のポイントも

法人向けのレンタルサーバーに求められる要素には、稼働の安定性やセキュリティの高さなどさまざまなものがあります。

しかし、レンタルサーバーには多種多様な選択肢があり、どのレンタルサーバーが最適なのか判断するのは簡単ではありません。

本記事では、法人向けレンタルサーバーを徹底比較し、それぞれの特長やメリットをくわしく解説します。

また、法人向けレンタルサーバーの基礎知識から、選び方のポイントまで解説しますので、最適なレンタルサーバー選びの参考にしてください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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法人向けレンタルサーバーの比較一覧表

法人向けレンタルサーバーはたくさん存在しますが、特におすすめのものを16個ピックアップしました。

それぞれの料金(税込)と主なスペックの比較一覧表は下記のとおりです。

レンタルサーバー 初期費用 月額 稼働率 容量 転送量 サーバー種
ConoHa WING ビジネスプラン 無料 1,452円~ 99.99%以上 300GB~ 無制限 共用
ヘテムル 無料 1,925円 99.99% 500GB 40TB/月 共用
iCLUSTA+ 5,500円 1,027円~ 99.919%※1 300GB~ 無制限 共用
Xserver Business 16,500円 4,180円~ 99.99%以上 300GB~ 無制限 共用/VPS/専用
さくらのレンタルサーバ 無料 2,420円~ 99.99%以上 600GB~ 無制限 共用
ロリポップ! 無料 990円~ 99.99% 500GB~ 無制限 共用
KAGOYA 無料 1,485円~ 99.999% 380GB~ 無制限 VPS/専用
お名前.comレンタルサーバー 無料 1,078円 99.99% 400GB 無制限 共用
CPI 無料 4,840円 非公開 500GB 無制限 共用
wpX Speed 無料 1,320円~ 非公開 200GB~ 13.5TB~ クラウド
ABLENET レンタルサーバー 無料 830円~ 非公開 300GB~ 無制限 共用
シン・レンタルサーバー 無料 880円~ 非公開 300GB~ 無制限 共用
mixhost 無料 1,980円~ 99.99%保証 無制限 無制限 クラウド
スマイルサーバー 無料 3,410円~ 99.998% 400GB 非公開 共用
WebARENA 3,300円~ 1,997円~ 99.99% 300GB 無制限 共用/VPS/専用
VALUE SERVER 3,300円 2,112円 非公開 800GB 非公開 共用
  • ※1:2024年4月時点

ConoHa WING ビジネスプラン

ビジネスプラン|レンタルサーバーならConoHa WING

ConoHa WINGビジネスプランは、GMOインターネットグループ社が運営するレンタルサーバー「ConoHa WING」のビジネスプランです(共用サーバー)。

1契約毎にメモリ・vCPU(仮想CPU)が割り当てられるため、他のユーザーの利用状況による影響が少なく、法人向けに安定したサーバー環境を提供します。

ConoHa WINGビジネスプランの特徴
  • 他ユーザーの利用状況による影響が少なく、安定したサーバー環境を提供
  • 急激なアクセス増加にも自動で対応(自動スケールアップ)
  • AI記事生成ツール「Blog Creator」を利用可能(別料金)

ConoHa WINGビジネスプランには3種類の料金プランがあり、料金体系は通常(時間単位で課金される)とWINGパック(長期利用割引サービス)の2種類があります。

WINGパックを利用すると独自ドメインが2つ永久無料になり料金も割安です。

下記にWINGパックを利用した際の料金(税込)とスペックの一覧を掲載します。

料金プラン Bizライト Bizスタンダード Bizアドバンス
初期費用 無料
月額※1 1,452円 3,086円 6,171円
稼働率 99.99%以上
CPU/メモリ 2コア/1GB 3コア/2GB 4コア/4GB
ストレージ容量 300GB(SSD)B 400GB 500GB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 過去14日分を自動でバックアップ
メール機能 メールアドレス無制限、迷惑メールフィルター/ウィルスチェック装備
セキュリティ機能 無料独自SSL、オプション独自SSL(有料)、WAF、脆弱性診断など
サポート体制 メール(24時間受付)、電話(平日10:00~18:00)、チャット(平日10:00~18:00)
その他 独自ドメイン2つが永久無料
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

ヘテムル

レンタルサーバー|超高速オールSSDのヘテムル

ヘテムルは、GMOペパボ社が運営する中規模~大規模なWebサイトや法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

分離型サーバー(WEBサーバー、データベースサーバー、メールサーバーを分離)を採用し、急激な大量アクセスで高負荷が発生しても、互いのトラフィックに影響を与えません。

ヘテムルの特徴
  • 高速化を追求し、低価格で豊富な機能を提供
  • 分離型サーバーの採用で、Web・データベース・メールが安定動作
  • サーバー速度満足度、 選定時の安心度でNo.1を獲得

ヘテムルの料金プランは1種類。料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

初期費用 無料
月額※1 1,925円
稼働率 99.99%
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 500GB(オールSSD)
転送量 40TB/月(1日あたり1.3TBまで)
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ Web・メール(7日間)、データベース(14日間)を自動でバックアップ
  • ※復元(データの提供)は有料
  • ※任意のタイミングでバックアップ/復元できるバックアップオプションあり(有料)
メール機能 メールアドレス無制限、スパムフィルタ/ウィルスチェック装備
セキュリティ機能 無料独自SSL、独自SSLオプション、WAF、海外アタックガードなど
サポート体制 メールサポート、電話サポート(平日 10:00~18:00)
その他 -
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

iCLUSTA+

法人向けレンタルサーバー|GMOクラウドのiCLUSTA+

iCLUSTA+(アイクラスタプラス)は、GMOグローバルサイン・ホールディングス社が運営する法人向けのレンタルサーバーです。

安定稼働と高速処理を重視して設計され、クラスタ技術(複数台のサーバー群で分散処理をおこなう)を採用することで、安定したサーバー環境を実現しています。

iCLUSTA+の特徴
  • クラスタ技術を採用し安定したサーバー環境を実現
  • 信頼性向上のために豊富なセキュリティ対策機能を搭載
  • ただし、バックアップは有料オプション

iCLUSTA+の料金プランは3種類(ミニ/レギュラー/プロ)。各プランの料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン ミニ レギュラー プロ
初期費用 5,500円
  • ※24/36か月契約の場合は0円
月額※1 1,027円 1,551円 2,598円
稼働率 100%
  • (※2024年4月は99.919%)
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 300GB 500GB 750GB
転送量 無制限
マルチドメイン 61個 91個 121個
データベース数 無制限
自動バックアップ※2 770円 1,100円 1,540円
メール機能 メールアドレス無制限、迷惑フィルター/メールウィルス除去サービス装備
セキュリティ機能 独自SSL(アルファSSL)、IPS、海外Webアクセス制限、GMOサイバー攻撃ネットde診断
サポート体制 メール、電話サポート(年中無休、ただし定休日を除く)
その他 30日間全額返金保証
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額(税込)
  • ※2:有料オプション/別のデータセンターへ7世代までバックアップ

Xserver Business

法人・企業様のニーズに特化したレンタルサーバー【Xserverビジネス】

Xserver Businessは、エックスサーバー社が運営する、アクセス耐性表示速度を追求した法人向けのレンタルサーバーです。

ビジネスに必要なものはすべて標準完備しており、ホームページ制作サービスや各種サーバー設定代行なども無料で利用できます。

Xserver Businessの特徴
  • アクセス耐性と表示速度を追求した設計
  • ビジネスに必要なものを標準完備(ホームページ制作、サーバー設定代行も無料)
  • サーバーの種類を3つのタイプ(共用/VPS/専用サーバー)から選べる

下記に、コスパの高い共有サーバータイプの料金プラン(税込)とスペックの一覧表を掲載します。

料金プラン スタンダート プレミアム エンタープライズ
初期費用 16,500円
月額※1 4,180円 8,360円 12,540円
稼働率 99.99%以上
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 300GB(NVMe) 400GB(NVMe) 500GB(NVMe)
転送量 制限なし
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 過去14日分を自動バックアップ
メール機能 メールアカウントは無制限、アンチウィルス/スパムフィルター(標準/高性能)を搭載
セキュリティ機能 無料独自SSL、オプション独自SSL(有料)、ログイン試行回数制限、国外IPアドレスからのアクセス制限、大量コメント・トラックバック制限など
サポート体制 メールサポート、電話サポート、各種設定代行(毎月5回まで無料/スタンダードは3回まで)
その他 独自ドメイン永久無料(2個)
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額(税込)

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバ | 高速・安定WordPressなら!無料2週間お試し

さくらのレンタルサーバは、さくらインターネット社が運営する、個人&法人向けレンタルサーバーです(共用サーバー)。

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)サービスを標準装備することで、Webサイトの高速・安定化を図り、快適なアクセス環境を提供します。

また、Webサイトに必要な機能が充実し、バックアップ&ステージング機能により、確認用のテストサイトも簡単に作成可能です。

さくらのレンタルサーバの特徴
  • CDNサービスを標準装備(Webサイトを高速・安定化)
  • バックアップ&ステージング機能でテスト環境を簡単に作成

さくらのレンタルサーバは個人向けプランが2種類(ライト/スタンダード)、法人向けプランが2種類(ビジネス/ビジネスプロ)用意されています。

さらに安定性・セキュリティを重視した専用プラン(スモール/ミディアム/ラージ)もあります。

ここでは、一般的な法人向けプランの料金(税込)とスペックの一覧を掲載します。

料金プラン ビジネス ビジネスプロ
初期費用 無料
月額※1 2,420円 4,400円
稼働率 99.99%以上
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 600GB(SSD) 900GB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 400個 500個
データベース数 MySQL:200個 MySQL:400個
自動バックアップ 8世代の自動バックアップ
メール機能 メールアドレス無制限、迷惑メールフィルタ(簡易/高精度)を装備
セキュリティ機能 共用SSL、無料SSL、独自SSL、WAF、改ざん検知、国外IPアドレスフィルタ
サポート体制 メール、チャット、電話(コールバック予約)
その他 -
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

ロリポップ!

ロリポップ!レンタルサーバー|WordPressの表示速度No.1

ロリポップ!は、GMOペパボ社が運営する低価格の個人&法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

低価格帯でありながら機能とサポート体制が充実(メール返信24時間以内、チャット、電話)し、初心者でも安心して利用できます。

ロリポップ!の特徴
  • 低価格帯でありながら機能とサポート体制が充実
  • 12カ月以上の契約で独自ドメインが永久無料(ハイスピード/エンタプライズプラン)

料金プランは格安プランを含めて5つ用意されていますが、法人向けとしては、大量アクセスや自動バックアップに対応した、下記2つのプラン(税込)が適しています。

料金プラン ハイスピード エンタープライズ
初期費用 無料
月額※1 990円 2,365円
稼働率 99.99%
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 500GB(SSD) 1.2TB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ あり
  • ※7世代バックアップは有料オプション(エンタープライズは無料)
メール機能 メールアドレス無制限、ウィルスチェック搭載
セキュリティ機能 独自SSL、無料独自SSL、WAF、海外アタックガードなど
サポート体制 メール(24時間以内に返信)、チャット、電話
その他 12カ月以上の契約で、独自ドメイン永久無料
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

KAGOYA

レンタルサーバー | 安定×高速×セキュリティを追求したWEB制作環境| クラウドとレンタルサーバーの KAGOYA

KAGOYAは、カゴヤ・ジャパン社が運営する法人向けのレンタルサーバーです。

サーバーを1台専有(VPSまたは専用サーバー)することで、一般的なレンタルサーバー(共有サーバー)より、高いセキュリティとパフォーマンスを提供します。

KAGOYAの特徴
  • サーバー稼働率は業界トップクラスの99.999%
  • サーバーを1台専有することで、高いセキュリティとパフォーマンスを提供
  • 25年の運用実績で多くの企業・Web制作会社に選ばれている

料金プランはライト・ベーシック・ハイエンドの3つがあり、ライト・ベーシックはCPUのコア数とメモリ容量の違いで料金が異なります。

各プランの料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン ライト ベーシック ハイエンド
初期費用 無料 無料 165,000円
月額※1 1,485円(1コア/4GB)
4,950円(2コア/8GB)
9,900円(4コア/16GB)
16,335円(4コア/16GB)
25,740円(8コア/16GB)
31,680円(12コア/32GB)
39,600円(16コア/32GB)
稼働率 99.999%
CPU/メモリ 月額欄を参照
ストレージ容量 300GB
+メール80GB
500GB
+メール80GB
1TB
+メール80GB
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 10GBまで無料で自動バックアップ(Lite)
  • ※10GMBを超えるバックアップ(Pro)は有料オプション
メール機能 メールアドレスは無制限、ウィルスチェック/迷惑メールフィルター搭載
セキュリティ機能 共有SSL、無料SSL、IPS、WAF
サポート体制 メール、電話(平日 10:00~17:00)、チャット、訪問サポート(有料)
その他 独自ドメイン1個無料
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

お名前.comレンタルサーバー

お名前.com レンタルサーバー |使いやすさと高機能の両立を実現

お名前.comレンタルサーバーは、GMOインターネットグループ社が運営する、低価格帯でも高速&安定のレンタルサーバーです(共用サーバー)。

プロの専任スタッフが、24時間365日無料で電話サポートをおこなっているため、法人向けとしても安心して利用できます。

また、管理画面で収容サーバーの混雑状況を確認することが可能で、混雑していれば快適なサーバーへ移動することができます(常に快適なサーバー環境を利用できる)。

お名前.comレンタルサーバーの特徴
  • プロの専任スタッフが、24時間365日無料で電話サポート
  • サーバーの混雑状況によって収容サーバーの変更が可能
  • ブログ記事生成AIを利用可能

料金プランは1種類のみ。下記に料金(税込)と主なスペックの一覧を掲載します。

初期費用 無料
月額※1 1,078円
稼働率 99.99%
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 400GB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 14日間無料
メール機能 メールアカウント数無制限、迷惑メールフィルター/ウィルスチェック搭載
セキュリティ機能 SSL、WAF、SiteLock(悪意あるコードやマルウェアを自動で検知&駆除)、アクセス制限
サポート体制 メール、電話サポート(24時間365日)
その他 独自ドメイン無料(対象ドメインなら永久無料)
収容サーバーの変更が可能※2
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額(税込)
  • ※2:収容サーバーの混雑状況を確認し、混雑していれば快適なサーバーへの移動が可能

CPI

共用レンタルサーバー | レンタルサーバーならCPI

CPI(シーピーアイ)は、KDDIグループが運営する法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

Web・メール・バックアップのリスク分散構成により、負荷を分散しトラブルを最小限に抑えることで、ビジネスに集中できる高安定なサーバー環境を提供します。

CPIの特徴
  • KDDIのメールシステムを採用し、高品質のメール運用が可能
  • 導入前からテクニカルな内容まで、専任スタッフがサポート
  • 自動バックアップ・テスト環境を標準提供

料金プランはシェアードプラン(ビジネススタンダード)の1種類。料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

初期費用 無料
月額※1 4,840円
稼働率 非公開
  • ※SLA(品質保証制度)で稼働率100%を保証
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 Web、データベース:300GB(SDD)
メール:200GB
転送量 無制限
マルチドメイン 10個まで
データベース数 5個まで
自動バックアップ 30世代まで自動バックアップ
  • ※テスト環境を標準装備(SmartRelease機能搭載)
メール機能 メールアカウントは無制限(メール容量まで)、スパム・ウィルスチェック搭載
セキュリティ機能 SSL証明書(1枚無料)、WAF
サポート体制 メールサポートのみ
  • ※24時間365日 TEL&メールサポートオプションあり(有料)
その他 -
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

wpX Speed

国内最速レンタルサーバーをはじめ多彩なサービスがつかえる【wpX】

wpX Speed(ダブリュピーエックス・スピード)は、シンクラウド社が運営するWordPress専用のクラウド型レンタルサーバーです(2024年2月にエックスサーバー社から移管)。

WordPressサイトをキャッシュなしで高速化する専用の高速・安定化機能など、WordPressの運営に最適化され、法人向けにも適しています。

wpX Speedの特徴
  • WordPress専用のクラウドサーバー(WordPressに最適化)
  • アカウントごとにサーバーリソース確保(安定稼働)
  • 急なアクセス増にも自動でプラン変更が可能(オートスケール機能)

料金プランは、Webサイトの規模やアクセス状況に合わせた柔軟なプランが用意されています(W1~W7)。

料金体系は時間単位で課金されるしくみですが、1カ月の上限金額が設定されているため、月額性と同じ感覚で利用できます。

wpX Speedの料金(税込)プランと主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン W1 W2 W3 W4~W5
初期費用 無料
月額 最大1,320円 最大2,640円 最大5,280円 最大11,000~88,000円
稼働率 非公開
CPU/メモリ 2コア/2GB 3コア/4GB 4コア/8GB 5コア/12GB~12コア/56GB
ストレージ容量 200GB(NVMe) 300GB(NVMe) 400GB(NVMe) 500GB~1TB(NVMe)
転送量 13.5TB 18.0TB 22.5TB 30~60TB
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 過去7日分自動バックアップ
メール機能 メールアカウント無制限
セキュリティ機能 無料独自SSL、WAF、国外IPアドレスからのアクセス制限、ログイン試行回数制限、大量コメント・トラックバック制限
サポート体制 メール(24時間受付)
電話(平日の 10:00~18:00)
その他 -

ABLENET レンタルサーバー

ABLENET® レンタルサーバー|さらに高速な共用サーバー

ABLENET レンタルサーバー(エイブルネット・レンタルサーバー)は、K&K社が運営する個人&法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

インターネット回線は大手3社(OPTAGE/IDCFrontier/NTT Communications)に接続しているため、1社だけに依存せずに、安定的な接続環境を提供します。

ABLENET レンタルサーバーの特徴
  • バックボーンは国内最大級(安定的な接続環境を提供)
  • WordPress高速化、自動バックアップ、SSH※1などが追加料金なして利用可能
  • ※1:サーバーにログインしてコマンドの実行が可能

料金プランは3種類(ライト・スタンダード・プレミアム)。各プランの料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン ライト スタンダード プレミアム
初期費用 無料
月額※2 830円~ 1,320円~ 3,170円~
稼働率 非公開
CPU/メモリ 6コア/8GB 8コア/12GB 10コア/16GB
ストレージ容量 300GB(SSD) 400GB(SSD) 500GB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 14日間自動バックアップ(Acronis Backup)
メール機能 メールアカウント無制限、スパムフィルタ/アンチウィルス搭載
セキュリティ機能 無料SSL、WAF
サポート体制 メールサポートのみ
その他 30日返金保証(サービスにご満足いただけない場合、30日以内なら返金対応が可能)
  • ※2:年額料金を月額に換算

シン・レンタルサーバー

新世代レンタルサーバー【シンレンタルサーバー】

シンレンタルサーバーは、シンクラウド社が運営する個人&法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

国内シェアトップクラスの「エックスサーバー」のシステムをベースとして設計され、最新技術を積極的に導入することで、コスパと革新性に優れたサービスを提供しています。

シンレンタルサーバーの特徴
  • エックスサーバーのシステムをベースとして設計
  • 新機能の迅速な導入により、コスパと革新性に優れたサービス

料金プランは3つ(ベーシック・スタンダート・プレミアム)、各プランの料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

  • ※他にもリソースを保証するビジネスプランがあります。
料金プラン ベーシック スタンダード プレミアム
初期費用 無料
月額※1 880円 1,780円 3,560円
稼働率 非公開
CPU/メモリ 6コア/8GB 8コア/12GB 10コア/16GB
ストレージ容量 300GB(NVMe) 400GB(NVMe) 500GB(NVMe)
転送量 無制限
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 過去14日分のデータを保存
メール機能 メールアカウント無制限、アンチウィルス/スパムフィルタ搭載
セキュリティ機能 無料独自SSL、オプション独自SSL(有料)、WAF、、ログイン試行回数制限、国外IPアドレスからのアクセス制限、大量コメント・トラックバック制限、セコムセキュリティ診断
サポート体制 メール(24時間以内に対応)、電話サポート(土日祝を除く)
その他 独自ドメイン永久無料
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

mixhost

WordPressにおすすめ!レンタルサーバー|mixhost (ミックスホスト)

mixhost(ミックスホスト)は、アズポケット社が運営する個人&法人向けのレンタルサーバーです(クラウドサーバー)。

複数のサーバーで多重化されたクラウドサーバーを使用することで、万が一サーバーが故障しても、他のサーバーに自動的に切り替わり、安定したWebサイト運営ができます。

mixhostの特徴
  • クラウドサーバーで安定したサーバー環境を提供
  • テスト用のWordPressサイトを作成し、ワンクリックで本番反映が可能(Webサイトの複製も可)
  • WordPressの脆弱性を診断し、セキュリティ強化が可能

料金プランは、1カ月のPV数(スタンダード:25,000PV、プレミアム:100,000PV、ビジネス:400,000PV)を目安に3つのプラン(税込)が用意されています。

料金プラン スタンダード プレミアム ビジネス
初期費用 無料
月額 1,980円 2,980円 4,980円
稼働率 99.99%保証
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 無制限(NVMe)
  • ※プランに応じて必要十分な閾値が設定せれている
転送量 無制限
  • ※プランに応じて必要十分な閾値が設定せれている
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 過去14日分を自動的にバックアップ
メール機能 メールアドレス無制限、マルウェアスキャン搭載
セキュリティ機能 無料SSL、AI搭載のトータルセキュリティ、脆弱性診断など
サポート体制 メール、チャット
  • ※WordPressに関する質問・トラブル相談もOK
その他 独自ドメイン無料、30日間返金保証

スマイルサーバー

レンタルサーバーならNTTグループのスマイルサーバ

スマイルサーバーは、NTTスマートコネクト社が運営する法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

NTTグループならではの安心感・信頼感・手厚いサポートや実績が評価され、ビジネス用途だけでなく、官公庁や医療機関、教育機関などで高い評価を受けています。

スマイルサーバーの特徴
  • NTTグループならではの安心感・信頼感・手厚いサポート
  • 稼働率99.998%の安定したサーバー環境
  • 安全性・セキュリティ・ユーザーサポートが充実

料金プランはベーシックプランとSSLセットプラン(SSLやドメインに関するオプションサービスがセットになったプラン)の2つが用意されています。

各プランの料金(税込)と主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン ベーシックプラン SSLセットプラン
初期費用 無料
月額 3,410円 4,400円
稼働率 99.998%
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 400GB 400GB
転送量 非公開
マルチドメイン 10個まで
データベース数 MySQL:3個、SQLite:無制限
自動バックアップ 有料オプション
メール機能 アカウント無制限、ウィルスチェック/迷惑メールフィルタ搭載
セキュリティ機能 SSL証明、ファイアウォール、IPS
サポート体制 メールサポート、電話サポート(平日10時~12時、13時~18時)
その他 - ドメイン名代行申請、ドメイン名維持管理、指定事業者・レジストラ変更

WebARENA

レンタルサーバー・共用サーバーなら安心と信頼のWebARENA | SuiteX

WebARENA(ウェブアリーナ)は、NTT PC社が運営する法人向けのレンタルサーバーです。

サーバーの種類によって、下記4つのサービスに分かれていますが、ここではコスパの高いSuiteX(スイートエックス)を紹介します。

  • SuiteX(共用サーバー)
  • WebARENA Indigo(VPS)
  • WebARENA Indigo for WindowServer(VPS)
  • WebARENA IndigoPro(クラウドサーバー)

共用サーバーのSuiteX は、はじめてでも簡単な操作で自社専用のメールアドレスやWebサイトを作成できるサービスです。

WevARENA SuiteXの特徴
  • 無料で使えるセキュリティ機能が豊富!
  • 充実したサービス提供基盤(堅牢なデータセンター/安心・快適なネットワーク/24時間365日の友人対応)
  • メールの安定性を追求したメールプレミアム(メール無停止設計、セキュリティを強化)

SuiteXの料金プランは、「スタンダード」とメールの品質と拡張性を重視した「メールプレミアム」の2プランがあります。

各プランの料金(料金)と主なスペックは下記のとおりです。

料金プラン スタンダード メールプレミアム
初期費用 3,300円
  • ※クレジットカード払いは無料
5,500円
月額※1 1,997円 4,928円~
稼働率 99.99%
CPU/メモリ 非公開
ストレージ容量 300GB(SSD) Web400GB+メール50GB(SSD)
転送量 無制限
マルチドメイン 10個まで 20個まで
データベース数 SQLite:無制限
標準データベースMySQL5:3個
自動バックアップ 1世代のみ 1世代のみ(Webサーバーのみ)
メール機能 アカウント数:無制限(推奨100) アカウント数:100個まで
セキュリティ機能 SSL、ファイアウォール、Web改ざん検知、メールのウィルスチェック/迷惑メールフィルタ
サポート体制 メール、チャット(平日9:30~17:00)
その他
  • ※1 年額料金を月額に換算

VALUE SERVER

VALUE SERVER バリューサーバー - 月額183円からの高機能レンタルサーバー

VALUE SERVER(バリュー・サーバー)は、GMOデジロック社が運営する個人&法人向けのレンタルサーバーです(共用サーバー)。

VALUE SERVERの特徴
  • 高速&大容量でマルチドメイン・サブドメイン数が無制限
  • 15世代バックアップを標準装備(バックアップ容量無制限)
  • 10日間のお試し期間あり

料金プランは4つ(まるっと・エコ・スタンダード・ビジネス)用意されていますが、法人向けに適しているのは下記のビジネスプラン(税込)です。

料金プラン ビジネス
初期費用 3,300円
月額※1 2,112円
稼働率 非公開
CPU/メモリ 物理サーバー:CPU(Xeon 56コア以上)+ 大容量メモリー(1TB)
ストレージ容量 800GB(SSD)
転送量 非公開
マルチドメイン 無制限
データベース数 無制限
自動バックアップ 15日世代(15日分)保管
メール機能 メールアカウント無制限、ウィルス対策/スパム対策フィルター装備
セキュリティ機能 共有SSL、独自SSL
サポート体制 メール、電話サポート
その他 独自ドメイン永久無料
  • ※1:12カ月契約の場合の月額相当額

法人向けレンタルサーバーを選ぶポイント

法人向けレンタルサーバーを選ぶ際には、コストや性能だけでなく、信頼性やサポート体制など多くの要素を総合的に考慮する必要があります。

適切なサーバーを選ぶことで、業務の効率化やセキュリティの向上が期待できる一方、選択を誤ると予期せぬトラブルやコスト増につながることもあります。

ここでは、企業がレンタルサーバーを選ぶ際に押さえておくべきポイントについて説明します。

サーバーの種類

1番目のポイントは、サーバーの種類と特徴を把握しておくことです。

サーバーの種類によって性能・費用だけでなく、利用方法や専門知識の有無などが異なってくるため、自社に適切なサーバーを選ぶには、この違いを理解しておきましょう。

レンタルサーバーの種類は主に下記4つに分類できます。

サーバーの種類 概要 費用
共用サーバー 1台のサーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービス 低額
専用サーバー 1台のサーバーを1人のユーザーが専有して利用できるサービス 高額
VPS 1台のサーバーの中に複数の仮想サーバーを作成し、それぞれを独立したサーバーとして利用するサービス 低~中
クラウドサーバー 複数の物理サーバーのリソースを統合して、大規模な仮想サーバー環境を提供するサービス 中~高

以下にそれぞれの特徴やメリット・デメリットについてくわしく説明します。

共用サーバー

共用サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービスです。

サーバーのレンタル料金を複数のユーザーで負担するため、初期費用や月々のレンタル費用を抑えられ、安く利用できるのが特長です。

サーバーの管理や設定はすべて運営会社側でおこなってくれるため、専門知識は必要なく、初心者でも簡単に利用できます。

ただし、サーバーのリソースを複数のユーザーで共有するため、他の種類のサーバーに比べて処理能力は劣ることが多いです。

また、サーバーを共有する他のユーザーの影響を受けやすいというデメリットもあり、自分以外のユーザーの負荷が過度に増大すると、処理速度が低下する可能性があります。

共用サーバーのメリット・デメリット

メリット
  • 費用が安い
  • 専門知識がなくても利用できる
デメリット
  • 処理能力は低め(サーバーを共有する人数が多いほど処理能力は低下)
  • 他ユーザーの影響を受けやすい

共用サーバーは個人向けサーバーとしてよく利用されますが、中小企業の小規模サイトなども共用サーバーを使うケースがあります。

専用サーバー

専用サーバーは、1台のサーバーを1人のユーザーが専有して利用できるサービスです。

共用サーバーに比べて費用は高くなりますが、サーバーのリソースをすべて使えるため、処理能力が高く、安定したWebサイト運営が可能になります。

また、基本ソフトやアプリケーションを自由にインストール&設定できるので、自由度が高くセキュリティ強化などの実施も可能です。

ただし、サーバーの設定・運用には専門知識を持ったスタッフが必要になります。

専用サーバーのメリット・デメリット

メリット
  • 処理能力が高い(サーバーの処理能力をフル活用できる)
  • 他ユーザーの影響を受けない(安定した稼働)
  • 自由度が高い
デメリット
  • 費用が高い
  • サーバーの設定に専門知識が必要※1
  • ※1:サーバーによっては管理・設定を代行してくれるプランもある。

専用サーバーは、アクセスが集中するような大規模なWebサイトや、機密性の高い情報を取り扱うWebサイトに適しています。

VPS

VPS(virtual private server)は日本語では、仮想専用サーバーと呼ばれています。

仮想化技術によって1台のサーバーの中に複数の仮想サーバーを作成し、それぞれを独立したサーバーとして利用するサービスです。

共用サーバーと同じように、1台のサーバーを複数ユーザーで利用することになりますが、ユーザーからは専用サーバーのように見え、自由なシステム構築が可能になります。

また、サーバーのリソース(CPU、メモリーなど)はユーザーごとに割り当てられるため、他のユーザーの影響を受けにくいというメリットがあります。

VPSのメリット・デメリット

メリット
  • 費用を抑えて専用サーバーのような使い方が可能
  • 他ユーザーの影響を受けにくい
デメリット
  • 処理能力は専用サーバーより劣る
  • サーバー設定に専門知識が必要

VPSは専用サーバーのような機能や自由度が必要で、料金を抑えたい場合に向いています。

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、複数の物理サーバーのリソースを統合して、大規模な仮想サーバー環境を提供するサービスです。

VPSもクラウドサーバーも仮想化技術を利用したものですが、下記のように規模的に大きな違いがあります。

VPS 1台の物理サーバーを複数の仮想サーバーに分割して利用する
クラウドサーバー 複数の物理サーバーを統合して、大規模な仮想サーバー環境を構築する

クラウドサーバーの大きな特徴は、物理的な制約が少なく、割り当てるリソース(CPU、メモリー、ストレージ容量など)を自由に設定・変更できる点です。

料金は設定したリソースに応じて変動する従量課金制のサービスが多く、専用サーバーよりも低額ではじめられます。

ただし、使い方次第では専用サーバーよりも高額になってしまうケースもあります。

クラウドサーバーのメリット・デメリット

メリット
  • サーバーに割り当てるリソースを自由に変更可能
  • 専用サーバーよりも低額でスタート
デメリット
  • リソースの割り当て次第で専用サーバーより高額になる
  • 専用サーバーと同様に専門知識が必要

クラウドサーバーは、アクセス状況によってサーバーのリソースを増減できるため、時期によってアクセス数が大きく変動するWebサイトや、将来大きく拡張する予定のある大規模サイトに向いています。

サーバーの利用料金

2番目のポイントは、適切な価格帯のサーバーを選ぶことです。

レンタルサーバーは利用料金が高いほど性能・安定性が高くなる傾向がありますが、構築するWebサイトの規模やアクセス状況によっては、オーバースペックになってしまう可能性があります。

自社サイトの目的や規模に合ったサーバーを選び、費用対効果を最大限に引き出すことが重要です。

法人向けレンタルサーバーの料金は、サービス会社・サーバーの種類・料金プランによって異なりますが、スタンダードなプランの料金相場は下記のとおりです。

法人向けレンタルサーバーの料金相場

初期費用 無料~5,000 円程度
月額 1,500~5,000円程度

なお、レンタルサーバーの料金は、月額料金(または年額料金)の他に、申し込み時に初期費用がかかる場合があります。

オプションで追加料金が発生するケースもあるので、初期費用を含めた総額で計算しましょう。

容量や転送量

3番目のポイントは、ストレージ容量データ転送量です。

ストレージ容量とは
  • サーバーに保存できるデータ(テキストデータ、画像データ、メールデータ)の総容量を示す
  • コンテンツの量が多いほど(とくに高画質な画像)多くの容量が必要になる
データ転送量とは
  • Webサイトと閲覧する端末(PCやスマホ)の間で、送受信されるデータ量のこと
  • アクセス数が多く1ページのデータサイズが大きいほどデータ転送量は増加する

サーバーには、メールや添付ファイルも保存されるため、企業のメールサーバーとして利用する場合は、社員数に応じたストレージ容量を確保しなければなりません。

また、レンタルサーバーによってデータ転送量の上限が設定されており、上限を超えてしまうとアクセス制限がかかる場合があるので注意が必要です。

ストレージ容量・転送量の目安

Webサイトの規模 ストレージ容量 転送量
小規模 100GB程度 無制限が望ましい
中規模~大規模 300GB以上 無制限が望ましい
  • ※ストレージの媒体は、現在はハードディスクよりも早いSSDが主流ですが、SSDよりも早いNVMe(SSD)を使用するサーバーも増加中

稼働率の高さ

4番目のポイントは、サーバーの稼働率の高さです。

稼働率とは
  • サーバーが正常に動作している時間の割合(99.99%など)
  • 稼働率が高いほどサーバーが停止している時間が少なく、安定して動作している

企業サイトでは、サーバーの停止時間が直接減収に結びつくことが多いため、なるべく稼働率の高いサーバー選びが重要になります。

稼働率はできれば100%が理想的です。

しかし、トラブル発生以外にもメンテナンスやシステムのアップデートのために、夜間や早朝にサーバーを一時的に停止することもあり、なかなか100%は難しいでしょう。

サーバー稼働率の目安
99.99%以上(1日あたり約8秒、年間で約53分停止)

セキュリティ性の高さ

5番目のポイントは、セキュリティの高さです。

企業サイトを運営するには、とくにセキュリティ対策が重要になります。

セキュリティ対策が不十分だとWebサイトが改ざんされたり、顧客情報が漏洩したりするリスクが高くなるからです。

レンタルサーバーによって、セキュリティ対策は異なるので、なるべくセキュリティ性の高いサーバーを選びましょう。

レンタルサーバーのセキュリティ対策には下記のような機能があります。

セキュリティ対策機能 説明
SSL 通信を暗号化して安全性を高める技術
  • ※SSLが適用されたWebサイトのURLは「https://」となる
WAF Webサイトを悪意ある攻撃から守るファイアーウォール
IPS/IDS 不正侵入防止システム/不正侵入検知システム
Web改ざん検知 Webサイトが改ざんされていないかを常時監視するサービス
メールスパム・
ウィルスチェック
迷惑メールやメールに仕込まれたウィルスを除外する

サポート体制

6番目のポイントは、サポート体制の充実度です。

トラブルが発生したときに、すぐに対処・復旧できるように、サポート体制が充実しているレンタルサーバーを選びましょう。

主なサポート方法は下記の3種類です。

サポート種類 説明
メール
  • 問い合わせフォームから質問を送信すると、メールで回答が返ってくるサービス
  • 24時間365日受付可能
  • 回答にかかる時間はサービス会社によって異なる
チャット
  • チャットで質問をすると、すぐに回答が返ってくるサービス
  • 平日の日中のみ対応がほとんど
  • 気軽に利用できて素早く回答を得られる点がメリット
電話
  • 電話で質問・相談ができるサービス
  • 平日の日中のみ対応がほとんど
  • 直接専門スタッフが対応してくれるため、トラブルが解決しやすい

上記3つの中で一番重要なのが電話サポートですが、それぞれ、メリット・デメリットがあるため、3つとも対応しているのがベストです。

自動バックアップ機能の有無

7番目のポイントは、自動バックアップ機能です。

Webサイトを運営していると、操作ミスや何らかのトラブルで大事なデータを失ってしまう可能性は常に存在します。

いざというときのために、毎日自動でバックアップを取得していれば、最低でも1日前の状態に戻せるので安心です。

法人向けレンタルサーバーを選ぶ際には、自動バックアップ機能の有無だけでなく、下記のポイントも考慮してください。

自動バックアップ機能の確認ポイント
  • バックアップの保存日数(通常は7~14日)
  • バックアップの復元方法と料金(無料か?)

レンタルサーバーによってバックアップの保存期間が異なりますが、期間が長いほうが復旧できるデータの範囲が広がるため有利です。

また、自動バックアップは無料でも、復元が有料の場合もあるので、バックアップの復元方法や料金も確認しておきましょう。

表示速度の速さ

8番目のポイントは、表示速度の速さです。

Webサイトの表示速度が遅いとユーザーの利便性が悪く、離脱率が高くなるため、顧客や利益の損失につながります。

そのため、なるべく表示速度の速いレンタルサーバーを選びましょう。

Googleの公式情報でも、ページの読み込み速度をランキング要素(検索順位の決定要因)として使用することが明言されています(下記参照)。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

引用:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します|Google 検索セントラル ブログ

なお、Webサイトの表示速度を確認するには、Googleが公開している無料ツール「PageSpeed Insights」や、Core Web Vitalsなどの指標を確認してください。

マルチドメインの対応可否

9番目のポイントは、マルチドメインに対応していることです。

マルチドメインとは、1つの契約で複数のドメイン(Webサイト)を構築できるサービスです。

法人の場合、一般的なコーポレートサイトの他に、複数のWebサイトが必要になるケースが多いでしょう。

(たとえば、商品・サービスの紹介に特化したサービスサイト、採用活動を専門におこなう採用サイトなど)

マルチドメインに対応していれば、追加料金なしで、複数のWebサイトを運営できる点がメリットです(独自ドメイン取得料は除く)。

法人向けのレンタルサーバーを選ぶ場合には、マルチドメインの対応可否の他に下記のポイントも確認しましょう。

マルチドメイン機能の確認ポイント
  • マルチドメインの数(無制限がベスト)
  • データベース(MySQL)の数※(無制限がベスト)
  • ※WordPressサイトごとにデータベース(MySQL)が必要になるため、マルチドメイン数が無制限でも、WordPressサイトはデータベース(MySQL)の数しか作成できない。

メールサーバーの規模

10番目のポイントはメールサーバーの規模です。

レンタルサーバーはWebサイトだけでなく、メールサーバーとしても利用できますが、社内のメールサーバーとして利用する場合は、社員数分のメールアカウントが必要になります。

しかし、レンタルサーバーによって、作成できるメールアカウント数(メールアドレス数)や容量に制限がある場合があるので要注意です。

法人向けのレンタルサーバーを選ぶ場合には、下記のポイントを確認しておきましょう。

メール機能のチェックポイント
  • 作成できるメールアカウント数(メールアドレス数)
  • メールボックスの容量など

実績の豊富さ

11番目のポイントは、実績の豊富さです。

運営期間が長く、実績の豊富なレンタルサーバーは、長期間に渡って多くの法人に利用されてきたことを示しています。

これは、サービスの信頼性と安定性が高いことの証拠といって良いでしょう。

また、実績が豊富なほど、さまざまな問題やトラブルに対処してきているはずなので、技術的なサポート体制が整っており、迅速かつ適切な対応が期待できます。

実績の豊富さが重要な理由
  • サービスの信頼性と安定性が高い証拠
  • 技術的なサポート体制が整っており、トラブル発生時に迅速・適切な対応が期待できる

法人向けレンタルサーバーを選ぶ場合は、実績が豊富で信頼できる運営会社のレンタルサーバーを選びましょう。

法人向けレンタルサーバーとは

法人向けレンタルサーバーとは、企業や団体(法人)に対して提供されるサーバーのレンタルサービスです。

以下にレンタルサーバーの基礎知識と、法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違い、それぞれに向いているケースについて説明します。

そもそもレンタルサーバーとは

レンタルサーバーとは、インターネット上にWebサイトを公開するためのサーバー(コンピュータ)をレンタルするサービスです。

サーバー自体はデータセンターと呼ばれる専用施設に設置され、レンタルサーバー会社が運用と管理をおこないます。

法人の場合、自社で専用サーバーを用意することもできますが、レンタルサーバーを利用することで下記のメリットがあります。

レンタルサーバーの
メリット
説明
高性能・低コスト
  • 運営会社が提供する高性能なサーバーを利用できる
  • サーバーを購入する代わりにレンタルすることで初期投資を抑えられる
  • 運用・保守のコストも運営会社が負担するため、トータルコストが削減される
セキュリティ・安全性が高い
  • 運営会社が最新のセキュリティ対策を実施しているため、自社でサーバーを用意するよりも安全性が高い
  • 4時間365日稼働が可能で、定期的なバックアップもおこなわれる

法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違い

法人向けレンタルサーバーは、大規模なWeサイト運営に耐えられるように設計されています。

一方、個人向けレンタルサーバーは、コストパフォーマンス重視で設計されているのが一般的です。

具体的な違いは下記のとおりです。

法人向けレンタルサーバーと個人向けレンタルサーバーの違い

法人向け
  • 大規模サイトの運営に必要な高いパフォーマンスと豊富なリソースを提供
  • 高度なセキュリティ対策を実施
  • 手厚いサポートを提供
  • 料金は個人向けレンタルサーバーよりも高額
個人向け
  • 個人サイトの運営に十分なパフォーマンスとリソースを提供
  • 基本的なセキュリティ対策を実施(法人向けほど高度ではない)
  • 標準的なサポート提供(法人向けほど手厚くはない)
  • 低料金で利用できる点が大きな魅力

法人向けレンタルサーバーが向いているケース

法人向けレンタルサーバーは、個人向けサーバーよりも機能やサポートが充実しており、高性能なサーバーを利用できるため、以下のようなケースに向いています。

法人向けレンタルサーバーが向いているケース 説明
大量のデータを扱う 画像や動画などの大量データを掲載するWebサイトや、ショッピングサイトなど多くのアクセスが予想されるWebサイトを運営する場合
複数のWebサイトを運営 複数の事業を展開している企業や、複数のブランドサイトを運営する場合
高度なセキュリティが必要 顧客の個人情報や機密情報を取り扱うWebサイト
充実したサポートが必要 24時間365日の技術サポートが必要な場合や、迅速なトラブルシューティングとサポート体制を求める場合

個人向けレンタルサーバーが向いているケース

個人向けレンタルサーバーは、法人向けサーバーよりも安価で利用できるため、以下のようなケースに向いています。

個人向けレンタルサーバーが向いているケース 説明
小規模なWebサイト 小規模なWebサイトを運営する場合は、個人向けレンタルサーバーでも十分なケースがほとんど
出費を抑えたい 個人向けレンタルサーバーは、月額500円程度から利用できるため、費用を抑えたい場合に最適
個人情報は扱わない 顧客の個人情報を扱わない場合は、個人向けのセキュリティ対策で十分(標準的なセキュリティ対策は実施される)
手厚いサポートは必要ない 24時間365日電話対応などの手厚いサポートが必要なければ、個人向けでも十分(標準的なサポートは提供される)

法人向けレンタルサーバーに関するQ&A

法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問と回答をまとめました。

法人向けレンタルサーバーの費用はいくら?

法人向けレンタルサーバーの費用は、運営会社・サーバーの種類・料金プランなどで異なりますが、一般的な共用サーバーであれば、月額1,500~5,000円程度です。

レンタルサーバーによっては、契約時に初期費用(3,000~5,000円程度)が別途かかる場合もありますが、現在は初期費用無料のサービスが多くなっています。

なお、長期契約(2年~3年)にすると、割引率が高くなるケースが多いので、コスト的には長期契約にしたほうがお得です。

中小企業向けのレンタルサーバーは?

法人向けのレンタルサーバーは、Webサイトの規模や社員数(メールサーバーを利用する人数)で決めるのが基本です。

中小企業の場合は、大規模なWebサイトを運営する必要がなければ、コストパフォーマンスの高い共用サーバーか、VPS(仮想専用サーバー)が適しています。

ただし、レンタルサーバーによって、メールアカウントの登録数に制限があるため注意が必要です。

メールサーバーとして利用する場合は、社員数分のメールアカウントが必要になります。

中小企業のレンタルサーバー選びのポイント
  • コストパフォーマンスの高い共用サーバーかVPSを選択する
  • 社内のメールサーバーとして利用する場合は、メールアカウント作成数を確認

なお、中小企業でも予算に余裕がある場合は、より性能とセキュリティ性の高い専用サーバー、クラウドサーバーも検討しましょう。

大手企業のレンタルサーバーの選び方は?

大手企業のWebサイトは、大量アクセスと急激なトラフィック増加に対応するため、性能と拡張性の高いサーバーを選ぶのが基本です。

具体的には処理速度と安定性の高い専用サーバーか、リソース(CPU・メモリ・容量など)のアップグレードが容易なクラウドサーバーが適しています。

また、大手企業にとって、セキュリティとデータ保護は最優先事項です。

各種セキュリティ対策(SSL、WAF、IPS/IDS、Web改ざん検知など)の充実度や堅牢性を確認しておきましょう。

大手企業のレンタルサーバー選びのポイント
  • 専用サーバーかクラウドサーバーを選択する
  • 各種セキュリティ対策の充実度・堅牢性を確認する

無料のレンタルサーバーでも良い?

個人や小規模店舗のWebサイトなら、無料のレンタルサーバーも選択肢の1つになるでしょう。

しかし、企業サイトの運営には、下記のようにデメリットが多いため、おすすめできません。

無料レンタルサーバーのデメリット※1
  1. 性能・安定性が低い
  2. 容量が少ない
  3. サービス側の広告が表示される
  4. 独自ドメインが利用できない(企業のブランディングやSEOに不利)
  5. サービスが突然終了する可能性がある
  • ※1:一般的な無料レンタルサーバーのデメリット(すべてのサービスに該当するとは限らない)

無料レンタルサーバーが向いているのは、上記デメリットが許容できるケースのみです。

個人向けレンタルサーバーの選び方との違いは?

個人向けレンタルサーバーは、コスパで選ぶのが基本です。

一方、法人向けレンタルサーバーはコスパより、サーバーの性能(速度と安定性)や、セキュリティの高さサポートの充実度で選ぶのが一般的です。

社内のメールサーバーとして利用する場合は、メールサーバーの仕様(社員数に応じたメールアカウントの登録数・メールボックスに利用できる容量など)もポイントになります。

個人向けのレンタルサーバーについては、下記記事でくわしく説明しています。

レンタルサーバーを個人で選ぶときのポイントとは? 法人利用との違いも解説

  • WordPressの始め方

WordPress開設におすすめのレンタルサーバーは?

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  • レンタルサーバーの契約
  • 独自ドメインの取得&設定
  • SSL設定
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  • WordPressテーマのインストール(必要であれば)

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詳細についてはConoha WINGの公式サイトをご覧ください。

適切な法人向けレンタルサーバーを選ぼう

法人向けのレンタルサーバーは、コスパよりも、性能(速度と安定性)、セキュリティの高さ、サポート体制を重視して選ぶのが基本です。

社内のメールサーバーとして利用する場合は、メール機能(メールアカウントの登録と容量など)も要チェックです。

本記事を参考にして、適切なレンタルサーバーを選びましょう。

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