ブログの記事を書くときに、どのような内容で書くのかの基準となるキーワード。
キーワードにはサジェストキーワードや関連キーワードなどさまざまな種類があり、必要に応じて使い分けるとより効果的です。
なかでも、一度ページを訪れた人が次に検索したキーワード「再検索キーワード」に着目すると、ユーザーの問題解決に至らなかったケースの分析ができます。
再検索キーワードはSEOに強いコンテンツ(記事)を作る際のとても重要なヒントとなり、新規記事はもちろんリライトにも大きく役立ちます。
本記事では再検索キーワードについてくわしく解説します。
便利な分析ツールや活用方法も解説しているため、再検索キーワードを活用したいときの参考にしてください。
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再検索キーワードとは
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再検索キーワードとは、ユーザーが最初に検索して訪れたページを一旦離脱した後に再度検索したキーワードのこと。
最初の検索では解決できなかったニーズや、新たに生まれた疑問が表れるため、より詳細な検索意図を把握できます。
Googleの検索結果では、下の画像のように「他の人はこちらも検索」と表示されることが多いです。
そのほか、検索結果の最下部に表示される「関連キーワード」のなかに含まれることもあります。
![](https://cache.img.gmo.jp/conoha/service/lets-wp/research-keyword/images/sc01.jpg)
本章ではまず、再検索キーワードとは何かについてや、混同されやすい他のキーワードとの違いなどについてくわしく解説します。
なお、各種キーワードの解釈についてはさまざまな見解があり、他サイトや有識者の見解と異なる場合があります。
SEO対策に役立つ
再検索キーワードはSEO対策に活用できます。
SEOでページの上位表示されるには、ユーザーに有益な情報であることが必要です。
再検索キーワードからはユーザーの潜在的なニーズや検索の背景が読みとれるため、検索意図を満たすSEOに強いコンテンツ(記事)が作成できます。
たとえば「早起き コツ」と検索すると以下のような再検索キーワードが表示されます。
![](https://cache.img.gmo.jp/conoha/service/lets-wp/research-keyword/images/sc02.jpg)
「受験生」のキーワードからは、検索している人は受験生で、早起きの目的は勉強であると予測できますね。
また「早起きできない人 特徴」には、検索したユーザーは早起きに挑戦して失敗した経験があり、失敗の原因や自分でも早起きができるのか知りたい、というニーズが含まれているとも予想できます。
再検索キーワードから読み取れるより詳細な検索意図をくみとり、これをコンテンツにうまく反映することにより、ユーザーの悩みをより深く解決できるとともに、検索エンジンに評価されるコンテンツを作ることができます。
LSIキーワードとは
LSIキーワードは「Latent Semantic Indexin」の略で、再検索キーワードと同じ意味で使われます。
LSIキーワードという言葉が出てきたときは、再検索キーワードのことだという認識で大丈夫です。
関連キーワードとの違い
関連キーワードとは、文字通り検索したキーワードに関連性の高いキーワードで、再検索キーワードは関連キーワードの一種です。
再検索キーワードのほかにも、よく検索される人気のキーワードや、一緒に検索されることの多い言葉(共起語)が含まれることが多いです。
下の画像のように「関連キーワード」や「他のキーワード」として検索結果の最下部に表示されるものがあります。
![](https://cache.img.gmo.jp/conoha/service/lets-wp/research-keyword/images/sc03.jpg)
ただし、これらのキーワードを表示する仕組みや各種名称は変更されることも多いので、注意が必要です。
サジェストキーワードや共起語との違い
サジェストキーワードは検索窓に語句を入力したときに表示されるキーワード候補のこと。
サジェストキーワードは「Google サジェスト」や「オートコンプリート」と呼ばれることもあり、以下のような要素からユーザーが検索しそうな語句を予測し表示されます。
- トレンド(急上昇中のキーワード)
- よく検索されている人気のキーワード
- 検索者の言語や位置
- 検索者の検索履歴
たとえばGoogleの検索窓に「ショートブーツ」と入力すると下のように「ショートブーツコーデ」や「ショートブーツ歩きやすい」などのサジェストキーワードが表示されます。
![](https://cache.img.gmo.jp/conoha/service/lets-wp/research-keyword/images/sc04.jpg)
ユーザーが検索をするときに補助をするための予測表示がサジェストキーワード、一方、検索した後に次に検索しそうな言葉を表示するのが再検索キーワードです。
どちらのキーワードも重複するものが多いですが、表示されるタイミングや目的が異なります。
共起語はそのキーワードと一緒に使われやすい言葉で、「転職」であれば「求人」や「条件」などが共起語としてあげられます。
コンテンツを作る際に共起語を意識することで、より検索意図に沿った内容にしやすくなります。
再検索キーワードの活用方法
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再検索キーワードの活用方法、効果的な使い方について解説します。
検索意図の把握
再検索キーワードにはユーザーの潜在的なニーズが含まれているため、検索意図の把握に役立ちます。
たとえば「転職 学歴」の再検索ワードは以下のように表示されます。
![](https://cache.img.gmo.jp/conoha/service/lets-wp/research-keyword/images/sc05.jpg)
「学歴フィルター」「関係ない」「有利」などのキーワードから、転職に学歴がどの程度影響するのかを知りたいという検索意図が読み取れるでしょう。
検索意図はサジェストキーワードや他の関連キーワードからも把握できますが、再検索キーワードからはユーザーのより深い検索意図を把握することができます。
網羅性の高いコンテンツ作成に役立つ
再検索キーワードには、一度の検索結果では解決できなかった問題や、新たに出てきた疑問が含まれているため、取り入れると情報の網羅性が高まります。
現在上位表示されている他の競合ページにはない(かつユーザーが求めている)情報が含まれていることが多く、他の調査方法では見つからなかったニーズを発見できることもあるため、
コンテンツの差別化やオリジナリティの強化に役立ち、SEOに強いコンテンツを作ることができます。
ただし最近の検索アルゴリズムは、情報の網羅性よりも、知りたい情報をピンポイントで端的に応えているコンテンツを重視する傾向にあります。
網羅性が必ずしも上位表示につながるわけではない点は覚えておきましょう。
リライトに活用する
主に検索順位を上げたいときに行うリライトにも再検索キーワードを活用できます。
検索順位が上がらない原因のひとつに検索意図が満たせていないことがあり、その場合はリライトの際に検索意図の再確認が必要です。
前述のように、再検索キーワードは検索意図の把握に役立つため、リライトの際にもコンテンツの内容と検索意図にズレがないかを確認できます。
再検索キーワードの分析ツールと調べ方
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再検索キーワードの調査・分析に使えるツールと、具体的な調べ方を解説します。
再検索キーワード調査
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再検索キーワード調査ツールは再検索キーワードを素早く調べられるWebツール(無料)です。
開発者である柏崎剛氏のX(旧Twitter)で毎週公開される最新のパスワードを入力すると、誰でも簡単に再検索キーワードを取得できます。
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調査結果では2階層目の再検索キーワード(再検索キーワードに対する再検索キーワード)までわかり、より深いニーズまで探れます。
SEOキーワードツール
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SEOキーワードツールは、さまざまなキーワード調査が簡単にできるWebツールです(無料)。
メールアドレスを登録して送られてくるパスコードを入力すると、キーワードの調査結果が表示されます。
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再検索キーワードの他にも、サジェストキーワードなども一度に調査できる便利なツールです。
Chrome拡張機能(Exaust People Also Search Phrases in Google)
WebブラウザをGoogle Chromeにしている場合、拡張機能を使って再検索キーワードを調査できます。
使い方は簡単で、まずChrome のウェブストアで、拡張機能を選択し、検索窓に「Extract People also search phrases in Google」を入力します。
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表示された Extract People also search phrases in Google のページに移動し、右上の「Chrome に追加」ボタンを押下すれば準備は完了です。
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通常どおりChromeで検索を行うと、検索結果の右側に再検索キーワードが表示されます。
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無料で利用でき、Webツールを開いて調べる手間がかからない(検索しながら再検索キーワードも調べられる)ため、とても手軽です。
Googleで実際に調べる
もっともシンプルな方法はGoogleで実際に検索をして取得する方法です。
ただし、検索 → Webサイトに訪問 → 再度検索…… という手順は手間がかかるため、ツールを使用した方が手っ取り早く調べられます。
再検索キーワードについてよくある質問
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再検索キーワードに関するよくある質問をまとめました。
再検索キーワードなどの関連ワードは削除できる?
たとえば、検索結果に「詐欺」や「悪徳」などネガティブな言葉が関連キーワードとして表示されている場合、Googleに削除の依頼を申請することができます。
Google公式ページの「法律に基づく削除に関する問題を報告する」からフォームに沿って入力し送信すると削除依頼ができます。
Googleに認められた場合は関連キーワードから削除されるため、いわれのない風評被害などで困っている場合は申請してみてください。
ラッコキーワードで再検索キーワード分析はできる?
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さまざまなWebツールを提供しているラッコキーワードですが、有料版であれば再検索キーワード分析も可能です。
「他のキーワード / 質問」の機能から再検索キーワードが出現頻度の多い順で表示されます。
有料版の料金は、個人利用におすすめのライトプランが月990円(年払いの場合、2023年1月時点)。
有料版は再検索キーワードの他に、検索ボリュームや検索流入キーワードの調査もできます。
再検索キーワード まとめ
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再検索キーワードは、ユーザーが最初に検索して訪れたページを一旦離脱した後に再度検索したキーワードのこと。
他の調査方法よりもより深い検索意図の把握に役立ち、上手に活用することでSEOに強いコンテンツを作ることができます。
新規記事はもちろん、リライトの際にもとても効果的です。
本記事で紹介したツールを使うと効率的に再検索キーワードを取得できるため、ぜひ参考にしてみてください。
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