楽天アフィリエイトとは?特徴や始め方、便利なプラグインも解説

アフィリエイトを始める際に、優先的に取り組みたいのが「楽天アフィリエイト」です。

楽天アフィリエイトは、登録審査がなく誰でもすぐに始められ、初心者でも収益を上げやすいという特徴があります。

ただし、いくつかデメリットも存在します。

本記事では、楽天アフィリエイトの基礎知識(特徴やメリット・デメリット)から、楽天アフィリエイトの始め方、広告の貼り方を初心者向けに解説します。

また、広告(商品リンク)の作成に便利なプラグインの使い方も紹介していますので、最後までご覧ください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

監修者詳細ページはこちら

楽天アフィリエイトとは

楽天アフィリエイトは、楽天グループが提供するアフィリエイトサービスです。

楽天市場をはじめ、楽天グループが扱うほとんどの商品・サービスの広告を、自分のメディア(ブログ・Webサイト・SNS)に掲載して、報酬を受けとることができます。

アフィリエイトとは
  • アフィリエイト(Affiliate)には「提携する」という意味がある
  • 自分のメディアに広告を掲載し(広告主と提携)、一定の成果(*1)が発生すると報酬が得られるしくみ

(*1) 商品の購入、サービスの申し込み、会員登録など

楽天アフィリエイトの特徴

楽天アフィリエイトには登録審査がありません

他の大手ショッピングサイト(Amazonなど)にも同様のアフィリエイトサービスがありますが、登録審査に合格しないと広告を掲載できないものが大半です。

その点、楽天アフィリエイトは楽天会員(無料)であれば、すぐに始められます

また、ブログやWebサイトだけでなく、さまざまなSNSへの広告掲載が可能です。

楽天アフィリエイトの特徴
  • 楽天市場をはじめ、楽天グループが運営するサービス(*2)のアフィリエイトが可能
  • 登録審査がなく、楽天会員(無料)になればすぐに始められる
  • 広告掲載できるSNS(*3)が多い
  • 報酬は1円から受け取れる(楽天キャッシュが基本)

(*2) 楽天トラベル、楽天GORA、楽天カードなど

(*3) Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、TikTok、楽天ROOM、Pinterest、Lemon8

報酬は楽天キャッシュが基本

楽天アフィリエイトの報酬は1円から受け取れますが、楽天キャッシュで支払われるのが基本です。

下記の条件を満たせば、現金(銀行振込)で受け取ることも可能ですが、初心者にはハードルが高いでしょう。

報酬を現金(銀行振込)で受け取る条件
  • 3カ月の成果報酬が毎月3,001円以上
  • 銀行振込プランの申し込み
  • 審査に通過すること
  • サイト直近情報の登録

報酬を現金で欲しい場合は、他のASP経由で楽天市場と提携する方法がおすすめです。

詳細は「楽天と提携できるASPも」をご覧ください。

楽天アフィリエイトのメリット

楽天アフィリエイトは初心者でも収益を上げやすいアフィリエイトサービスです。

具体的には以下5つのメリットがあります。

登録時の審査が無い

繰り返しになりますが、第1のメリットは「登録審査が無い」ことです。

登録審査があるアフィリエイトサービスでは、審査用の記事を数記事(5~10記事以上が目安)書いておく必要があります。

また、審査に合格しないと広告を掲載できません。

その点楽天アフィリエイトは、楽天会員であれば誰でもすぐに広告を掲載できるようになります。

登録審査がないメリット
  • 審査用に記事を書かなくてよい
  • 審査に合格するまで待たなくてよい
  • 楽天会員に登録するだけで、すぐに広告を掲載できる

初心者の場合、審査に通過するまでにも苦労するケースが多いので、登録審査がないということは、大きなメリットです。

これからアフィリエイトを始める人には、真っ先に登録しておきたいアフィリエイトサービスの1つです。

商品数が多くバリエーションが豊富

第2のメリットは「商品数が多くバリエーションが豊富」なことです。

楽天アフィリエイトでは、楽天市場で扱っているほとんどの商品がアフィリエイトの対象になります。

出展店舗数や商品登録数が多く、扱う商品のバリエーションが豊富なため、ブログネタに困ることがありません。

楽天市場の規模/扱う商品

出展店舗数 56,000店舗(2022年3月時点)
商品登録数 3.6億点以上(2022年4月時点)
扱う商品 家電製品、日用品、生活必需品、ファッション関連アイテムの他に、人気のお取り寄せグルメ、お酒、各地の特産品やふるさと納税の返礼品など

アフィリエイトできる商品が多いということは、それだけ収益化のチャンスも多いということです。

また、楽天アフィリエイトは楽天市場だけでなく、楽天トラベルなど楽天グループのサービスも対象になります。

これらのサービスを上手く利用すれば、さらに収益のチャンスが広がります。

商品数が多くバリエーションが豊富
  • どのようなジャンルでもアフィリエイトが可能
  • 収益のチャンスが広がる

ユーザーが購入するまでのハードルが低い

第3のメリットは「購入するまでのハードルが低い」ことです。

購入するまでのハードルが低い理由
  • 知名度が高い(ユーザーが安心して購入できる)
  • 利用者が多い(個人情報登録済みのユーザーが多く、購入に手間がかからない)

ハードルが低い理由の1つは、楽天市場の知名度の高さにあります。

知名度の高さは信頼性にもつながり、ユーザーは安心して買い物ができます。

知名度が低いサイトだと、「ここで買っても大丈夫か?」という心理的ブレーキがかかり、なかなか購入へは至りません。

もう1つの理由は、楽天市場の利用者の多さです。

既に個人情報(住所、氏名、クレジットカード情報)の登録を済ませているユーザーが多く、ボタンを数回押すだけで簡単に買い物ができます。

はじめて利用するサイトでは、個人情報の入力に手間がかかるため、途中離脱が多くなってしまうでしょう。

なお、利用者数は「2021年12月ニールセン デジタル社調査」によると約5,100万人

国内のショッピングサイトでは楽天市場が一番多く、2位はAmazon(約4,700万人)、3位にYahoo!ショッピング(約2,300万人)と続きます。

オンラインモール利用者数(2021年12月ニールセン デジタル社調査)

順位 媒体名 視聴者数(利用者数)
1 楽天市場 約5,100万人
2 Amazon 約4,700万人
3 Yahoo!ショッピング 約2,300万人

クリック後に違う商品を購入しても報酬になる

第4のメリットは、広告クリック後に「別の品を購入しても報酬になる」ことです。

たとえば、下記図のように「ユーザーA」が「商品Bの広告」をクリックしたとしましょう。

この場合、「ユーザーA」が楽天市場の「商品B」を購入すると、もちろん成果報酬になります。

しかし、「商品B」は購入せずに、まったく関係のない「商品X」を購入したとしても、成果報酬になるのです。

クリック後89日以内の購入が有効

第5のメリットは「クリック後89日以内の購入が有効」なことです。

一般に「クリックの有効期限」「クッキーの有効期限」と呼ばれるもので、

ユーザーが広告をクリックした際に商品を購入しなくても、一定の期間内に同一ユーザーが商品を購入すると、成果報酬が発生するしくみになっています。

具体的な条件は下記のとおりです。

楽天アフィリエイト/クリックの有効期限
広告クリック後、24時間以内に商品を買い物カゴに入れ、89日以内に購入する

ただし、ユーザーが他サイトの楽天アフィリエイト広告をクリックすると、自サイトの有効期限は終了します。

ちなみに、Amazon(クリック有効期限90日)や、Yahoo!ショッピング(クリック有効期限30日)にも同様のしくみがあります。

楽天アフィリエイトのデメリット

楽天アフィリエイトは初心者でも収益を上げやすいのがメリットですが、大きく稼ぎにくいという点はデメリットでしょう。

具体的には以下3つの特徴があります。

報酬額に上限がある

デメリットの1つ目は「報酬額に上限がある」ことです。

楽天アフィリエイト(楽天市場)では、下記のように報酬額の上限が規定されているため、高額な商品が売れても上限以上の報酬は得られません。

楽天アフィリエイト(楽天市場)の報酬額の上限
  • 1商品1個の報酬は1,000円まで
  • 同一ユーザーからの購入は、1ユーザーあたり月3,000円まで

たとえば、10万円の商品(報酬率4%)が購入された場合、上限がなければ報酬は4,000円ですが、実際の報酬は1,000円です。

また、同じユーザーが頻繁に商品を購入してくれても、報酬は月3,000円までになってしまいます。

ただし、報酬額の上限は楽天市場(楽天ブックスを含む)のみに適用されるもので、楽天トラベルなどに上限は設定されていません。

報酬率が低い

デメリットの2つ目は「報酬率が低い」ことです。

報酬率とは商品価格に対する報酬額の割合のことで、報酬率が高いほど、成果が発生したときの報酬も高くなります。

楽天アフィリエイト(楽天市場)の報酬率
  • 通常:2%~4%(商品ジャンル別)
  • 料率アップサービス:5%~20%(報酬上限も対象外)

現在(2023年4月)楽天市場の報酬率は2%~4%で、他のアフィリエイトサービスに比較しても低いです。

ちなみに、AmazonのアフィリエイトサービスであるAmazonアソシエイトの報酬率は、現在(2023年4月)2%~10%です。

参考:アソシエイト・セントラル-Amazonアソシエイト

ただし、料率アップサービスが適用されると、報酬率が5%~20%(1,000円の報酬上限も対象外)になるため、料率アップ商品を扱えば通常よりも大きな収益を得られます。

料率アップサービスとは
  • 一定基準を超えるパートナーは、ショップにより高い料率が提供される場合がある
  • アフィリエイト商品検索ページで、料率アップ商品の絞り込みが可能

セルフバックは対象外

デメリットの3つ目は、「セルフバックは対象外」になっていること。

セルフバック(自己アフィリエイト)は、広告を掲載した商品を自分で購入したり、申し込んだりして報酬を得ることができる制度です。

セルフバックで商品を購入すると、自分で買った商品でもアフィリエイト報酬がもらえるので、その分お得になりますね。

しかし、セルフバックを禁止している広告主もあり、楽天アフィリエイトもセルフバックは対象外です。

自分で設置した広告をクリックして、商品を購入した場合は下記の扱いになります。

楽天アフィリエイト/セルフバックの扱い
  • 一旦レポートには反映される
  • 成果報酬の確定処理を行った後、確定レポート上で自動的に「破棄」となる

ただし、下記のサービスはセルフバックも成果として認められます。

セルフバックが成果として認められる楽天サービス
楽天カードおよび楽天プレミアムカード、楽天インサイト(モニター登録)、楽天toto、楽天マガジン

楽天アフィリエイトの始め方

楽天アフィリエイトを始めるには、楽天会員の登録と、広告を掲載するサイト情報の登録が必要です。

また、報酬を楽天キャッシュでなく、現金(銀行振込)で欲しい場合は、他のASP経由で楽天と提携する方法もあります。

ここでは下記の項目に沿って、楽天アフィリエイトの始め方を説明します。

楽天に会員登録する

楽天アフィリエイトを利用するには、まず楽天に会員登録する必要があります。

既に楽天IDをお持ちの方は、楽天アフィリエイトのトップページからログイしてください。

楽天会員でない方は、以下の手順で会員登録してください。

楽天アフィリエイトのトップページへアクセスし、右サイドバーから「楽天に新規登録」を押下します。

会員登録画面が表示されるので、下記の必要項目を入力します。

入力項目 説明
①メールアドレス 楽天サービスで利用するメールアドレス(楽天ID)を入力
②メールアドレス再入力 上記メールアドレスを再入力
③パスワード 楽天サービスで使用するパスワードを入力(8文字以上、英大文字、数字、特殊文字を含める)
④パスワード再入力 上記パスワードを再入力
⑤姓名(漢字) 姓名を漢字で入力
⑥姓名(カタカナ) 姓名を全角カタカナで入力

必要項目の入力が済んだら、下部にある「楽天会員登録」ボタンを押下してください。

確認画面が表示されるので、内容に間違いがなければ「楽天会員登録を完了する」ボタンを押下しましょう。

上記画面が表示されたら、「楽天アフィリエイトパートナー規約」を押下して内容を確認します。

問題なければ、上記画面(前画面)に戻り「同意する」ボタンを押下してください。

これで、楽天会員の登録は完了です。

サイト情報を登録する

次に、広告を掲載するブログやWebサイトの情報を登録します。

楽天アフィリエイトにログインしていない場合は、楽天アフィリエイトのトップページからログイしてください。

左サイドバー「便利なリンク」から「ガイド/サイト情報の登録」を選択します。

サイト情報の登録・変更画面で、「+サイト追加登録」ボタンを押下します。

サイト情報の登録画面で以下の項目を入力します。

入力項目 説明
①運営サイト名(必須) ブログ名、Webサイト名などを入力
②運営サイトURL(必須) 運営サイトのURLを入力(例:https://~)
③運営サイトのジャンル 運勢サイトのジャンルを選択(省略可)
④運営サイトで扱う商品ジャンル 扱い商品ジャンルを選択(省略可)

設定が済んだら、画面下の「保存」ボタンを押下してください。

サイトが追加されたら、サイトの順位(1位~5位)を選択します(必須)。

順位とは、登録サイトの中で成果報酬(広告収入)、または閲覧数が多いサイトの順番で、最大5サイトの順位を指定する必要があります。

登録サイトが1個だけの場合は、1位を指定すればOKです。

順位の設定が済んだら、上部にある「順位の保存」ボタンを押下してください。

これで、サイト情報の登録は完了です。

楽天と提携できるASPも

楽天市場のアフィリエイトは、他のASP経由でもおこなえます。

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)は、メディア運営者と企業(広告主)を仲介するサービスのことです。

楽天市場のアフィリエイトを、他のASP経由でおこなうメリット・デメリットは以下のとおりです。

ASP経由のメリット・デメリット

メリット
  • 報酬が現金で支払われる
  • ASPを不断から利用している場合は、一元管理ができる
デメリット
  • ASP登録時に審査がある
  • ASPにより報酬率や報酬上限が低くなる場合がある

ASPを利用する最大のメリットは、報酬が現金で支払われることです。

楽天アフィリエイトの報酬は、基本的に楽天キャッシュで支払われます。

現金にしたい場合は、楽天アフィリエイトと提携している外部のASPに登録しましょう。

また、普段からASPを利用している人であれば、他の案件と一緒に管理できるため、運用が楽になるというメリットもあります。

ただし、ASP登録時に審査があり、ASPによっては報酬率や報酬上限が低いところもあるので、注意してください。

現在、楽天アフィリエイトが可能なASPは以下の4社です。

このうち、おすすめのASPはもしもアフィリエイトです。

報酬率が楽天アフィリエイトに準じていること、後述する商品リンク作成プラグイン「ポチップ」に対応していることが理由です。

楽天アフィリエイトのやり方(広告の貼り方)

楽天の会員登録とサイト情報(順位を含む)の登録が済んだら、自分のメディアに広告を掲載できます。

ここでは、WordPressに広告を掲載する2つの方法(直接広告コードを取得する方法、プラグインを使う方法)と、具体的にプラグイン「ポチップ」の使い方を説明します。

直接楽天からコードを取得する方法

楽天アフィリエイトの管理画面から直接広告コードを取得して、WordPressの記事に貼り付けるには、以下の操作をおこないます。

広告コードを取得する

楽天アフィリエイトのトップページで、①「検索ボックス」に広告を掲載したい商品名を入力し、②「検索」ボタンを押下します。

すると、掲載可能な広告が一覧で表示されます。

一覧から掲載したい広告を選び、右側の「商品リンク」ボタンを押下します。

商品リンクの作成画面が表示されるので、下記の項目を設定します。

設定項目 説明
①リンクタイプ 広告のタイプ「画像とテキスト/画像のみ/テキストのみ/短縮URL/リンクのみ」を選択。
②商品価格ナビ 商品価格ナビに設定する場合はONに設定(OFFのままでOK)。
③画像を選択 画像が複数用意されている場合は、広告に表示する画像を選べる。
④サイズ選択 広告のサイズを選択。
⑤計測ID 計測IDの設定が可能(デフォルトのままでOK)。
⑥カスタマイズする 選択すると広告のカスタマイズメニューが開き「商品名の移動(上下左右)、価格の表示、背景色、など」の指定が可能。

各項目を設定・変更すると、下部に表示される広告コードに自動的に反映されます。

広告の設定が済んだら、広告コード蘭の「コピー」ボタンを押下してください。

後は、WordPressの記事内の任意の場所に、取得した広告コード(商品リンク)を貼り付けます。

WordPressに貼り付ける

WordPressの記事に楽天アフィリエイトの広告コード(商品リンク)を貼り付けるには、「カスタムHTML」ブロックを使用します(ブロックエディタの場合)。

商品リンクを挿入したい場所に空き行(空きブロック)を作成し、右端に表示される「+」マークを押下します。

ブロックの選択ボックスが表示されるので、検索欄に「html」と入力し、表示された「カスタムHTML」ブロックを選択します。

「カスタムHTML」ブロックが挿入されました。

挿入した「カスタムHTML」ブロックに、楽天アフィリエイトから取得した広告コードを貼り付けます。

カスタムHTMLブロックの「プレビュー」ボタンを押下すると、表示される広告を確認できます。

ポチップやRinkerなどのプラグインを使う方法

WordPressでブログやWebサイトを作成している場合は、

ポチップ」や「Rinker」といった商品リンク作成プラグインを利用すると、下記のような商品リンクを簡単な操作で作成できます。

ポチップで作成した商品リンクの例

楽天市場の他にAmazonやYahoo!ショッピングなど複数のECサイトへの商品リンクを同時に掲載できるので、成果発生のチャンスが広がります。

プラグインを利用するメリット
  • 簡単な操作で見栄えのよい商品リンクが作成できる
  • 1つの商品にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの商品リンクを掲載できる

なお、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの商品リンクを作成するには、下記の事前準備が必要です。

ショッピングサイト 事前準備
楽天市場 楽天アフィリエイトの登録。あるいは、もしもアフィリエイトに登録して楽天市場と提携しておくこと。
Amzaon Amazonアソシエイトの登録。あるいは、もしもアフィリエイトに登録してAmazonと提携しておくこと。
Yahoo!ショッピング バリューコマースに登録してYahoo!ショッピングと提携しておく。あるいは、もしもアフィリエイトに登録して、Yahoo!ショッピングと提携しておくこと。

ポチップのやり方

ポチップで楽天市場の商品リンクを作成するには、Rakuten Developersへ登録し、アプリID(デベロッパーID)とアフィリエイトIDを取得する必要があります。(*1)

ここでは、ポチップの使い方を以下の項目に沿って説明していきます。

(*1) もしもアフィリエイト経由で楽天市場の商品リンクを作成する場合は不要。その代わりに、もしもアフィリエイトから取得した楽天市場の「a_id」が必要(取得方法は後述)

Rakuten Ddevelopersに登録する

Rakuten Ddevelopersとは、アプリ開発に利用できるAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を提供しているサービスです。

ポチップは楽天のAPIを利用しているため、まずRakuten Developersに登録しましょう。

Rakuten Debvelopersにアクセスし、楽天IDでログインします。

ログインできたら、上部の「+アプリID発行」を押下します。

新規アプリ登録画面が表示されるので、下記項目を設定します。

項目 設定内容
①アプリ名 ブログやWebサイトの名前
②アプリURL ブログやWebサイトのURL(https://~)
③アンケート いずれかのチェックボックスにチェックを入れる
④認証 上に表示された画像の文字を入力

設定が済んだら、一番下の「規約に同意して新規アプリを作成」を押下してください。

これで、Rakuten Developersの登録は完了です。

デベロッパーID、アフィリエイトIDを取得する

Rakuten Developersへの登録が完了すると、

自動的にアプリID(デベロッパーID)とアフィリエイトIDが発行され、下記の画面が表示されます。

①がアプリID(デベロッパーID)で、②がアフィリエイトIDです。

なお、後からアプリID(デベロッパーID)、アフィリエイトIDを確認・取得するには以下の操作をおこないます。

Rakuten Developpersのトップ画面から、上部の「アプリ情報の確認」を押下します。

上記の画面でアプリID(デベロッパーID)、アフィリエイトIDが確認できます。

ポチップで設定する

Rakuten DevelopersのアプリID(デベロッパーID)とアフィリエイトIDが取得できたら、WordPressにポチップをインストールして、ポチップの初期設定(ポチップ設定)を済ませましょう。

ポチップで商品リンクを作成するには以下の操作をおこないます。

1)ポチップのインストール&有効化

ポチップはWordPress公式プラグインとして登録されているので、簡単にインストールできます。

WordPress管理画面の左サイドメニューから、①「プラグイン」→②「新規追加」と進み、③右上の検索欄に「pochipp」と入力します。

自動的にキーワードに合致したプラグインが表示されるので、「Pochipp」を選択し、「今すぐインストール」ボタンを押下します。

インストールが完了すると、「有効化」ボタンが表示されるので押下してください。

有効化が完了すると、インストール済みプラグインの画面に遷移して、左サイドメニューに「ポチップ管理」というメニューが追加されます。

これで、ポチップのインストールと有効化は完了です。

2)ポチップの設定

ポチップの設定は、楽天アフィリエイトを利用する場合と、もしもアフィリエイト経由の場合で異なるため、それぞれの設定方法を説明します。

楽天アフィリエイトを利用する場合

楽天アフィリエイトを利用する場合は、以下の設定をおこないます。

WordPress管理メニューから、①「ポチップ管理」→②「ポチップ設定」へと進み、③「楽天市場」タブを選択します。

「楽天市場」タブで以下の項目を設定します。

設定項目 設定内容
④アプリID(デベロッパーID) Rakuten Developersで取得したアプリIDを設定
⑤アフィリエイトID Rakuten Developersで取得したアフィリエイトIDを設定

設定が済んだら、画面下部にある「変更を保存」ボタンを押下してください。

もしもアフィリエイト経由の場合

もしもアフィリエイト経由でポチップを利用するには、事前にもしもアフィリエイトの登録と、楽天市場との提携を済ませておく必要があります。

もしもアフィリエイトの登録方法は、下記の記事を参考にしてください。

もしもアフィリエイトを徹底解説!特徴やメリット、始め方(ASPの登録方法)まで

  • WordPress運営のコツ

もしもアフィリエイト経由の場合は、まず楽天市場の「a_id」を確認・取得します。

もしもアフィリエイトにログインし、①「プロモーション検索」→②「提携中」の順に進みます。

プロモーションの一覧から、「楽天市場の商品購入」を選び、「広告リンクへ」を押下します。

ソース(広告コード)に含まれる「a_id=○○○○○○○」の数字の部分が「a_id」です。

数字の部分だけコピーしておきましょう。

次に、WordPress管理画面から下記の操作をおこないます。

WordPress管理メニューから、①「ポチップ管理」→②「ポチップ設定」へと進み、③「もしも」タブを選択します。

「もしも」タブで⑤「楽天市場のa_id」に、先ほどコピーした「a_id」の数字分「○○○○○○○」を貼り付けます。

設定項目 設定内容
④Amazonのa_id 今回は未設定。(もしもアフィリエイト経由でAmazonの商品リンクを作成する場合に設定する)
⑤楽天市場のa_id もしもアフィリエイトで取得した楽天市場のa_idを設定する
⑥Yahoo!ショッピングのa_id 今回ま未設定(もしもアフィリエイト経由でYahoo!ショッピングの商品リンクを作成する場合に設定する)

設定が済んだら、画面下部の「変更を保存」ボタンを押下してください。

3)商品リンクの作成

WordPressの記事内に楽天アフィリエイトの広告リンクを設置する方法を説明します(ブロックエディタの場合)。

商品リンクを挿入したい場所に空き行(空きブロック)を作成し、右端に表示される「+」マークを押下します。

ブロックの選択ボックスが表示されるので、①検索欄に「pochipp 」と入力し、②表示された「ポチップ」ブロックを選択します。

「ポチップ」ブロックが挿入されました。

続けて「商品を検索」ボタンを押下してください。

商品検索画面が表示されるので、①「楽天市場で検索」タブを選択します。

ここで、②検索ボックスに広告を掲載したい商品名を入力し、③右側の検索ボタンを押下してください。

検索結果が表示されました。

この中から商品リンクを作成したい商品を選び、「この商品を選択」ボタンを押下しましょう。

楽天市場の商品リンクが作成されました。

リンク先のページを確認したい場合は、①「商品ページ」を押下すると、該当ページが表示されます。

また、この商品リンクを他の記事でも利用したい場合は、②「商品データをポチップ管理画面に登録する」を押下します。

すると、ポチップの商品検索画面の「登録済み商品を検索」タブに表示されるので、後から簡単に呼び出せます。

楽天アフィリエイトを始めてみよう

「楽天アフィリエイト」は初心者でもすぐに始められ、報酬を得やすいアフィリエイトサービスです。

報酬単価が低く大きく稼ぐのが難しいといった面もありますが、ある程度慣れてきたら他のアフィリエイトサービスと併用することで収益アップが狙えます。

アフィリエイトを始めるなら、楽天アフィリエイトの導入をぜひ検討しましょう。

なお、アフィリエイトサイトやブログを開設するには、レンタルサーバー選びが重要です。

下記の記事でアフィリエイトにおすすめのレンタルサーバーを解説しているので合わせてご覧ください。

アフィリエイト初心者におすすめのレンタルサーバーは?選ぶポイントも解説!

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