自社のホームページを作成するにあたり、どのような方法が良いのかと悩んでいる担当者の方もいるでしょう。
近年では、専門知識がなくてもホームページを作成できるサービスが増えました。
しかし、それぞれに特徴や機能が異なるため、目的に応じて適切なサービスを選ぶ必要があります。
本記事では、ホームページを作成する方法ごとにメリット・デメリットを解説したうえで、自社に適したホームページ作成方法の選び方について説明します。
また、無料でホームページやECサイトが作成できるおすすめのサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
ホームページの作成方法は大きく3パターン
ホームページの作成方法には、主に「自社で作成する」「制作会社に外注する」「ホームページ作成サービスを利用する」の3つが挙げられます。
自社で作成する | 自由度が高いが、高品質なホームページを作成するには専門的な知識やスキルが必要 |
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制作会社に外注する | 高品質なホームページを作れるが、内製するのと比べて費用かかる |
ホームページ作成サービスを利用する | 低コストで、自社で一から作るよりも簡単に作成できる。専門知識やスキルもあまり必要としないが、サービスによっては自由度が低い |
作成方法によってどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
自社で作成する
1つ目は、何もない状態からホームページを自作する方法です。
具体的にはHTMLやCSS、JavaScriptなどを用いてWebサイトのデータを作成し、サーバーにアップロードします。
また、インターネット上に公開する際には、データをドメインに紐付ける作業も必要です。
これらの作業をおこなうには、Web開発の専門知識やスキルを有するエンジニアが欠かせません。
ホームページの規模や内容によっては、デザイナーやコーダー、ライターやディレクターなどのスタッフも必要でしょう。
適した人材が不足している場合は、従業員にスキルを習得してもらうか、新たに採用する必要があります。
制作会社に外注する
2つ目は、ホームページ作成の専門家である制作会社に外注する方法。
この場合は、制作会社の担当ディレクターがホームページへの要望をヒアリングしたうえで、すべての業務をディレクションします。
デザイナーやプログラマーなど、それぞれの分野のスペシャリストがチームを組んでホームページ作成にあたるため、安心感があるでしょう。
その分、コスト(制作費用や運用費用)は高くなります。
なお、小規模のホームページの場合は制作会社だけでなく、ホームページ作成を専門とするフリーランスに依頼する選択肢もあります。
フリーランスにお願いすることでコストが下がりますが、その分対応範囲やクオリティに問題が出てしまう場合もあるので注意が必要です。
ちなみに、次に紹介するホームページ作成ツールを利用し、ホームページの開設までを外部の制作会社に依頼、
その後の運用は自社でおこなうというハイブリッドな方法もあります。
ホームページ作成サービスを利用する
3つ目は、ホームページ作成のための機能を提供するサービスを利用する方法です。
多くのホームページ作成サービスには、編集・更新機能はもちろん、サーバーやドメインのような、ホームページを作成・公開するのに必要な機能が一通りそろっています。
HTMLやCSSなどの専門知識がなくても使える点が魅力です。
社内にエンジニアが不足している場合でも、ホームページを作成しやすいでしょう。
有料で手厚いサービスを提供しているものもありますが、無料で利用できるサービスも多数あります。
費用を抑えたい場合は、無料サービスの利用も検討してみましょう。
【ホームページ作成方法別】メリット・デメリット
ホームページを作成する方法は3つあることを説明しました。
では、どのような場合に、どの方法が適しているのでしょうか。
ここでは、それぞれの方法におけるメリットとデメリットを説明します。
自社で作成する場合のメリット・デメリット
まずは、ホームページを自社で作成する場合のメリットとデメリットを説明します。
メリット
- 制限が少なく自由
- 費用をコントロールしやすい
- 好きなタイミングで更新などが可能
- 運用・保守の費用が少なくて済む
ホームページは自作するのが、もっとも制限が少なく自由度の高い方法です。
どのようなホームページにしたいのかが明確であれば、デザインも含めて細部までこだわって作れます。
また、ほかの作成方法と比較すると、費用をコントロールしやすいという見方もできます。
ドメインやサーバーを維持するための最低限の費用はかかりますが、制作会社への依頼料やサービスの利用料はかかりません。
構築後の修正・更新・コンテンツの追加なども社内で実施するため、運用・保守の費用も最小限で済みます。
作業をすべて任意のタイミングでおこなえる点もメリットでしょう。
デメリット
- 社内ですべての工程をまかなう必要がある
- 担当する従業員のマネジメント工数
ホームページ作成を自社でおこなうには、関連する工程をすべて社内でまかなう必要があります。
企業としての信頼性を損なわない品質を求めるのであれば、専門的な知識とスキルを備えたエンジニアやデザイナーが社内にいる必要があります。
しかし、ホームページ作成の経験が十分にある従業員を雇用するのは、中小規模の企業では難しい面もあるでしょう。
かといって、他の従業員にホームページ作成の知識やスキルを短期間で習得してもらうということも難しいはず。
通常業務に支障が出ないようにするために、マネジメントにも多少の工数をかける必要があるかもしれません。
制作会社に外注する場合のメリット・デメリット
次は、ホームページ制作を制作会社に外注する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- 高品質で洗練されたデザイン
- 社内工数を削減可能
ホームページは独力で作るよりも、外注したほうが高品質で洗練されたデザインにできる可能性が高いです。
制作会社は、ホームページ作成におけるプロフェッショナルであるためです。
制作会社には、ホームページ作成に関するすべての作業を依頼できます。
自社スタッフにとっては、大幅な負担の軽減や時間の節約につながるでしょう。
なお、制作会社の作業は、依頼者の要望に基づいて進行します。
思い通りのホームページを実現するためには要望をしっかりと伝える必要があります。
デメリット
- 最低でも数十万円はかかる
- 運用・保守も依頼する場合は継続的に費用が発生
ホームページ作成を外注するとなれば、費用がかかることは避けられません。
ある程度の品質を求めるのであれば、最低でも数十万円、規模や内容によっては数百万円もかかる場合もあります。
また、ホームページは一度完成すれば終わりではありません。その後の運用コストについても考えておく必要があります。
修正や更新などの保守作業も制作会社に依頼すると、継続的に費用が発生します。
なお、外注といっても、ホームページを「丸投げ」で作ろうとする考え方は避けるべきです。
期待どおりのホームページにするためには、自社の要望を制作会社に理解してもらう必要があります。
念入りな打ち合わせや段階ごとのチェックをおこない、どのようなホームページにしたいのかをしっかりと伝えることが重要です。
ホームページ作成サービスを利用する場合のメリット・デメリット
ホームページ作成サービスを利用する場合にも、メリットとデメリットの両面があるので説明します。
メリット
- 専門知識がなくても可能
- 無料ではじめることもできる
ホームページ作成サービスには、ホームページを構築・公開するのに必要な機能が最初からそろっています。
専門知識がない初心者でもホームページ作成が可能です。
また、保守に関する機能もあるため、コンテンツの追加や更新にも自社のみで対応できます。
外注する場合と比べると、制作会社を通す必要がない(コストを抑えやすい)点がメリットです。
なお、多くのホームページ作成サービスは、無料で使い始められるプランを提供しています。
無料プランを選べば、費用をさらに抑えることも可能になるでしょう。
デメリット
- 自由度が低い傾向
- サービスによってはできないこともある
- 無料の場合、広告が表示される場合がある
利用するサービスにもよりますが、無料プランはデザインの自由度が低い傾向にあります。
オリジナリティのあるホームページにするために、有料プランへの加入が必要になるかもしれません。
無料プランでは、その他の機能にも制限が多くなります。
たとえば、企業のホームページでは社名や商品・サービス名など独自文字列のドメイン名を使えるかどうかも重要です。
しかし、サービスによっては独自ドメインに対応していなかったり、有料プランでなければ設定できなかったりします。
また、場合によってはホームページに自社とは無関係な広告が表示されることもあります。
これは、低価格でのサービス提供を、広告収入によって実現しているためです。
広告表示を不快に感じるユーザーもいますし、そもそも企業ホームページに他社の広告が表示されるのは不信感につながりますよね。
利用する予定のサービスがあれば、広告を非表示にする方法が用意されているか
どうか確認しておきましょう。自社に適したホームページ作成方法の選び方
ホームページ作成には3つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあることを説明しました。
しかし、どの方法にすべきかを、まだ決めかねている方もいるかもしれません。
ここでは、ホームページの作成方法を選ぶ際に注目すべき要素などを説明します。
それぞれくわしく見ていきましょう。
予算
ホームページ作成の費用は、どのようなホームページにしたいかだけでなく、どの作成方法を選ぶかによっても変わります。
予算を基準に作成方法を決めるのも、一つの考え方でしょう。
予算が限られている場合は、ホームページ作成サービスがもっとも安価なのでおすすめです。
ある程度の予算を確保したうえで高品質なホームページを目指すのであれば、制作会社への依頼も視野に入れて検討しましょう。
目的
ホームページを作成したい理由は、企業ごとに異なります。
情報発信や認知度向上、商品やサービスの販売など、さまざまな目的があるでしょう。
目的からホームページに必要な内容や機能を明確にすれば、どの作成方法が自社に適しているのかを判断しやすくなります。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
- サイト上で商品・サービスの販売をしたい場合
⇒決済機能 - SNSでの発信も強化したい場合
⇒SNS連携機能 - 自社の専門性をよく知ってもらいたい場合
⇒ホワイトペーパーをダウンロードできる機能
このような閲覧以外の機能を作り込むには、自社で作成するか外注するのがおすすめです。
一方、情報提供のみが目的であれば、ホームページ作成サービスでも十分かもしれません。
たとえば、商品販売が目的の場合、ECサイト専用のサービスを利用することも検討しましょう。
こうしたサービスの多くは、決済機能や顧客管理、商品管理などの機能を備えています。
サポート体制
手厚いサポートを期待するなら制作会社に依頼する方法がおすすめです。
ホームページ作成の過程で出てくるさまざまな課題について、専門知識をもったスタッフから解決策を提案してもらえます。
実現したいことや疑問点についても、相談に乗ってもらえるでしょう。
ある程度のトラブルが発生しても、自力で解消しながら進めていくつもりであれば、制作会社に頼らない方法を選んでも問題ありません。
自由度
自由度の高いホームページにするなら自社制作か外注が適しています。
ただし、自社で作成するには、専門的な知識とスキルが必要です。
外注する場合は、費用が高くなることがある点を考慮しなければなりません。
なお、「デザインのバリエーション」という意味の自由度については、テンプレートが充実しているホームページ作成サービスを選べば解決できる場合もあります。
「修正や更新のしやすさ」という意味の自由度も、ホームページ
作成サービスの機能があれば十分かもしれません。完成までのスピード
完成までのスピード(制作期間)は、状況次第でもっとも優先度が高いかもしれません。
スピードが最優先ならホームページ作成サービスの利用を検討しましょう。
独自性は少なくなりますが、掲載内容さえ決まっていれば、もっとも早く完成できる可能性が高い手法です。
時間に余裕がある場合は、自社で制作したり、制作会社に依頼してしっかり作りこんでもらうほうが高品質な仕上がりが期待できます。
運用期間
ホームページは、長期的に運用したいケースが多いと思いますが、イベント用のホームページなどあらかじめ運用期間が決まっている場合もあるでしょう。
運用期間が限られているものは、費用と時間をかけて作りこむと費用対効果が悪くなります。
恒久的に運用したいのか、短期間だけ運用したいかでも求める品質に差がでてくるため、選ぶべき作成方法は変わります。
制作会社などプロに依頼する場合であれば、質の高いホームページを長期に渡って運用することができます。
一方、運用コストは高くなってしまうでしょう。
ホームページ作成サービスを利用する場合はコストを抑えることができますが、サービス自体が終了してしまうリスクがあります。
その場合、別のサービスに乗り換えたり、外注して作り直したりしなければなりません。
ちなみに、制作会社にホームページ作成サービスで作ってもらい、更新・保守管理は自社でおこなうという選択肢もあります。
結局どれがいいの?
ホームページ作成の予算や規模、運用期間などは作るホームページの目的などによって異なります。
そのため、どの作成方法を選ぶのが正解なのかは、一概には言えません。
ただし、大前提として「実現したい目的を達成できるか」がもっとも大切です。
いくら安価で、または無料で作れたとしても、本来の目的が達成できなければ、作成した手間や人件費が無駄になってしまいます。
もしどの方法でも目的が達成できる可能性があるのであれば、ホームページ作成サービスから始めるのも一つの手です。
これなら、ホームページを作らなかったことによる機会損失を防ぎながら、スモールスタートができます。
なお、ホームページ作成サービスの中には、一般的なWebサイトだけでなく、ECサイト(通販サイト)にも適したものがあります。
ECサイトの運営を視野に入れている場合は、そのようなサービスを選びましょう。
ホームページ作成サービス12選
ホームページ作成サービスは多数あります。
なかでもおすすめのホームページ作成サービスを紹介するので、どれが自社に適しているか確認してみてください。
1. WordPress(ワードプレス) | 世界シェアNo.1のCMS。利用者が多く、使い方などの情報も得やすい |
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2. STUDIO(スタジオ) | デザインの自由度が高い |
3. Jimdo(ジンドゥー) | 質問に答えるだけでホームページを作れる機能を搭載 |
4. Crayon(クレヨン) | スマートフォンでも作成できる |
5. ペライチ | 小規模サイト向き。LP(ランディングページ)を作成しやすい |
6. Wix(ウィックス) | 事業分野に合うテンプレートを選びやすい |
7. Ameba Ownd(アメーバオウンド) | オウンドメディアを作りやすい |
8. Googleサイト(グーグルサイト) | 無料でも広告が表示されない |
9. CLOUD LINE(クラウド ライン) | ページを直接編集できるためプレビューの手間が省ける |
10. Goope(グーペ) | 事業や店舗に合うホームページを作りやすい |
11. Weebly(ウィーブリー) | プロ仕様のテンプレートが多数用意されている |
12. Strikingly(ストライキングリー) | 訪問者数やユニークビジター数など統計機能を備えている |
1.WordPress(ワードプレス)
「WordPress」は、世界No.1のシェアを持つCMS(Webサイト構築&運用システム)。
CMSにおけるWordPressの世界シェアは62.7%で、全世界のWebサイトのうち43.3%がWordPressで作られています。(※参照元:Usage Statistics and Market Share of WordPress, May 2024|W3Techs)
WordPressは、一般的なホームページはもちろん、自社製品の展示・販売やブログページの作成などもおこなえるシステムです。
WordPressには「WordPress.org」と「WordPress.com」の2種類があります。
「WordPress.org」は、ソフトウェア自体をダウンロードして利用するもので、サーバーなどの準備が必要になりますが、より自由度が高く、カスタマイズの幅が広がります。
通常「WordPress」と言う場合は、こちらの「.org」を指すことが一般的です。
企業のホームページ作成には、自由度が高く機能制限などのない「.org」がおすすめです。
一方の「WordPress.com」は、ホスティングが含まれたサービスで、無料プランも用意されているため、多くの機能をすぐに使い始めることができます。
スモールスタートにも適しており、有料プランに移行すれば独自ドメインによる運営やプラグインの利用も可能です。
ただし「.com」は「.org」に比べて機能や自由度に制限があります。
WordPressは初心者でも扱いやすく、デザインをカスタマイズできるテンプレート(テーマ)が豊富にそろっています。
これからホームページ作成を始める企業にとっては、ユーザーの多さもWordPressを選ぶ理由になるかもしれません。
わからないことがあってもインターネット上で解決策を見つけやすいため、WordPressを導入するハードルは、それほど高くはないといえます。
2. STUDIO(スタジオ)
「STUDIO」は、コードを書かずにデザインができ、クリックするだけでホームページを作成できるサービス。
日本のSTUDIO株式会社が運営しており、さまざまな規模・業種のホームページ作成に利用されています。
多くのホームページ作成サービスがテンプレートを前提にしているのに対し、STUDIOはテンプレートに縛られる部分が少ないのが特徴。
白紙の状態からでもノーコードでデザインできるようになっており、高度な専門知識が不要です。
ただし、画面操作には慣れが必要な部分があり、使い方などの情報も多くは出回っていないようです。
デザインソフトの利用経験があればそれほど問題はないですが、申し込み前に操作感を確認することをおすすめします。
3.Jimdo(ジンドゥー)
画像引用:ジンドゥー|簡単・無料ホームページ作成ツール|KDDIグループ
「Jimdo」は、世界中で3,200万以上のWebサイトに利用されている大手のホームページ作成サービス。
ドイツ生まれのサービスですが、日本語にも対応しているため言語の心配はありません。
編集画面がシンプルでわかりやすく、直感的な操作で効率良く作業できる点がJimdoの特徴です。
ホームページを素早く作成するのに適したサービスだといえるでしょう。
Jimdoには、「AI ビルダー」と「クリエイター」の2つのプランが用意されています。
「AI ビルダー」では、質問に答えることで目的に応じたホームページを作成できます。
「クリエイター」は自力でホームページを作り上げたい場合に適しており、HTMLやCSSのスキルを活かしたカスタマイズも可能です。
4.Crayon(クレヨン)
画像引用:ホームページ作成【無料】スマホで編集できるCrayon(クレヨン)
「Crayon」は、スマートフォンでもホームページを作成できるサービスです。
パソコンが使えない状況でもホームページの作成・更新などの作業をおこないたい場合は、Crayonも候補の1つに挙げておくとよいでしょう。
Crayonに登録すると、はじめは「フリープラン」になります。機能に制限はありますが、完全無料で使用感の確認が可能です。
本格的な運用を始める際には、有料の「ライトプラン」か「プロプラン」への移行をおすすめします。
5.ペライチ
「ペライチ」は、デザインを選んで内容を入力していくことでホームページを作成できるサービス。
比較的小規模の(ページ数が少ない)ホームページを作成する場合に向いています。
LP(ランディングページ)に適したテンプレートも豊富にあるため、自社の商品やサービスをまとめた単体ページも素早く作れます。
無料で始めることもできますが、無料の「フリープラン」では1ページしか作成できず、独自ドメインにも対応していません。
本格的に使い始める際には、有料プランに移行する必要があるでしょう。
なお、作成できるページ数は、プランごとに上限が決められています。
上限を超えてページを追加するにはオプション料金がかかるため、ページ数がどんどん増えいくタイプのホームページの場合、注意が必要です。
6.Wix(ウィックス)
画像引用:無料ホームページ作成 | ホームページの作り方 | Wix.com
「Wix」では、900以上のテンプレートから自社に適したものを選んで利用できます。
全世界のユーザー数は2億5,000万人以上と、とても多くの人に利用されているサービスです。
ネットショップや予約システムなどを作れるほか、集客に役立つ機能も搭載している点は同サービスの魅力でしょう。
また、専門的な知識がなくても、ノーコードで自由にホームページを作れます。
テンプレートは事業分野や用途ごとに整理されており、自社に適したものを探しやすくなっています。
専門知識があれば、より高度なカスタマイズも可能。デザインの自由度は、比較的高いといえるでしょう。
7.Ameba Ownd(アメーバオウンド)
画像引用:無料でホームページやブログを作ろう - Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
「Ameba Ownd」は、ホームページを簡単に作成できるのが魅力のサービス。
洗練されたテンプレートが豊富に用意されており、さまざまなビジネスシーンに利用できます。
Ameba Owndには、ブログやネットショップ、オウンドメディアなどを作成するための機能がそろっています。
編集画面がシンプルで操作方法もわかりやすいため、初心者にも安心のサービスだといえるでしょう。
なお、テンプレートは、あとから変更することも可能。
コンテンツを残したままで変更できるため、はじめからホームページを作り直す必要はありません。
8.Googleサイト(グーグルサイト)
画像引用:Google サイト
「Googleサイト」は、Googleが提供するホームページ作成サービス。
Googleカレンダーとの連携やGoogleドライブからの画像アップロードなど、Googleの各種サービスとの相性の良さが特徴です。
無料で利用できるにもかかわらず、同サービスで作成したホームページには広告が表示されません。
「無料で使いたいけれど、広告が表示されるのは困る」という場合に適したサービスだといえるでしょう。
ただし、ほかのサービスと比較すると、カスタマイズ性は高くありません。
独自のデザインや機能を実現したい場合は、ほかのサービスを利用することを検討しましょう。
9.CLOUD LINE(クラウド ライン)
「CLOUD LINE」は、直感的な操作で作業を進められるサービス。
テンプレート数も多く、初心者でもおしゃれなホームページを作りやすくなっています。
同サービスでは、無料素材サイトとの連携により、必要な画像を即座にダウンロードして利用できます。
また、画像加工ツールとの連携により、画像の加工も可能。ホームページに使う画像を、あらかじめ加工しておく必要はありません。
ホームページ作成サービスの多くでは、編集画面から仕上がりを確認することはできません。
これに対して、CLOUD LINEではログインした時点で、実際のページを直接編集できます。
プレビューで仕上がりを確認する手間を省いて、効率的に作業を進められるのが特徴です。
10.Goope(グーペ)
画像引用:ホームページ作成・ホームページ制作サービス「グーペ」
「Goope」は、専門知識がなくてもビジネスのためのホームページを作れるサービス。
充実したテンプレートをベースにデザインを調整することで、事業や店舗のコンセプトを表現しやすくなっています。
予約フォームやショッピングカートを設置できるため、ECサイトを含むさまざまなジャンルのホームページの作成と運用が可能。
また、メールマガジンを発行する機能も備えています。
Goopeは「スタンダード」と「ライト」の2種類のプラン。
低料金の「ライト」プランでも一通りの機能はそろっているので、こちらのプランから始めるのがおすすめです。
より本格的な運用が見えてきたときには、「スタンダード」プランへの切り替えを検討しましょう。
11.Weebly(ウィーブリー)
画像引用:無料ウェブサイトビルダー:無料のウェブサイトやオンラインストアを作成する | Weebly
「Weebly」は、専門知識がなくてもホームページを作成できる、アメリカ生まれのホームページ作成サービス。
サポートは英語のみのため、不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、モバイルアプリが提供されており、スマートフォンからでも管理できる点は便利。
実際に、日本にもホームページ作成にWeeblyを活用している企業は存在します。
Weeblyのテンプレートはプロ仕様で美しく、ジャンルごとに整理されています。
メールマーケティングにも対応しており、メールアドレスのリストをグループに分けて管理したり、開封率を確認したりといったことが可能です。
12.Strikingly(ストライキングリー)
画像引用:ウェブサイトの作り方 - 無料のウェブサイトビルダー | Strikingly
「Strikingly」は、わかりやすい編集画面により、HTMLやデザインの知識がなくてもホームページを作成できるサービス。
無料プランでも、使用できるテンプレートが充実しています。
同サービスには統計機能が備わっており、訪問者数やユニークビジター数、使用デバイスなどの情報を確認できます。
別途導入しなくても、最初から分析ツールを使えるのは一つの魅力でしょう。
ただし、無料プランと価格がもっとも安い「LIMITED版」では、1サイトあたり5ページまでしか作成できません。
より多くのページを作るには、「PRO版」以上のプランを選ぶ必要があります。
ECサイト作成サービス7選
ここからは、ECに特化したサービスを紹介します。
一般的なホームページ作成サービスの中にもECサイトに対応したものはありますが、仕様や特徴には違いがあります。
1. Shopify(ショッピファイ) | 海外展開を視野に入れたECサイトにおすすめ |
---|---|
2. BASE(ベイス) | 売れたときにだけ手数料がかかるプランを提供 |
3. カラーミーショップ | 同一ドメイン内にWordPressを導入できる |
4. STORES(ストアーズ) | 実店舗を展開する企業におすすめ |
5. Square(スクエア)オンラインビジネス | オンラインでの注文に特化 |
6. futureshop(フューチャーショップ) | オンラインと実店舗を連携させやすい |
7. ecforce(イーシーフォース) | 新機能のリリースが活発 |
1.Shopify(ショッピファイ)
画像引用:ECビジネスを立ち上げ、規模拡大 - 3日間の無料体験 - Shopify 日本
「Shopify」は、2017年に日本に進出し、175ヵ国で導入実績を持つサービス。
133種類の通貨に対応しており、最大5言語での販売も可能なことから、海外展開を目指す企業におすすめのサービスといえるでしょう。
決済サービスは100種類以上に対応。
複数の販売チャネルを持つ企業でも、顧客管理や在庫管理に1つのツールで対応可能です。
操作もしやすいため、効率良く業務をこなせます。
2.BASE(ベイス)
画像引用:BASE (ベイス) -無料で簡単なネットショップ作成サービス
「BASE」は、BASE株式会社が運営するショッピングカートサービス。
直感的な操作が可能で、カスタマイズ性にも優れているため、初心者でも使いやすいでしょう。
デザインテーマが充実しており、ブランドのイメージを表現しやすい点も魅力の一つです。
同サービスには、2つのプランが用意されています。
「スタンダードプラン」は固定費が0円に設定されており、商品が売れたときにだけ手数料が発生する仕組みです。
ある程度の売上が見込めるのであれば、月額費用は発生するものの手数料が安くなる「グロースプラン」がお得です。
3.カラーミーショップ
画像引用:カラーミーショップ | 集客に強いECサイト構築サービス
「カラーミーショップ」は、国内最大級のECサイト構築サービスで2005年からGMOペパボ株式会社が提供しています。
同一ドメイン内にWordPressを無料で導入できる点が大きな特徴で、
EC機能とコンテンツ発信(ブログやオウンドメディアなど)を兼用することができます。
サポート体制も充実しており、設定などで困ったときはメールや電話で相談可能。
操作方法やショップ運営のノウハウを、YouTubeチャンネルなどを通して広く配信しています。
4.STORES(ストアーズ)
画像引用:STORES(ストアーズ)はあなたのお商売を応援します
「STORES」は、専門知識がなくても簡単にネットショップを始められるサービス。
オンラインとオフラインを組み合わせて売上アップを狙う、オムニチャネルを想定している点が本サービスの特徴でしょう。
予約システムやPOSレジ、キャッシュレス決済など、実店舗を展開する企業におすすめのサービスがそろっています。
5.Square(スクエア)オンラインビジネス
画像引用:ネットショップを無料で開設。簡単に作れるECサイトは Square(スクエア)
「Square オンラインビジネス」は、オンラインでの注文に特化したサービス。
あわせて提供される「Square POSレジ」との連携により、実店舗での販売も1つのシステムで管理できます。
さまざまな販路の販売・在庫状況をリアルタイムで把握するのに役立つでしょう。
同サービスには、ネットショップの運営を快適にする機能が備わっています。
たとえば、Squareにある データと連携することで、送り状の作成や印刷などを簡単にすることができ、発送業務などの効率化を実現します。
また、店舗スタッフがデリバリーする、購入したユーザが店内受取する、など受け渡し方法を複数から選ぶことも可能です。
6.futureshop(フューチャーショップ)
画像引用:オムニチャネル・OMO | SaaS型ECサイト構築プラットフォーム futureshop
「futureshop」は、オムニチャネルのための機能を備えたサービスです。
なお、オムニチャンネルとは、顧客がオンラインや店舗など複数のチャネルを利用しても、一貫した購買体験を提供する戦略をさします。
futureshopでは、実店舗の在庫をECサイトに表示させることができるため、アパレルやファッション業界にも適しています。
例えば、顧客はECサイトで商品を確認し、購入したものを実店舗で受け取ることができるため、顧客満足度の向上とともに、来店を促す効果も期待できます。
サポートが充実していることも、同サービスの特徴です。
疑問点などは経験豊富なアドバイザーに相談でき、無料のコンサルティングやセミナーなども活用できます。
7.ecforce(イーシーフォース)
画像引用:ecforce | 統合コマースプラットフォーム/EC構築システム
「ecforce」は、マーケティングやデータ活用を含めてオールインワンで対応できるECサイト作成サービスです。
受注と顧客データ管理のほか、LP作成や離脱防止ポップアップ、広告管理などの機能が整備されています。
高品質が売りであり、売上が数億円規模になったとしても、エキスパートプランなら対応可能です。
Webhookや外部サービスとの連携用APIなど、豊富なオプション機能も備えています。
特に、外部サービスとの連携機能は要望に応じて日々対応サービスが増えているため、必要な機能を柔軟に取り入れることができます。
これにより、自社にとって理想的なECシステム環境を実現することが可能です。
自社での運用を検討したい場合、WordPressがおすすめ
ここまでホームページ作成のための、さまざまなサービスを紹介しました。
その中でもWordPressは、世界中の多くの企業のホームページ作成に利用されており、特におすすめのサービスです。
初心者でも簡単にホームページを作成・運用することができ、テンプレート(テーマ)もとても豊富なので、簡単に理想のデザインに仕上げることができます。
拡張機能(プラグイン)も非常に多いため、専門知識がなくてもさまざまな機能を後付けで導入することが可能です。
WordPressの詳細については、以下の記事も合わせてご確認ください。
【WordPressとは?】簡単にWebサイトを構築できる!世界シェアNo.1のCMS
- WordPressの始め方
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
なお、自社のホームページにWordPressを利用したい場合は、ぜひ「ConoHa WING」のレンタルサーバーをご検討ください。
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ホームページ作成 まとめ
ホームページの作成方法には「自社でおこなう」「制作会社に依頼する」「サービスを利用する」の3種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを考慮して、自社に適した方法を選びましょう。
またサービスを利用する場合、ホームページを作るのか、ECサイトを作るのかをしっかり検討してから選択してください。
ホームページ作成サービスおすすめ12選
1. WordPress(ワードプレス) | 世界シェアNo.1のCMS。利用者が多く、使い方などの情報も得やすい |
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2. STUDIO(スタジオ) | デザインの自由度が高い |
3. Jimdo(ジンドゥー) | 質問に答えるだけでホームページを作れる機能を搭載 |
4. Crayon(クレヨン) | スマートフォンでも作成できる |
5. ペライチ | 小規模サイト向き。LP(ランディングページ)を作成しやすい |
6. Wix(ウィックス) | 事業分野に合うテンプレートを選びやすい |
7. Ameba Ownd(アメーバオウンド) | オウンドメディアを作りやすい |
8. Googleサイト(グーグルサイト) | 無料でも広告が表示されない |
9. CLOUD LINE(クラウド ライン) | ページを直接編集できるためプレビューの手間が省ける |
10. Goope(グーペ) | 事業や店舗に合うホームページを作りやすい |
11. Weebly(ウィーブリー) | プロ仕様のテンプレートが多数用意されている |
12. Strikingly(ストライキングリー) | 訪問者数やユニークビジター数など統計機能を備えている |
ECサイト作成サービスおすすめ7選
1. Shopify(ショッピファイ) | 海外展開を視野に入れたECサイトにおすすめ |
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2. BASE(ベイス) | 売れたときにだけ手数料がかかるプランを提供 |
3. カラーミーショップ | 同一ドメイン内にWordPressを導入できる |
4. STORES(ストアーズ) | 実店舗を展開する企業におすすめ |
5. Square(スクエア)オンラインビジネス | オンラインでの注文に特化 |
6. futureshop(フューチャーショップ) | オンラインと実店舗を連携させやすい |
7. ecforce(イーシーフォース) | 新機能のリリースが活発 |
また、自社の事業に求められる機能がそろっているかを確認することも大切です。
デザインが重要なのか、LPとしての機能が重要なのか、もしくは実店舗との連携が重要なのか。
それぞれのサービスの特徴を踏まえて、自社に最適のサービスを選択しましょう。
ホームページを自社で作成する場合は、WordPressがおすすめです。
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【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
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