画像生成AIをブログに活用する方法!おすすめの画像生成AIも紹介

ブログにはたくさんの画像が必要ですよね。

しかし、毎回画像を自分で用意するのは時間と労力がかかりますし、作成を依頼したり購入するのにはお金がかかります。

そこで注目されているのが画像生成AIです。

画像生成AIを使えば、簡単にイメージ通りの高精度な画像が作成でき、ブログ記事の訴求力も向上します。

ただし、画像生成AIは数多くの種類があり、どれを利用すれば良いのかわからない人が多いのではないでしょうか。

本記事では、ブログで使えるおすすめの画像生成AIツールを紹介します。

また、画像生成AIの基礎知識やブログへの活用方法、注意点についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

  • ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。

目次

  1. ブログにも使える主要な画像生成AI
    1. DALL-E
    2. Midjourney
    3. Stable Diffusion
    4. Adobe Firefly
    5. Visual ChatGPT
  2. 【日本語対応】ブログにおすすめの画像生成AIサイト・アプリ
    1. ConoHa AI Canvas
    2. Fotor
    3. Canva AI
    4. PicWish
    5. Picsart
    6. MyEdit
    7. にじジャーニー
    8. AIピカソ
    9. AIイラストくん
    10. お絵描きばりぐっどくん
  3. ブログ運営で画像生成AIを活用する方法
    1. ブログのアイキャッチ画像やイメージ画像を作成
    2. ブログのロゴやファビコンなど各種画像を作成
    3. プロフィール用のアイコン画像を作成
  4. ブログ運営で画像生成AIを活用するメリット
    1. コストや時間をかけずに画像を作れる
    2. デザインスキルがなくても画像を作れる
    3. オリジナル画像はSEO効果を期待できる
    4. 内容にフィットする画像を作れる
  5. ブログで画像生成AIを活用する注意点
    1. 著作権侵害のリスクがある
    2. 自動生成される画像は細かい修正が難しい
  6. 画像生成AIの基礎知識
    1. 画像生成AIとは
    2. 画像生成AIの仕組み
      1. 教師あり学習
      2. 教師なし学習
    3. 主な画像生成モデル
      1. GAN(敵対的生成ネットワーク)
      2. VAE(変分オートエンコーダ)
      3. CNN(畳み込みニューラルネットワーク)
      4. StyleGAN
      5. 拡散モデル
      6. フローモデル
  7. ブログと画像生成AIに関するQ&A
    1. AIの画像生成ツールはどれがいい?
    2. 画像生成AIは無料で使える?
    3. AIイラストはなぜダメなの?
    4. 画像生成AIの料金はいくら?
  8. 画像生成AIをブログに活用しよう
  9. WordPressを始めるならConoHa WINGがおすすめ!
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監修者
サンツォ(吉岡 智将)

ブログ歴10年、マーケティング歴20年の副業ブロガー、SNSインフルエンサー。ブログやアフィリエイト、WordPressのノウハウを教えるWebサイト『マクサン』の運営者。ブログ収入の累計は億を超え、月100万円以上の収益を継続的に稼ぎ続ける。現在はブログのオンラインサロン『マクサン』の共同オーナーを務め、延べ800以上のブログ相談や初心者へのコンサルティングをおこなっている。そのほか12万人以上のフォロワーを抱えるInstagram『ベランダ飯』やブログ『ベランダ飯』など、複数のブログやSNSの運営に携わる。

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監修者
柏崎 剛

プログラマー歴25年、SEO歴20年のSEOコンサルタント、WEBプログラマ、プロンプトエンジニア、教育者、作家、発明家。 株式会社コンテンシャルの代表取締役、複数社役員・SEO顧問を兼任。主にインターネットにおけるマーケティングやクリエイティブに関する業務促進や開発に携わる。

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ブログにも使える主要な画像生成AI

ブログで使える主な画像生成AIを紹介します。

画像生成AI 概要 有料/無料
DALL-E ChatGPT(会話型生成AIサービス)を提供するOpenAI社が開発した画像生成AI 有料
Midjourney アメリカのAI研究所「Midjourney」が開発した画像生成ツール。有料コミュニティ「Disoord」への参加が必要 有料
Stable Diffusion イギリスのStability AI社が開発した画像生成AIツール。ローカル版は無料で制限なく利用可能 無料/有料
Adobe Firefly グラフィック系ソフトで有名なAdobe社が提供する画像生成AI。著作権侵害リスクが低く、安全に商用利用が可能 無料/有料
Visual ChatGPT Microsoft社が公開している画像生成と会話機能を備えたAIツール。画像とテキストを組み合わせた直感的で創造的な画像編集・制御が可能 無料/有料

DALL-E

画像引用:DALL·E 3 | OpenAI

DALL-E(ダリ)は、ChatGPT(会話型生成AIサービス)を提供するOpenAI社が開発した画像生成AIです(有料)。

いくつかのバージョンがありますが、現在の最新バージョンはDALL-E3(ダリ・スリー)で、ChatGPTの有料プラン(Plus、Team、Enterprise)で利用できます。

DALL-E3の特徴
  • ChatGPTとの統合で、AIと会話しながら柔軟で詳細な画像生成が可能
  • 安全性に重点を置き、暴力的・成人向け・憎悪的なコンテンツを生成する機能を制限
  • クリエイティブコントロールで、現存するアーティストのスタイルで画像を求めるリクエストを拒否

DALL-Eが利用できるChatGPTの有料プランの価格は下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
Plus 個人向けプラン 月額20ドル
Team チームでの利用を想定したプラン 1人月額20ドル
Enterprise 大企業向けのプラン 問い合わせ

Midjourney

画像引用:Midjourney

Midjourney(ミッドジャーニー)は、アメリカのAI研究所「Midjourney」が開発した画像生成AIです(有料)。

2022年8月、アメリカのコロラド州でおこなわれた美術品評会で、Midjourneyが生成した絵画が1位を取ったことで一躍有名になりました。

利用するには同研究所が運営するDiscord(ディスコード)という有料コミュニティへの参加が必要になります。

Midjourneyの特徴
  • 写真のように高品質で鮮やかな画像が生成できる
  • 利用するにはDiscord(有料コミュニティ)への参加が必要

現在は有料プランのみ。Discordへの登録費用は下記のとおりです。

有料プラン 説明/機能の違い 料金
Basic
  • 高速生成モード:月3.3時間
  • 低速生成モード:なし
  • 生成可能枚数:200枚まで
月額10ドル
Standard
  • 高速生成モード:月15時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額30ドル
Pro
  • 高速生成モード:月30時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額60ドル
Mega
  • 高速生成モード:月60時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額120ドル

Stable Diffusion

画像引用:画像生成AI Stable Diffusion — Stability AI Japan

Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は、イギリスのStability AI社が開発した画像生成AIです(ローカル版は無料)。

オープンソフトウェアとしてソースコードが一般に公開されており、PCにインストールして利用できます。

なお、現在の最新バージョンはStable Diffusion XLとなっています。

Stable Diffusion XLの特徴
  • 先進的なアルゴリズム「深層拡散モデル」を採用し、独自画像を生成
  • 無料で制限なく利用可能(ローカル版の場合)

Stable Diffusionを利用するには下記2つの方法があります。

利用方法 説明
ローカル版(無料)
  • PCにインストールして、Stable Diffusionの実行環境を構築する方法
  • 無料で制限なく利用可能
  • 環境構築に手間がかかり、ある程度のPCスペックも必要
Web版
  • Stable Diffusionを採用したWebサービス(*1)を利用する方法
  • ローカル環境を構築する必要がなく、手軽に利用できる
  • 有料(無料で使えるが機能制限&回数制限あり)

(*1) Stability AI社が運営する公式サービス「DreamStudio」や、「ConoHa AI Canvas」」、「Stable Difusion Online」など

Adobe Firefly

画像引用:Adobe Firefly - クリエイティブのための生成AI

Adobe Firefly(アドビ・ファイアフライ)は、グラフィックや動画編集ソフトで有名なAdobe社が提供する画像生成AIです(無料/有料)。

画像データの学習にAdobe Stock画像、オープンライセンスのコンテンツ、一般コンテンツを使用し、安全に商用利用できるよう設計されています。

Adobe Fireflyの特徴
  • Adobe社のグラフィック&デザイン技術を生かした高精度の画像生成が可能
  • 著作権侵害リスクが低く、安全に商用利用が可能
  • Adobeアプリとの連携が可能

なお、Adobe FireflyはWebサービスとして単体で利用できる他、同社のアプリ(Photoshop、illustratorなど)との連携も可能です。

Adobe Fireflyの料金プランは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
Firefly無料プラン 生成クレジット数:毎月25
※月25回の画像生成が可能
無料
Fireflyプレミアムプラン 生成クレジット数:毎月100
※月100回の画像生成が可能
月額680円
Creative Cloud
単体プラン
生成クレジット数:毎月最大500
※対象アプリ1つと連携可能
月額1,180円~
Creative Cloud
コンプリートプラン
生成クレジット数:毎月1,000
※20以上のアプリと連携可能
月額7,780円

Visual ChatGPT

画像引用:Visual ChatGPTオンライン | Stable Diffusion Online

Visual ChatGPT(ビジュアル・チャットジーピーティー)は、Microsoft社が公開している画像生成と会話機能を備えたAIツールです(無料/有料)。

従来のChatGPTに、Visual Foundation Models(VFM)と呼ばれる画像生成モデルを組み合わせることで、高度な編集・制御を実現しています。

※現在は、Stable Diffusion Online(Black Technology社)に接続・統合されている。

Visual ChatGPTの特徴
  • 画像生成と会話機能を備えたAIツール
  • 画像とテキストを組み合わせた、より直感的で創造的なコミュニケーションが可能

Visual ChatGPT/Visual Diffusion Onlineは無料でも利用できますが、画像生成できる回数の制限があります(24時間で10回)。

有料プランは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料版 画像生成数:10回/24時間 無料
プロ 画像生成数:2,000回/月 月額10ドル
マックス 画像生成数:4,000回/月 月額20ドル

【日本語対応】ブログにおすすめの画像生成AIサイト・アプリ

次に、日本語プロンプトに対応した、初心者にも使いやすい画像生成AIを紹介します。

プロンプトとはAIに指示を与えるテキストのことです。

海外製のAIツールは日本語に対応していないものが多く、プロンプトは英語に翻訳して入力しなければなりません。

Google翻訳などの翻訳サービスを利用すれば、海外製のAIツールでも問題なく利用できますが、いちいち翻訳するのは手間がかかります。

初心者には日本語プロンプトに対応したサービスがおすすめです。

日本語対応の
画像生成AI
概要 無料/有料
ConoHa AI Canvas 枚数制限・機能制限なして画像生成AI「Stable Difffusion」を使った本格的な画像生成をスタートできるサービス。 有料
Fotor 気軽にビジュアル画像の編集ができるオールインワンツール。AI画像生成のほかに写真編集・グラフィックデザインなどの機能を持つ 無料/有料
Canva AI 誰でも簡単にデザインを作成できるオンライングラフィックツール。幅広いAI画像生成ツールが利用可能(マジック生成、DALL-E、Imagen) 無料/有料
PicWish 初心者からプロまで使えるAI写真編集加工ツール。AIによる画像生成をはじめ、画像高質化、画像背景透過、画像背景生成、画像消しゴム、顔入れ替え、似顔絵生成といった機能を持つ 無料/有料
Picsart AIを利用した画像作成・編集ツール。豊富なAIツール(画像ジェネレータ、ロゴジェネレータ、背景チェンジャー、コラージュメーカーなど)を搭載 無料/有料
MyEdit AIを利用したオンライン画像編集・写真加工サイト。AI 画像生成をはじめ、不要なオブジェクト削除、アバター作成、高画質化など多様なツールを搭載 無料/有料
にじジャーニー Midjourneyをベースに設計された、アニメや漫画風の画像生成に特化したAIツール。利用するにはDisoord(ディスコード)という有料コミュニティへの参加が必要 有料
AIピカソ イラストやアバター作成に便利なスマホ用アプリ。アバターを作成したり、アバターからLINEスタンプを作成したりできるユニークな機能を搭載 無料/有料
AIイラストくん LINEアプリで利用できる画像生成AIツール。LINEユーザーなら友達登録するだけですぐに画像生成が可能 無料/有料
お絵描きばりぐっどくん LINEアプリ用の画像生成AIツール。画像生成AI「Stable Difffusion」を使ったお絵描きがLINEで簡単にできるように設計 無料/有料

※前段落で紹介した画像生成AIのうち、DALL-E、Midjourney、Adobe Firelyも日本語プロンプトに対応しています。(2024年7月執筆時点)

ConoHa AI Canvas

画像引用:AI画像生成ならConoHa|ConoHa AI Canvas

ConoHa AI Canvasは、東証プライム上場企業であるGMOインターネット株式会社が開発・運営するAI画像生成サービス(有料)。

高性能な画像生成AI「Stable Diffusion XL」を、Webブラウザ上で初心者でも簡単に利用することができます。

安心の国産サービスなので、もちろん日本語表示にも対応しています。

枚数制限・機能制限なしで利用できるので、大量の画像生成や、理想の1枚を追求することに適しています。

ConoHa AI Canvasの特徴
    枚数制限なしで本格的な画像生成を楽しめる
    お申し込みと同時に本格的な「Stable Difffusion XL」の画像生成環境の構築が完了
    生成した画像はクラウド上のストレージに保存されるため、大量生成してもPCの容量が圧迫されない
    NVIDIA社の高性能GPUを使用しており高速で快適な画像生成が可能

現在、ConoHa AI Canvasは有料プランのみです。

月額基本料金に加え、WebUI(画像生成を行う画面)の起動時間に応じて分単位で課金が発生しますが、各プランにWebUI利用の無料時間が設けられています。

各プランの料金と主な違いは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
エントリー
  • クラウドストレージ:30GB
  • WebUI利用料6.6円(毎月1時間無料)
月額990円
スタンダード
  • クラウドストレージ:100GB
  • WebUI利用料6.6円(毎月5時間無料)
月額3,278円
アドバンス
  • クラウドストレージ500GB
  • WebUI利用料6.6円(毎月13時間無料)
月額7,678円

Fotor

画像引用:画像編集サイト|オンラインで無料で写真加工をする|Fotor

Fotor(フォター)は、Everimaging Science and Technology社が開発・運営するAI画像加工サービスです(無料/有料)。

AIによる画像生成だけでなく、写真編集、グラフィックデザイン作成、フォトコラージュ(複数写真の合成)などの機能を持っています。

Fotorの特徴
  • 気軽にビジュアル画像の編集ができるオールインワンツール
  • AI画像生成のほかに、写真編集・グラフィックデザイン・フォトコラージュなどの機能を持つ
  • テンプレートやエフェクトが豊富

Fotorは無料でも利用できますが、生成できる画像数が少ないので、お試し版といった位置づけでしょう。

各プランの料金と主な違いは下記のとおりです(画像を生成するとクレジットが消費されるしくみ)。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
Fotor Basic
  • 初期クレジット数:5
  • クラウドストレージ:500MB
  • 広告が表示される
無料
Fotor Pro
  • クレジット数:月100
  • クラウドストレージ:2GB
  • 広告非表示
月額999円
Fotor Pro+
  • クレジット数:月300
  • クラウドストレージ10GB
  • 広告非表示
月額2,199円

Canva AI

画像引用:AI画像生成・写真ジェネレーターアプリ | Canva

Canva(キャンバ)は、オーストラリアのCanva社が提供する誰でも簡単にデザインを作成できるオンライングラフィックツールです(無料/有料)。

Canva AI(キャンバ・エーアイ)とは、Canvaに搭載されているAI機能の総称です。

AIによる画像生成機能(マジック生成)を使えば、イラスト・絵画・写真などあらゆる種類の画像を生成できます。

Canvaの特徴
  • 無料で使えるオンライングラフィックツール
  • 幅広いAI画像生成ツールが利用可能(マジック生成、DALL-E、Imagen)
  • 水彩画、映画的、ネオン、色鉛筆、レトロウェーブなでおのスタイルオプションが豊富
  • 画像だけでなく動画も生成できる

Canvaは無料で利用できますが、有料プランも用意されています。

各プランの主な違いは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
Canva無料
  • 個人向けの基本機能が利用できる
  • AI画像生成は最大50回
無料
Canvaプロ
  • 個人向け
  • プレミアムコンテンツ、強力なデザインツールが利用可能
  • AI画像生成は月500回/1人
月額1,180円
Canvaチーム
  • チーム向け
  • 個人向け機能に加えて、チーム作業に便利な機能が利用可能
月額900円/1人
(最小3人)
Canvaエンタープライズ
  • 企業・組織向け
  • チーム向け機能に加えて企業・組織に役立つ機能が利用可能
お問い合わせ

PicWish

画像引用:PicWish AI画像編集ツール | 無料オンライン写真加工

PicWish(ピックウィッシュ)は、PicWish社が提供する初心者からプロまで使えるAI写真編集加工ツールです。

AIによる画像生成をはじめ、画像高質化、画像背景透過、画像背景生成、画像消しゴム、顔入れ替え、似顔絵生成といった機能を持っています。

PicWishの特徴
  • 初心者からプロまで使えるAI写真編集加工ツール
  • AIによる画像生成の他にさまざまなAI編集機能を持つ
  • 開発者向けのAPIサービスも利用可能

PicWishは無料でも利用できますが、利用できるクレジット数に制限があります。

有料版は下記2種類(サブスクリプション/都度課金)あり、利用できるクレジット数によって料金が異なります。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
サブスクリプション クレジット数:月50 月額959円
クレジット数:月200 月額2,050円
クレジット数:月500 月額3,000円
クレジット数:月1,000 月額4,690円
都度課金 クレジット数:300 2,900円
クレジット数:1,000 6,500円
クレジット数:5,000 8,600円
クレジット数:10,000+15,000 13,520円

Picsart

画像引用:編集・デザインツール|Picsart

Picsart(ピクスアート)は、PicsArt社が提供するAIを利用した画像作成・編集ツールです(無料/有料)。

豊富なAIツール(画像ジェネレータ、ロゴジェネレータ、背景チェンジャー、コラージュメーカーなど)を搭載し、さまざまな画像の創作をサポートします。

Picsartの特徴
  • AIを利用した画像作成・編集ツール
  • 豊富なAIツールを搭載(画像ジェネレータ、ロゴジェネレータ、コラージュメーカーなど)
  • モバイルでも利用可(スマホアプリ対応

Picsartは無料でも使用できますが、有料プランにすると下記機能の制限が拡張されます。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料
  • AIジェネレーター:毎日3回
  • AIライター:毎日20回
  • AIロゴジェネレーター:毎日3回
無料
Picsart Plus
  • AIジェネレーター:毎日10回
  • AIライター:毎日100回
  • AIロゴジェネレーター:毎日10回
月額1,000円
Picsart Pro
  • AIジェネレーター:毎日50回
  • AIライター:毎日100回
  • AIロゴジェネレーター:毎日50回
月額1,300円

MyEdit

画像引用:無料で AI 画像・イラストの自動生成ができるサイト

MyEdit(マイエディット)は、画像&動画編集ソフトを販売しているCyberLink社が運営するAIを利用したオンライン画像編集・写真加工サイトです(無料/有料)。

AI 画像生成をはじめ、不要な人やものなどのオブジェクトの削除、アバター作成、高画質化など多様なツールを搭載しています。

MyEditの特徴
  • AI 画像生成、不要オブジェクト削除、アバター作成、高画質化など多様なツールを搭載
  • 画像生成ではアニメ、水彩画、3Dなどさまざまなスタイルを選べる
  • 画像を読み込んでプロンプト(画像の説明文)を作成することも可能

MyEditは無料で利用できますが、利用できる機能や1日の生成回数に制限があります。

有料プランにすると、すべてのAI機能が利用でき、生成回数も拡張されます。

各プランの違いと料金は下記のとおりです(利用回数によってクレジットが消費されるしくみ)。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料プラン
  • クレジット数:毎日ログインで3クレジット獲得
無料
画像編集プラン
  • クレジット数:月300
  • AIツールすべて使用可能
月額1,460円
画像編集Proプラン
  • クレジット数:月500
  • AIツールすべて使用可能
月額2,540円

にじジャーニー

画像引用:にじジャーニー

にじジャーニーは、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」をベースに設計された、アニメや漫画風の画像生成に特化したAIツールです(有料)。

利用するにはDiscord(ディスコード)という有料コミュニティへの参加が必要になります(Midjourneyでアカウントを登録していれば新たなアカウントは不要)。

にじジャーニーの特徴
  • アニメや漫画風の画像生成に特化したAIツール
  • 利用するにはDiscord(有料コミュニティ)への参加が必要
  • モバイルにも対応(スマホアプリを提供)

現在は有料プランのみで、Discordのアカウント登録に下記の料金がかかります。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
Basic
  • 高速生成モード:月3.3時間
  • 低速生成モード:なし
  • 生成可能枚数:200枚まで
月額10ドル
Standard
  • 高速生成モード:月15時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額30ドル
Pro
  • 高速生成モード:月30時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額60ドル
Mega
  • 高速生成モード:月60時間
  • 低速生成モード:無制限
  • 生成可能枚数:無制限
月額120ドル

AIピカソ

画像引用:AI Picasso

AIピカソは、AI Picasso社が提供するイラストやアバター作成に便利なスマホ用アプリです(無料/有料)。

通常の画像生成の他に、自分の写真からアバター(代理となるキャラクター)を作成したり、アバターからLINEスタンプを作成したりできるユニークな機能を備えています。

AIピカソの特徴
  • イラストやアバター作成に便利なAI画像生成アプリ(スマホ用アプリ
  • AIアバター、AIアバタースタンプ、AIペット、AI美女メーカーなどユニークな機能を搭載

AIピカソは無料で利用できますが、無料版は広告が表示され、機能制限があります。

無料版と有料版の違いは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料版
  • 広告表示:あり
  • 機能制限:あり(AIアバターなどの一部機能は使用不可)
  • 生成回数:無制限
無料
有料版
  • 広告表示:なし
  • 機能制限:なし
  • 生成回数:無制限
月額:1,980円

AIイラストくん

画像引用:AIイラストくん | LINE 公式アカウント

AIイラストくんは、picon社が提供するLINEアプリで利用できる画像生成AIツールです。

利用方法は、LINEアプリで「AIイラストくん」を友達追加するだけです。

画像生成するには「AIイラストくん」のトークルームで、画像のテイストを選び、描きたい画像を文章にして送信すれば、数分で指示通りの画像を生成してくれます。

AIイラストくんの特徴
  • LINE用画像生成AIツール
  • 画像のテイストはイラスト/人物/風景画を選択できる
  • 画像のアスペクト比も指定可能(1:1/3:2/2:3/9:16/16:9/15:5)

AIイラストくんは無料でも利用できますが、1日に生成できる画像枚数に制限があります。

無料/有料プランの料金と機能の違いは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料 画像生成枚数:1日3枚 無料
ライトプラン
  • 画像生成枚数:1日30枚
  • 生成時間の高速化
  • イラストのクオリティアップ
月額1,980円
PROプラン
  • 画像生成枚数:無制限
  • 生成時間の高速化
  • イラストのクオリティアップ
月額6,980円

お絵描きばりぐっどくん

画像引用:お絵描きばりぐっどくん

お絵描きばりぐっどくんは、VARYGOOD University(ばりぐっど大学)が提供する、LINEアプリ用の画像生成AIツールです。

画像生成AI「Stable Difffusion」を使ったお絵描きがLINEで簡単にできるように設計されています。

利用方法は、LINEアプリで「AIイラストくん」を友達追加して、トークルームで描きたい画像を文章にして送信するだけでOKです。

お絵描きばりぐっどくんの特徴
  • 「Stable Difffusion」を使ったLINE用画像生成AIツール
  • ファミリーアプリも多数(似顔絵ばりぐっどくん、イラスト高画質化ばりぐっどくんなど)

ばりぐっどくんは無料でも利用できますが、1日に生成できる画像枚数に制限があります。

無料/有料プランの料金と機能の違いは下記のとおりです。

料金プラン 説明/機能の違い 料金
無料 画像生成枚数:1日3枚 無料
プレミアム
ばりぐっどくん
画像生成枚数:使い放題 年額5,500円
※割引適用時は4,400円

ブログ運営で画像生成AIを活用する方法

近年、目覚ましい進化を遂げた画像生成AIは、ブログ運営に革命をもたらす可能性を秘めています。

ここでは、画像生成AIをブログに活用する3つの方法を紹介します。

ブログのアイキャッチ画像やイメージ画像を作成

ページ上部に表示されるアイキャッチ画像はブログ記事の第一印象を左右します。

また、本文中に掲載するイメージ画像は記事を読みやすくわかりやすくするための重要な要素です。

アイキャッチ画像とは
  • ブログ記事の冒頭に挿入する画像のこと
  • ブログ内の記事一覧や検索結果のサムネイル(縮小画像)としても表示される
  • 適切な画像を使用すれば、ユーザー(読者)の関心を引き、記事全体の印象が向上する
イメージ画像とは
  • 記事内に挿入する、各本文の内容に関連した画像のこと
  • 本文中や見出しの直後に掲載すると、記事が読みやすく理解しやすくなる

しかし、画像を自分で用意(撮影・作画)したり、素材サイトで探したりするのは時間と労力がかかります。

また、画像の制作を外注したり、有料素材から購入すると、安くない費用がかかってしまいます。

画像生成AIを利用すれば、記事の内容に適したアイキャッチ画像を自動生成することができ、作業効率が大幅に向上コストも削減できるでしょう。

例として、画像生成AIツールで作成したイメージ画像のサンプルとプロンプトを掲載します。

画像生成AIツール Stable Diffusion Online
プロンプト
(英語)
「画像生成AIをブログで活用する方法」という記事のイメージ画像を作成して
(Create an image for the article "How to use image generation AI in your blog")
アスペクト比 7:4

ブログのアイキャッチ画像については、下記の記事でくわしく解説しています。

ブログ用アイキャッチの作り方! Canvaを使えば誰でも簡単に

  • WordPress運営のコツ

ブログのロゴやファビコンなど各種画像を作成

ロゴファビコンは、ブログやWebサイトのブランディングに欠かせない画像です。

アイキャッチ画像やイメージ画像とは異なり、一度作成してしまえば済むものですが、画像を作るには時間や労力、お金がかかります。

ブログのロゴとは
  • ブログの内容や特徴を視覚的に表したシンボルやデザインのこと
  • ブログのヘッダーなどに表示することで、ブログを印象付けたり、覚えてもらうきっかけになる
ファビコンとは
  • ブログやWebサイトに設定するアイコン画像のこと
  • ブラウザのタブやブックマークの左側に表示される

アイキャッチ画像と同様、画像生成AIを利用すればロゴやファビコンもすぐに作成することができます。

その他、ブログのさまざまな場所で使うデザインパーツや、ブログ内のボタンリンクなど各種画像も作成できます。

ブログのロゴやファビコン画像の作成ポイント
  • ブログの概要(ジャンル・テーマ・特徴など)と雰囲気(明るい・落ち着いた・モダンなど)をプロンプトで指示する
  • 似通ったものがすでにないか、著作権を犯しているリスクがないかに注意する

例として、画像生成AIツールで作成したロゴ画像のサンプルとプロンプトを掲載します。

画像生成AIツール Stable Diffusion Online
プロンプト
(英語)
キャンプとバーベキューをテーマにしたブログのロゴを作成して
(Create a logo for a blog with a camping and barbecue theme. )
アスペクト比 1:1

WordPressでロゴを設定する方法や、WordPressでファビコンを設定する方法については、下記の記事でくわしく解説しています。

【WordPressのロゴ】ロゴを作成する方法と、設定・変更の方法を解説

  • WordPressの使い方/操作方法

【WordPressのファビコン】を簡単に設定・表示する方法&効果的なファビコンを作るコツ

  • WordPressの使い方/操作方法

プロフィール用のアイコン画像を作成

プロフィール用のアイコンとは、ブログやSNSなどのプロフィール欄に掲載する画像のことです。

自分の写真やイラストを公開することで、ユーザー(読者)が記事を書いた人をイメージしやすくなり、親近感や信頼感を与えます。

プロフィール画像は自分の写真を使うのが簡単ですが、顔出ししたくない場合には、画像生成AIで作ったイラストを使用するのがおすすめです。

プロフィール用アイコン画像の作成ポイント
描きたいプロフィール画像の人物像(年齢・性別・髪型・表情・服装・作風など)を具体的に指示する

例として、画像生成AIツールで作成したプロフィール画像とプロンプトを掲載します。

画像生成AIツール Stable Diffusion Online
プロンプト
(英語)
男性のイラスト、正面、笑顔、カジュアルな服装、明るい雰囲気、アニメ風
(illustration of a man, front view, smiling, casual clothing, bright atmosphere, anime style)
アスペクト比 1:1

ブログ運営で画像生成AIを活用するメリット

画像生成AIはブログ運営にさまざまなメリットをもたらしますが、主なメリットは以下の4つです。

コストや時間をかけずに画像を作れる

第1のメリットは、コストや時間をかけずにオリジナルの画像を作れること。

通常、自分で画像を作成するには時間と労力がかかります。

無料の素材サイトを利用すれば、コストはかかりませんが、他サイトで同じ画像を利用している可能性が高く、オリジナル性はありません。

また、画像作成を外注したり有料素材を購入すれば、他と被りにくい画像を入手できますが、安くないコストが掛かってしまうでしょう。

その点、画像生成AIならたった数秒でオリジナル画像を作成でき、大幅なコストダウンと時間短縮が可能です。

短時間に大量の画像を生成することもできます。

デザインスキルがなくても画像を作れる

第2のメリットは、デザインスキルがなくても画像を作れること。

画像生成AIは、描きたい画像のイメージをテキストで指示するだけなので、利用者にデザインスキルや専門知識は必要ありません。

また、学習した画像データをもとに新しい画像を生成するため、常に安定したクオリティの画像を出力します。

イメージ通りの画像を作るには、適切な指示をAIに与える必要がありますが、慣れればプロが作成したような良質な画像を簡単に作成できるようになります。

なお、自動生成された画像の品質や傾向は、利用するサービス・ツールによって異なるため、複数のサービス・ツールを使い比べて、自分に合ったものを選びましょう。

オリジナル画像はSEO効果を期待できる

第3のメリットは、オリジナルな画像を使用することでSEO効果も期待できること。

SEO(検索エンジン最適化:検索結果で上位表示して集客しやすくする手法)にとって、オリジナリティは重要な要素です。

これは文字情報だけでなく、画像などのビジュアル情報についても同様です。

Google公式情報でも「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示される」ことを明言しています。

ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

参考:日本語検索の品質向上にむけて | Google 検索セントラル ブログ

ブログにフリー素材や購入した有料素材を掲載してもオリジナリティにはなりません。

しかし画像生成AIであなたが作成した画像はオリジナルですよね。

内容にフィットする画像を作れる

第4のメリットは、記事内容にフィットした画像を作れること。

画像生成AIを利用すれば、テキストで指定した画像を簡単に作成できます。

文章だけでは伝わりにくい内容でも、画像を使って補足すれば、記事の読みやすさやわかりやすさが格段にアップし、記事の訴求力も向上するでしょう。

記事内容にフィットした画像のメリット
  • 記事の読みやすさやわかりやすさが格段にアップ
  • 記事の品質を高め訴求力が向上する

画像生成AIを上手く活用することで記事の品質を高め、よりユーザーに役立つ記事が作成できるようになります。

ブログで画像生成AIを活用する注意点

画像生成AIはブログ運営に大きなメリットをもたらしますが、その一方でいくつか注意点があります。

主な注意点は以下の2つです。

著作権侵害のリスクがある

注意点の1つ目は、著作権侵害のリスクがあることです。

画像生成AIは、学習した画像データをもとに新たな画像を生成するため、他人の著作物とよく似た画像を生成する可能性があります。

そのような画像をブログに掲載した場合、著作権者が自分の作品を模倣した画像だと判断すれば、著作権侵害で訴えられる危険性があるのです。

ただし、AIが作成した画像が著作権侵害にあたるかどうかは、法整備が進んでおらず明確ではありません。

著作権侵害のリスクを避けるには下記の方法があげられます。

著作権侵害のリスク回避方法
  • 著作権侵害のリスクが低いサービス/ツールを利用する(Adobe Fireflyなど)
  • 画像生成AIが作成した画像をそのまま掲載しない(独自の加工を施す)
  • 画像生成AIで作成した旨を明記しておく
  • 著作権者からクレームがあった場合は真摯に対応する

自動生成される画像は細かい修正が難しい

注意点の2つ目は、画像の細かい修正が難しいことです。

画像生成AIが作成した画像は、細部に違和感が出る場合がよくあります。

たとえば、細部が歪んでいたり、バランスが悪かったり、色・質感が不自然に見えたりと現象はさまざまです。

デザインツールを使って画像を自作する場合は細部の微調整も自由にできますが、画像生成AIの場合はプロンプトで指示するの作成方法のため、どこか一部分だけ修正するなどの細かい調整が難しいのです。

違和感の回避方法
  • プロンプトを修正して再生成する
  • 複数の画像生成AIを試す
  • 他の画像編集ソフトで修正する

なお、画像生成AIツールの中には、ピンポイントで修正できるようにアップデートされているものもあります(DALL-Eなど)。

画像生成AIの基礎知識

画像生成AIは、コンピューターが新しい画像を生成するための技術です。

画像だけでなく、動画やテキストや音楽など、AI分野の技術は急速に進化を続けています。

ここでは、画像生成AIの概要と仕組み、主な画像生成モデルについて説明します。

画像生成AIとは

画像生成AIとは、人工知能(AI)技術を用いて、新しい画像を自動生成するシステムのことです。

広い意味では、画像生成AIを利用したサービスやツールも含まれます。

自動生成できる画像の種類はさまざまで、写真のようなリアルな画像から絵画風、イラスト風、アニメ風などのタッチに仕上げることも可能です。

多くの場合、「プロンプト(prompt)」と呼ばれるテキストの指示文を使ってAIに指示を出し、AIは指示をもとに画像を生成します。

たとえば、「富士山の麓にあるキャンプ場 リアルな画像」と描きたい画像のイメージをプロンプトに書いて送信するだけで、AIが新しい画像を生成してくれます。

イメージ通りの画像を作成するには、詳細な指示を与える必要がありますが、コツを覚えれば、誰でもプロ並みに高精度な画像が作成できるようになります。

画像生成AIの仕組み

画像生成AIは、主にディープラーニング(深層学習)という機械学習技術を用いて、画像生成を行うように作られています。

具体的には、以下の3ステップで画像を生成します。

  1. STEP1:学習
    大量の画像データを読み込ませ、それらの特徴をAIに学習させる
  2. STEP2:テキストエンコード
    入力テキスト(画像生成AIへの指示)をAIが理解できる形式に変換
  3. STEP3:画像生成
    学習したデータをもと画像の特徴を探し、合致する特徴から新しい画像を生成

なお、機械学習には大きく分けて次の2種類の学習方法があります。

教師あり学習

教師あり学習は、コンピューターに画像データを学習させる際に、その画像の説明となるテキストデータ(ラベル)を一緒に与える方法です。

たとえば、「猫」というラベル付きの猫の画像をたくさん与えれば、コンピューターは猫の特徴を認識・学習できるようになります。

このように、学習データに教師の役割を果たすラベルが付与されているため、教師あり学習と呼ばれます。

教師あり学習のメリット・デメリット

メリット
  • 高精度な予測が可能
デメリット
  • ラベル付きデータの作成にコストがかかる
  • ラベル付けの精度がAIの精度に大きく影響する

教師なし学習

教師なし学習は、コンピューターに画像データを学習させる際に、

画像の説明となるテキストデータ(ラベル)を与えず、コンピューター自身で画像の構造や特徴を学習させる方法です。

学習データに教師にあたるラベルが付与されていないため、教師なし学習と呼ばれます。

教師なし学習のメリット・デメリット

メリット
  • ラベル付きデータが不要なので、データ収集のコストが低い
デメリット
  • 大量のデータを学習させる必要がある
  • 期待通りの結果が得られない場合がある

主な画像生成モデル

画像生成モデルとは、機械学習・ニューラルネットワーク・ディープラーニングの技術を使用して、新しい画像を生成するアルゴリズムのことです。

機械学習 コンピューターに大量のデータを反復して読み込ませ、データ内に潜むパターン(特徴・規則性)を分析・学習させる技術
ニューラル
ネットワーク
機械学習の一つ。人間の脳にある神経細胞(ニューロン)の活動を参考に考案されたプログラム。入力されたデータに対して学習や推論がおこなえる
ディープラーニング
(深層学習)
ニューラルネットワークを用いて学習データからルールや知識を学習し、予測・認識・生成などを実行する。より人間に近い高度な認識・学習が可能

本記事で紹介している画像生成AI(DALL-E、Midjourney、Stable Diffusionなど)は、画像生成モデルを利用したツールやサービスになります。

以下に、画像生成モデルの主要なタイプとその仕組みについて説明します。

GAN(敵対的生成ネットワーク)

GAN(Generative Adversarial Network)は、日本語では敵対的生成ネットワークと呼ばれています。

2つのニューラルネットワーク(人間の脳神経系の仕組みを模倣した機械学習モデル)が競い合うことで学習する画像生成モデルです。

GANの構成/2つのニューラルネットワーク

生成器(Generator) ランダムなノイズから新しい画像を生成する
識別器(Discriminator) 生成された画像と現実の画像を区別する

生成器はランダムに新しい画像を作り出そうとし、識別器は生成器が生成した画像と実際の画像を区別しようとします(本物か偽物かを判断)。

両者が相互に競争・学習を繰り返すことで、より高品質な画像を生成できるようになります。

VAE(変分オートエンコーダ)

VAE(variational autoencoder)は、日本語では「変分オートエンコーダ」と呼ばれています。

入力した画像を低次元の潜在変数に変換し、その潜在変数から新しい画像を生成するモデルです。

低次元の潜在変数とは、複雑で膨大な画像データの情報(高次元)を、画像の輪郭・色・模様などの変数に変換したものです。

潜在変数に変換することで、画像データの分析を容易にし、処理速度を向上させる効果があります。

VAEの構成

エンコーダ 高次元の画像データを低次元の潜在変数に変換する
デコーダ 潜在変数から画像を再構成する

VAEはエンコーダとデコーダで構成されています。

エンコーダは入力画像の特徴を効率的に捉える潜在変数を学習し、デコーダは潜在変数から元の画像にできるだけ近い画像を再構成することを学習します。

CNN(畳み込みニューラルネットワーク)

CNN(Convolutional Neural Network)は、日本語では「畳み込みニューラルネットワーク」と呼ばれる画像生成モデルです。

畳み込みとは
  • 入力した画像にフィルターを適用して、画像の局所的な特徴(エッジ、テクスチャ、パターンなど)を抽出することを指す
  • 畳み込みによって作成したものを特徴マップと呼ぶ

ニューラルネットワークは、人間の脳神経系のニューロンを数理モデル化したもので、入力されたデータに対して学習や推論をおこないます。

CNNは畳み込みとニューラルネットワーク技術の組み合わせにより、画像の特徴を高精度に抽出できるため、とくに画像認識において優れた能力を発揮します。

StyleGAN

StyleGAN(Style-Based Generative Adversarial Network)は、前述したGANから派生した画像生成モデルです。

従来のGANでは、画像全体の特徴を一度に捉えて生成していましたが、StyleGANではスタイルと構造を別々に生成することで、よりリアルで精度の高い画像生成を実現しています。

GANとの違い
  • 画像生成プロセスにスタイルを導入
  • 生成画像のさまざまな属性(顔の形、髪型、色など)を独立して操作できる

なお、StyleGANにはStyleGAN2、StypeGAN3といった改良バージョンも存在します。

拡散モデル

拡散モデル(Diffusion models)とは、画像データの破壊と修復の過程を学習する画像生成モデルです。

具体的には、下記の拡散過程と逆拡散過程を学習することで、類似した新しい画像を生成できるようになります。

拡散過程 画像データにノイズを与えて、データが破壊される過程を学習する
逆拡散過程 破壊されたデータのノイズを除去して、画像データを復元する過程を学習する(学習した拡散過程を参考にデータを修復する)

なお、拡散モデルは人気の画像生成AIツールである「DALL-E」や「Stable Diffusion」の画像生成モデルとして採用されています。

フローモデル

フローモデル(フローベース生成モデル)とは、確率分布の変数変換を用いた生成モデルです。

具体的には、次の3つのステップでデータの分布を学習し、新しい画像を生成します。

  1. STEP1:初期化
    単純な確率分布からランダムな初期データを生成する
  2. STEP2:変換の適用
    初期データに対して、一連の可逆で複雑な変換(フロー)を順番に適用する
    (初期データを徐々に目標のデータ分布に変形させる)
  3. STEP3:画像生成
    最終的な変換が適用された後、目標とする新しい画像が生成される

フローモデルは、尤度(ゆうど:統計学用語でもっともらしさを表す数値/ある事象が起こりうる確率)を直接的にモデリングすることができるため、下記のような利点があります。

  • 生成されたデータの品質が高い
  • 尤度を直接計算できるので、学習データの分布を正確に推定できる
  • 変換が用意(生成されたデータを別の分布に変換できる)

ブログと画像生成AIに関するQ&A

ブログと画像生成AIに関するよくある質問と回答をまとめました。

AIの画像生成ツールはどれがいい?

画像生成AIは驚異的なスピードで進化し、新しいAIもどんどん生まれているため、現時点でどれがいいかを断言するのは難しいです。

ただし、本記事で紹介している「DALL-E」「Stable Diffusion」「Midjourney」あたりは画像生成AIの代表格であり、まずは試してみるツールとしておすすめです。

画像生成AIに慣れていない人は、日本語プロンプト(AIに対する指示文)に対応しているAIツールから選ぶのが良いでしょう。

日本語非対応のツール(たとえば「Stable Diffusion Online」など)はAIに指示するときに、いちいち英語に翻訳しなければならず面倒です。

また、著作権侵害のリスクが心配な人は、「Adobe Firefly」がおすすめです。

AIの学習に著作権フリーの画像を利用しているため安心して利用でき、日本語プロンプトにも対応しています。

ちなみに、すでにChatGPTの有料プランに加入している人は、同じ料金内でDALL-Eが使えるので、まずはDALL-Eを使ってみましょう。

画像生成AIは無料で使える?

画像生成AIは無料で使えるものも多いです。

ただし、無料版は生成できる画像の枚数や、使える機能に制限がある場合が多いため、本格的に使うなら有料版へのグレードアップも検討してください。

現在、画像生成AIツールは数多く存在するので、いろいろなAIツールを試してみて、自分の目的や使い方に合ったツールを選びましょう。

なお、最初は無料でも、一定期間が過ぎたら自動で有料版にアップグレードされるものもあるため、料金体系はしっかりと確認してください。

AIイラストはなぜダメなの?

下記のような理由で、画像生成AI(特にイラストの生成)への批判の声があがっています。

ただし、これはAI自体が悪いのではなく、使い方や運用方法に問題があるとするのが一般的な見方です。

現在は生成AIに関する法整備が整っていませんが、今後法整備が進み、著作権者の権利がしっかりと守られるようになれば、AIへの批判の声も収まるでしょう。

とはいっても、細かな法整備には時間がかかるため、業界で一定のガイドラインが設けられることが期待されています。

画像生成AIの料金はいくら?

画像生成AIの料金体系はサブスクリプションタイプ(月額/年額)がほとんどです。

実際の料金は、サービスや料金プランのグレードによって異なりますが、スタンダードなプランであれば、月額1,000~3,000円程度が目安です。

年間契約にすると月額が割安になる場合が多いので、有料プランに申し込む場合は、月額/年額の料金を比較・検討してから決めましょう。

画像生成AIをブログに活用しよう

画像生成AIは、ブログ運営に大いに役立つ大変便利なツールです。

注意点はいくつかありますが、画像生成AIを上手く活用することで、作業時間やコストを大幅に圧縮し、ブログ運営を飛躍的に効率化することができるでしょう。

画像生成AIを使用したことがない人は、まず本記事で紹介している無料ツールを試してみてください。

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