無料ブログは無料でブログを始められるサービスです。
Webの知識のない初心者でも簡単にブログを開設できる手軽さから、数多くのブロガーが無料ブログを利用しています。
必要な管理・メンテナンスはブログサービス運営側が対応してくれるため、ブログ開設後も手間がかかりません。
しかし無料ブログサービスはたくさんの種類があり、どれがいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで本記事では、定番かつおすすめの無料ブログサービス14選を一覧で紹介。
無料ブログのメリット・デメリットや、ブログを収益化する際におすすめのサービスについても解説します。
- ※本記事で紹介している情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更になっている場合がございます。また、ご利用の環境(ブラウザ、サーバー、プラグイン、テーマ、またはそのバージョンや設定、WordPress本体のバージョンや設定など)によっては本記事の情報通りに動作しない場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
おすすめの無料ブログサービス一覧
無料ブログサービスにはたくさんの種類があります。
それぞれに特徴が異なり、できること・できないことを把握しておくことで、失敗のないブログ選びができるでしょう。
今回おすすめするのは、下記に厳選した14個の無料ブログサービスです。
SEOに強くブクマ機能も魅力「はてなブログ」
画像引用:はてなブログ‐株式会社はてな
【はてなブログの主な特徴】
- ソーシャルブックマーク「はてなブックマーク」が魅力
- 無料ブログのなかでも比較的SEOに強い
- 開設当初からアクセスが集まりやすい
- 操作性が高く初心者に優しい
はてなブログの大きな特徴が、ソーシャルブックマーク機能の「はてなブックマーク(通称 はてブ)」。
お気に入りの記事や後でじっくり読みたい記事を、ネット上に保存することができます。
はてなブックマークは2005年からサービス開始されており、根強い人気があるソーシャルブックマーク機能で、
強力なシェア機能によりブログ開設当初からアクセスが期待できます。
はてなブログは元々無料ブログのなかでもSEOに強いサービスですが、はてなブックマークからのリンクやアクセスが増えることで、さらにSEOに好影響をもたらします。
また、はてなブログは直感的な操作性に優れており、初心者でも簡単にブログを開設・運用することができます。
アフィリエイトなどの商用利用が可能で、有料プランなら独自ドメインも利用できるためGoogleアドセンスも導入可能になります。
そのため、ブログで収益化をおこないたい人にもおすすめの無料ブログサービスです。
ほかにも、他のブロガーとのコミュニケーションを促進できる「はてなブロググループ」も魅力の1つ。
グループへの参加によってブロガー同士の交流が深まれば、モチベーション向上にも繋がるうえ、アクセスの増加も期待できるでしょう。
画像引用:プランを比較 - はてなブログ
個人向けのプランには「無料版」と有料版の「Pro」の2つがあります。
はてなブログProでは、運営側広告や共通ヘッダー・フッダーの非表示、独自ドメインの利用可、カスタマイズ範囲の拡張などさまざまなメリットがあります。
トップクラスのアクセス数を誇る老舗「FC2ブログ」
【FC2ブログの主な特徴】
- 月間訪問者数が国内トップクラス
- アフィリエイトなどの商用利用が可能
- デザインテンプレートがとても豊富
- アダルトやギャンブルのジャンルも可能
無料ブログサービスのなかでもトップクラスの月間訪問者数を誇り、アフィリエイト広告の設置など商用利用も可能です。
有料版なら独自ドメインが使えるようになるため、Googleアドセンスも利用できます。
FC2ブログには6,000種類以上のデザインテンプレートが用意されており、HTMLもCSSもカスタマイズできるため、ブログのデザインにこだわりたい人にもおすすめです。
また、多くの無料ブログサービスでは禁止対象となっている、アダルトやギャンブル関連のブログも運営できます。
FC2ブログには無料版と有料版「Pro」の2種類のプランがあります。
デメリットとしては、アカウントの急な凍結や、問い合わせ対応が良くないなどの口コミもあるので、サービスを利用する際はバックアップの頻度を高めにするなどの対応がおすすめです。
Google公式の無料ブログ「Blogger」
Blogger(ブロガー)は、Googleが運営する無料ブログです。
【Bloggerの主な特徴】
- Google公式の無料ブログサービス
- 運営側の広告が表示されない
- ブログの表示速度が速い
- コミュニティ機能はない
Bloggerは、無料ブログサービスのデメリットとなる部分の多くをカバーしていると言っても過言ではありません。
ほとんどの無料ブログでは、無料版のままだと運営側の広告が強制表示されますが、Bloggerでは初めから広告表示がないことが大きな特徴です。
また、サーバーの機能が高く、ブログの表示速度がとても速いこともメリット。
表示速度は検索順位にも影響するため、アクセス面や収益面でも有利な無料ブログといえるでしょう。
デザインテンプレートは30種類と他に比べて少ないものの、シンプルなデザインのブログを求めている人にはおすすめ。
HTMLとCSSも自由に編集できるため、好みのデザインにカスタマイズすることも可能です。
デメリットとしては、多くの国内ブログサービスのようなコミュニティ機能が弱いこと。
ちなみに、Googleが運営しているからといって、アドセンスやSEOに有利に働くことはありません。
すべての機能が無料で使える「ライブドアブログ」
【ライブドアブログの主な特徴】
- すべての機能を無料で使える
- アフィリエイトなどの商用利用が可能
- 無料でGoogleアドセンスの導入が可能
- スマホの運営側広告を非表示にできない
以前は有料プランがありましたが、2015年5月からすべての機能が無料で利用できるようになり、利便性が大きく向上しました。
アフィリエイトなどの商用利用も可能。独自ドメインを無料で使える(ドメイン取得は有料)ため、Googleアドセンスに取り組みたい人におすすめです。
ただし、運営側の広告をPC版では非表示にできるものの、スマホ版の広告を非表示にする方法がないのがデメリットです。
デザインテンプレートは500種類以上と豊富で、PC版であればHTMLやCSSのカスタマイズが可能。
容量が無制限である点も特徴的で、写真やイラストなどの画像をたくさん掲載したい人にはとてもおすすめです。
上記のように月間1,000万PVを達成するブロガーも多く、昔から根強い人気をほこる老舗の無料ブログの1つです。
(ただし、PV数の計測については一般的なアクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスよりもかなり多くカウントされるとの口コミもあるため、あくまでライブドア上での計測数値)
豊富なコミュニティ機能が魅力「アメーバブログ」
アメーバブログ(アメブロ)は、たくさんの有名人・芸能人が公式ブログを運用している無料ブログ。
運営会社は、IT系の大手企業である株式会社サイバーエージェントです。
【アメーバブログの主な特徴】
- 月間訪問者数は国内最大級
- 芸能人・有名人ブログが多く集客力が強い
- 豊富なコミュニティ機能
- 独自のアフィリエイトサービスしか使えない
- 独自ドメインが使えない
公式の発表では、月間来訪者数が延べ7,500万人もいる超巨大ブログサービス(2023年2月時点)。
ハッシュタグ・投稿のシェア・足あと・コメントなどのコミュニティ機能がとても豊富で活発に利用されており、ユーザー同士の交流やブログ記事の拡散(シェア)も期待できます。
ブログでありながら、SNSに近いプラットフォームだといえるでしょう。
アメーバユーザーの多くは、アメーバ内を回遊して記事を見つけたり、ランキングから訪問したりする特徴があります。
他の無料ブログと同様にSEOにはあまり強くありませんが、これらのコミュニティ機能の強さが集客の大きな手助けとなるでしょう。
アメーバブログでアフィリエイトは可能ですが、アメーバ独自のアフィリエイトサービス「Ameba Pick」を利用することが条件。
Ameba Pickは他のアフィリエイトサービスと比べ、紹介できる商品が限られていたり、運営側の広告が掲載されたりするのが難点です。
また、独自ドメインが利用できないため、Googleアドセンスも導入できません。
収益化を目的としたブログ運営には向いていないといえるでしょう。
3,000以上の豊富なテンプレ「JUGEMブログ」
JUGEMブログ(ジュゲム)は、株式会社メディアーノが運営する無料ブログ(2021年4月にGMOペパボより事業譲渡)。
3,000種類を超える豊富なデザインテンプレートが用意されているため、デザインにこだわりたい人におすすめのサービスです。
【JUGEMブログの主な特徴】
- デザインテンプレートが豊富
- アフィリエイトなどの商用利用が可能
- SNSと連携できる
JUGEMブログは商用利用が可能なので、アフィリエイト広告の掲載をおこなうことができます。
有料プラン「JUGEM+」であれば独自ドメインも利用できるため、Googleアドセンスも導入可能です。
有料プランではさらにPC・スマホの両デバイスで運営側の広告が非表示になります。
アクセス解析の機能も拡張され、画像のアップロード容量も無制限となります。
機能・スペック共に優秀「Seesaaブログ」
Seesaaブログ(シーサーブログ)は、シーサー株式会社が運営する無料ブログ。
とくに目立った特徴はないものの、無料版でも5GBのアップロード容量、カスタマイズの自由度、商用利用OKなど、十分な機能性・スペックをほこります。
【Seesaaブログの主な特徴】
- HTML・CSSの編集が可能
- アフィリエイトなどの商用利用が可能
- スマホ版の広告は消せないが、表示は少ない
SeesaaブログはHTML・CSSの編集が可能で、デザインテンプレートも400種類以上あるため、オリジナリティのあるデザインに仕上げることができます。
無料プランでもアフィリエイトなどの商用利用が可能で、有料プランで独自ドメインを導入すれば、Googleアドセンスも利用可能です。
アクセス解析も実装されているので、ブログの改善に役立てられます。
1つのアカウントで複数のブログを運営できる(5個まで)ので、テーマやジャンルが異なるブログを並行運営したい人にもおすすめです。
ただしパソコン版は運営側の広告を消せますが、スマホ版は有料プランでも消すことはできません。
楽天アフィリエイトで収益化「楽天ブログ」
楽天ブログは、大手通販サイト「楽天市場」を運営する楽天グループ株式会社の無料ブログサービス。
楽天アフィリエイトと連携できるのが楽天ブログの大きな強みとなっており、記事で紹介したい商品を楽天市場で探し、1クリックでブログ記事に掲載できます。
【楽天ブログの主な特徴】
- 楽天アフィリエイトとの相性が抜群
- 掲載したい商品の広告を1クリックで掲載
- レポート機能でアクセスも収益も確認できる
- データ容量が無制限
レポート機能ではアフィリエイトの売上やブログのアクセス数をグラフで視覚的に確認でき、ブログの改善に役立てられます。
一般的な無料ブログではアクセスと収益は別々で確認しなくてはなりませんが、楽天ブログは楽天アフィリエイトとの連携が強力な点がメリットです。
またデータ容量が無制限なので、たとえば料理の作り方やDIYの方法などを画像をふんだんに使って紹介するなども可能です。
すでに楽天の会員である場合、楽天ブログの開設や広告の掲載はとても簡単でスムーズです。
ブログの読者も楽天会員であるケースが多く、購入までのハードルも低いため収益化も早いでしょう。
充実したアクセス解析が魅力「忍者ブログ」
忍者ブログは、アクセス解析ツールなどを提供する忍者ツールズ株式会社が運営する無料ブログです。
無料で使えるアクセス解析が実装されており、ユーザー一人ひとりの行動をリアルタイムで把握できる、解析結果を4か月間保存できるなど、機能も充実しています。
【忍者ブログの主な特徴】
- デフォルトでアクセス解析を実装
- ドメインを100種類から選べる
- 600種類のデザインテンプレート
ブログサービスのなかでは珍しくドメインが100種類あり、好みの文字列やブログのテーマに合わせて選べます。
デザインテンプレートも600種類以上と豊富で、HTMLやCSSも編集可能とカスタマイズ性にも優れています。
画像引用:無料ブログ機能比較表|忍者ブログ
忍者ブログには無料プランと有料プランの2種類があります。
無料プランのままだとサーバーディスク容量が500MBと少ないですが、有料プランだと3GBまで使えるようになります。
シンプルで操作性が高い「goo blog」
goo blog(グーブログ)は、検索ポータルサイトやQ&Aサイトなどを運営するエヌ・ティ・ティレゾナント株式会社の無料ブログ。
650以上の豊富なデザインテンプレートと、シンプルかつ優れた操作性が評判のサービスです。
【goo blogの主な特徴】
- ヘルプ機能が充実している
- 初心者も使いやすい管理画面
- デザインテンプレートが豊富
goo blogはヘルプ機能が充実しているほか、「教えて!goo」でブログに関する不明点のほとんどを解決できます。
ブログ運営に必要な機能は揃っており、直感的な操作で記事を投稿できるため初心者でも使いやすいでしょう。
データ容量が3GBあるので、画像が多めのブログを運営したい人にもおすすめです。
goo blogには、無料プランと有料プラン「goo blogフォト」の2種類があります。
無料版ではアフィリエイトができない(有料プランでもAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトのみ)うえ、カスタマイズやアクセス解析、広告の非表示機能なども利用できません。
独自ドメインは有料プランでも導入できないため、Googleアドセンスも導入不可となります。
以上のことを踏まえると、収益化を目指すブログには不向きといえるでしょう。
アフィリエイトもアドセンスも可能「エキサイトブログ」
【エキサイトブログの主な特徴】
- 操作性が高く記事作成が簡単
- アフィリエイト広告やGoogleアドセンス広告の掲載ができる
- SNSと連携させて読者にシェアできる
エキサイトブログは直感的な操作が可能な投稿画面で、初心者でも簡単に記事を作ることができます。
記事の投稿や管理はスマホアプリで手軽にできるため、通勤時間や空き時間を活用してブログの管理をしたい人にはおすすめです。
画像表示が大きく、写真の迫力や魅力をダイレクトに伝えられるため、写真ブログの運営にも向いているでしょう。
また、ブログとSNSを連携させると、記事の公開と同時にSNSにも投稿できます。
また、「Google AdSense for Excite Blog」を利用すると、アフィリエイト広告以外にもGoogleアドセンス広告の掲載も可能です。
ただし、無料プランのままだと運営側の広告が強制表示され、とくにスマートフォン版の広告は最上位プラン「スーパープレミアム」にしないと外れません。
スマホアプリで手軽に運用「LINE BLOG」
LINE BLOG(ラインブログ)は、LINE株式会社が運営する無料ブログサービスで、ブログの開設にはLINEアカウントが必要です。
なお、2023年6月29日(木)でサービスが終了することになっています。
【LINE BLOGの主な特徴】
- シンプルなデザインで表示速度が速い
- 投稿・編集はスマホアプリから
- パソコンには対応していない
LINE BLOGはシンプルな機能やデザインで使いやすく、表示速度の速さにも定評があります。
記事の投稿や編集はスマホアプリでおこなうので、空き時間を活用したブログ運営が可能ですが、パソコンには対応していないので不便に感じる人もいるでしょう。
アフィリエイトの利用は可能ですが、HTML・CSSの編集はできない仕様のため、ほとんどのアフィリエイト広告は掲載できません。
コンテンツを有料販売できる「note」
note(ノート)は、note株式会社が運営する、クリエイターが制作物を投稿するためのプラットフォームです。
ブログサービスというよりも、ユーザーとの交流やコンテンツの販売に利用している人が多い傾向にあります。
【noteの主な特徴】
- 制作したコンテンツの公開や、有料販売ができる
- 比較的SEOに強い
- シンプルでスッキリとしたデザイン
noteは制作した文章や動画、画像などを投稿できるのはもちろん、有料で販売できるのが大きな特徴です。
購入者側はスマホのキャリア決済でスムーズに購入できる手軽さがあり、収益が発生しやすい仕組みになっています。
投稿したコンテンツに対して「スキ」「フォロー」「おすすめ」「コメント」など、ユーザーと交流できる機能がある点も魅力です。
海外に向けて発信したいなら「Tumblr」
Tumblr(タンブラー)は、アメリカのTumblr, Inc.が運営する無料ブログ。
前述のnoteと同様に、文章・動画・画像・音声などを投稿できる、ブログとSNSの中間のようなサービスです。
【Tumblrの主な特徴】
- さまざまな種類のメディアを投稿できる
- リブログ機能により記事が拡散されやすい
- 独自ドメインが利用可能、アフィリエイトもOK
- 運営側広告の強制表示もない
Tumblrには「リブログ」と呼ばれる、ユーザーの投稿を自分のTumblrブログに表示させる機能があります。
これにより、TumblrではX(旧Twitter)のリポスト(旧リツイート)機能のように、情報が拡散されやすいというメリットがあります。
また、アフィリエイトやGoogleアドセンスなどの商用利用が可能で、運営側の広告は表示されないのもメリットです。
Tumblrはハイセンスなデザインテンプレートが豊富にあり、さらにカスタマイズを通して自分好みのデザインにすることができます。
海外の利用者が多いので、国内よりも海外ユーザーをターゲットにして情報発信したい場合におすすめのブログサービスです。
無料ブログを利用するメリット
無料ブログは運営会社によってサービス内容に違いがあるものの、そのメリットは基本的に共通しています。
ここでは無料ブログの主なメリットを3つ解説します。
費用がかからない
無料ブログサービスの最大のメリットとなるのが費用がかからないことです。
記事作成の手間ひまは必要とはいえ、WordPress(ワードプレス)などの有料CMSのように、金銭的な負担はありません。
アフィリエイト広告やGoogleアドセンス広告を設置できる無料ブログもあるため、副業としてブログを収益化したい場合にも、リスクなくビジネスを始めることができます。
ただし、無料ブログには後述するようにさまざまなデメリットもあります。
収益性や集客力も弱いため、収益目的でブログを運営する場合、最初からWordPressを選ぶ方が良いでしょう。
管理の手間がかからない
無料ブログは、バージョンアップやセキュリティ対策などブログの管理をサービス側が対応するので手間がかかりません。
記事作成に集中できるため、できるだけ手間をかけずに運営したい人におすすめです。
とにかく記事を書いて執筆スキルを高めたい人、管理を面倒に感じる人は、無料ブログの利用が向いています。
検索に依存しない集客が可能
無料ブログは、独自のコミュニティ機能が豊富だったり、運営側の企画などが活発におこなわれるなど、
サービス内のユーザー間交流が充実しているものが多いです。
そのため、WordPressに比べて検索からのアクセスに依存しない集客が可能です。
ただし、SEOに弱いというデメリットもあるので注意が必要です。
無料ブログを利用するデメリット
無料ブログには魅力的なメリットがある反面、たくさんのデメリットもあります。
デメリットを踏まえたうえで利用の可否を判断しましょう。
収益化に制限がある
無料ブログサービスの多くは収益化に制限を設けています。
副業やお小遣い稼ぎなど、収入を得ることを目的にためにブログを始める人も多いですが、無料ブログで稼ぐのは簡単ではありません。
たとえば、利用規約でアフィリエイトなどの商用利用を禁止していたり、一部のアフィリエイトサービスだけに限定されていたりなど、収益化には不利となります。
また、運営側の広告が強制的に表示される無料ブログも多いため、自分が掲載した広告の収益が阻害されてしまいます。
なかには有料プランに切り替えることで商用利用できるサービスもありますが、どうせ有料になるのであればWordPressのほうが収益化に有利です。
デザインの自由度が低い
ブログのデザインやレイアウトを変更する場合、多くの無料ブログではあらかじめ用意されているデザインテンプレートを使います。
テンプレートはそれぞれのサービス毎に数の差はあれど、すでに用意されているパターンのなかからの選択となるため、カスタマイズの自由度は高くないといえるでしょう。
HTMLやCSSを自由に編集できる無料ブログは限られているため、デザイン面の差別化が難しくなります。
サービス終了のリスクが高い
無料ブログは運営側の都合で突然サービスが終了するリスクがあります。
大企業が運営する有名なブログサービスであっても決して安心できません。
下記のとおり、ここ数年のあいだにも複数の無料ブログが閉鎖されています。
- Yahoo!ブログ … 2019年12月サービス終了
- Yaplog!(ヤプログ!) … 2020年1月サービス終了
- CROOZlog(クルーズブログ) … 2022年5月サービス終了
- ウェブリブログ … 2023年1月サービス終了
- LINEブログ … 2023年6月サービス終了予定
さらに無料ブログの場合、別のブログサービスに引っ越ししようと思っても、記事や画像データの移行に手間やコストがかかったり、そもそも物理的に移行できないケースもあります。
引っ越しが可能な場合であっても、独自ドメインではないレンタルドメインを使っている場合はURLを変更せざるを得ず、また「301リダイレクト」の設定もおこなえないため、
せっかく積み上げてきたSEO評価を引き継げず、ブックマークも無効となるためリピーターなどのファンも失ってしまうことがほとんどです。
301リダイレクトとは、古いURLにユーザーや検索エンジンのロボットがアクセスした際に、自動的に新しいURLに転送させる仕組み。
ユーザーも検索エンジンも新しいブログの存在を知るまでに時間がかかるので、301リダイレクトが設定できない無料ブログサービスは、サービスの終了に伴い大きなデメリットを被ります。
SEO(検索からの集客)に弱い
SEOとは日本語で検索エンジン最適化のこと。自分のWebサイトをGoogleやYahoo!などの検索結果に表示させるための施策です。
無料ブログはWordPressで運営するブログに比べ、SEOに弱いことも大きなデメリットです。
広告を出稿していない一般的なWebサイトの場合、アクセスの8~9割は検索経由です。
つまりブログにとってSEOからの集客はとても重要な要素なのですね。
無料ブログがSEOに弱い理由・不利な理由としては、下記のようなものが挙げられます。
- 共有ドメインのため、他人の低品質なコンテンツ(記事)が足を引っ張る
- カスタマイズ性が低いため、自由にSEO対策が実装できない
- 移行などの際には、ドメインのSEO評価を引き継げない
実際にさまざまなキーワードで検索してみるとわかりますが、無料ブログで検索上位に上がっている例はとても稀です。
無料ブログが向いている人
ここまでに挙げた無料ブログのメリット・デメリットを踏まえると、無料ブログが向いている人・無料ブログをおすすめする人は以下の通りです。
日記ブログを書きたい人
日記ブログとは日常の出来事を発信するブログのことで、日記帳がそのままブログになるとイメージしてください。
一般的なブログは、第三者である読者に向けて情報を発信するのに対し、日記ブログは、あくまでライフログとして筆者自身の日常を記録するものです。
日記ブログは収益化やたくさんのアクセスを目的としているわけではないため、SEOの弱さや収益化の制限はあまり気にしなくても良いでしょう。
日記ブログの始め方や注意点については以下の記事も参考にしてください。
日記ブログはおすすめしない? 始めるなら目的や注意点を理解しよう!
- WordPressの始め方
まずはお試しでブログを書いてみたい初心者の人
Webの知識やパソコン操作に苦手意識があり、WordPressブログの開設に自信がない人は、まずはお試しで無料ブログから始めるのもおすすめです。
ほとんどの無料ブログは、初心者でも始めやすいよう会員登録からブログ作成までの手順がとても簡単になっています。
パソコンに不慣れな人でも、ブログを続けることでキーボードのタイピングやWebの基礎知識が自然と身につくでしょう。
収益化の予定がなく、趣味でブログを運用したい人
無料ブログはアフィリエイトなどの商用利用に制限があったり、運営側の広告が強制表示されるなど、収益化には不利なサービスが多いです。
しかし、そもそも収益化を目的とせず、趣味でブログを運営したい人には関係ありません。
また、コミュニティ機能に優れる無料ブログを選べば、同じ趣味嗜好をもったユーザーと交流をもつことができるというメリットもあります。
ブログで収益化したいならWordPressがおすすめ
ブログで収益化をする場合、無料ブログではなくWordPress(ワードプレス)の利用がおすすめです。
本章では、WordPressのメリットや費用、WordPressにおすすめのレンタルサーバーについて解説します。
WordPressでブログ開設するメリット
WordPressには無料ブログに比べてメリットが多く、とくに収益化には最適です。
具体的なメリットをくわしく見ていきましょう。
商用利用や広告まわりの制限がない
無料ブログと違い、WordPressは収益化の自由度が高いことが大きなメリットです。
WordPressで作成したブログやWebサイトは完全に自分の持ち物となるため、アフィリエイトやGoogleアドセンスなど商用利用が可能です。
また、無料ブログのようにサービス運営側の広告が強制表示されることもありません。
- アフィリエイトなどの商用利用が可能
- 独自ドメインが前提のため、Googleアドセンスも可能
- サービス運営側の広告が強制表示がない
- 取り組むジャンルの制限がない
無料ブログでも商用利用は可能としているサービスはありますが、有料プランへの切り替えが必要だったり、一部のアフィリエイトサービスに限定されるなどの制限がある場合が多いです。
また、無料ブログはサービス運営側の共有ドメインを使うため、独自ドメイン を導入)が必要なGoogleアドセンスを導入することができません。
(有料プランに切り替え、さらに有料で独自ドメインを取得すれば可能なサービスもある)
また無料ブログの場合、アダルト・出会い系・ギャンブルなどジャンル(あつかうテーマ)によってはNGとなるサービスも多く、規約に違反すると最悪の場合はアカウントの強制停止(通称「垢バン」)になってしまいます。
WordPressはその点、ジャンルに関する制限はなく自由に運営できます(ただしサーバーによっては禁止されているジャンルもある)。
機能性・デザイン性の高いブログを作れる
WordPressにはプラグインと呼ばれる拡張機能があり、欲しい機能をいつでも自由に実装することができます。
たとえば、SEOの強化・お問い合わせフォームの設置・セキュリティ対策・目次の設置・アクセス解析機能の実装などなど、さまざまなプラグインが存在します。
WordPressのプラグインは公式のものだけでも60,000個以上もあり、そのほとんどが無料。
プログラミングの知識がない初心者でも、インストールするだけで簡単に機能追加をおこなうことができるのです。
また、WordPressテーマ(デザインテンプレート)も、公式のものだけでも10,500個以上と豊富にあります。
HTML・CSSの知識がなくても、Webデザインのプロが制作したようなハイセンスな外見に仕上げることができます。
無料ブログでもテンプレートを豊富に用意しているサービスもありますが、一定の制限内で作成されたものであり、デザイン性も高いとはいえません。
おしゃれでオリジナリティの高いブログを作るには、無料ブログよりもWordPressのほうが有利といえるでしょう。
SEO対策をしやすい
WordPressはSEOに強いという点も大きなメリットの1つです。
SEOとは日本語で「検索エンジン最適化」のことで、自分のWebサイトをGoogleやYahoo!などの検索結果に上位表示させる施策のこと。
一般的なブログのアクセス内訳の80~90%は検索経由であり、ブログの集客はSEOにかかっているといっても過言ではありません。
WordPressがSEOに強いといわれる理由は下記のとおりです。
- Googleが推奨する内部構造になっている
- 検索エンジンのロボット(クローラー)が巡回しやすい
- プラグインやテーマでSEO対策ができる
- カスタムの自由度が高く、検索アルゴリズムの更新に対応しやすい
- 表示速度の高速化が可能
WordPressはもともとSEOに強い内部構造をもっており、検索エンジンのクローラーも巡回しやすくなっています。
WordPressテーマやプラグインでSEO対策を強化することもでき、カスタマイズ性の高さから、頻繁にアップデートされる検索アルゴリズムにも即時対応しやすい仕組みです。
クローラーと呼ばれる検索エンジンの巡回ロボットが情報を読み取りやすい構造になっているため、検索結果に表示されやすくなります。
また、Googleは検索順位の決定要素にWebページの表示速度を掲げていますが、WordPressはプラグインやテーマ、利用するレンタルサーバーによって表示速度の改善が可能です。
ただしプラグインをインストールしすぎると逆に表示速度が遅くなるおそれもあるため、過度な使用は避けましょう。
ブログを資産として残し続けられる
WordPressは独自ドメインによる運営となるため、サーバーやCMSを移行したとしても、URL(ドメイン)はもちろん、コンテンツ(記事)やSEO評価を引き継ぐことができます。
つまり自身でブログを削除しない限り、WordPressで作ったブログはあなたの資産として残り続けるのです。
無料ブログの場合、運営側の都合でサービスが突如終了するリスクがあるとともに、共有ドメインを利用していた場合はURLが変わったり、それにともないSEO評価を引き継げない可能性も高いです。
サービスによっては、コツコツと積み上げてきたコンテンツ(記事)をすべて失ってしまうこともあるでしょう。
WordPressでブログ開設にかかる費用
WordPressでブログを開設する場合、かかる費用の目安は年間10,000円程度です。
費用項目 | 平均的な初期費用 | 平均的な維持費用 |
---|---|---|
WordPress本体(必須) | 0円 | 0円 |
レンタルサーバー(必須) | 0円~3,000円 | 月額500円~2,000円 |
独自ドメイン(必須) | 0円~数千円 | 年間0円~数千円 |
SSL(任意) | 0円~数万円 | 0円~数万円 |
WordPressテーマ | 0円~2万円 | 0円 |
レンタルサーバーはほとんどのサービスで初期費用が無料、ブログに必要なスペックを備えているサービスであれば月額600~1,000円前後くらいのものがおすすめです。
また、独自ドメインは年間数百~数千円の費用がかかりますが、最近ではレンタルサーバーの契約時に無料でもらえるケースが増えています。
そのため、WordPressの開設時のコストはレンタルサーバーの費用だけで済む場合が多いでしょう。
必要に応じて有料のWordPressテーマ・SSL・プラグインの購入費用も発生しますが、初心者のうちは無料のものでも問題ありません。
ただし、レンタルサーバーはブログの表示速度や安定性(結果的にアクセスや収益)に大きく影響するため、無料や格安のレンタルサーバーは避け、必要なスペックや機能を備えているものを選んでください。
おすすめは次に紹介する「ConoHa WING(コノハウイング)」です。
ブログ開設におすすめのレンタルサーバー「ConoHa WING」とは
WordPressでブログを開設するにはレンタルサーバーが必須ですが、レンタルサーバーにもさまざまなサービスやプランが存在します。
その中でもおすすめなのは「ConoHa WING(コノハウイング)」です。
ConoHa WINGでWordPressを始める手順は、下記の記事にくわしく解説しています。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
高性能なサーバーを利用できる
ConoHa WINGは初期費用が無料、最安で月額652円からWordPressブログを始められるレンタルサーバーです。(※2023年2月執筆時点、36ヶ月契約の場合の料金)
ConoHa WINGはサーバー処理速度が国内No.1の速さで、月間稼働率は99.99%以上と抜群の安定性をほこります。
サーバー性能は業界トップレベルであり、初心者から上級者まであらゆるブログ運営に活用できます。
シンプルで初心者にもわかりやすい管理画面も魅力の1つです。
独自ドメインを無料で2つ取得できる
ConoHa WINGでは、最大で2つの独自ドメインが永久無料になります。
一般的にドメイン料金は、年間数百円~数千円程度になるため、長く運営を続ける場合は大きな負担になるでしょう。
ドメインが2つも無料でもらえるのは、大きなメリットといえます。
WordPress自動インストール機能がある
ConoHa WINGでは、初心者でも簡単にWordPressブログを始められるよう「WordPressかんたんセットアップ」機能を備えています。
WordPressの開設に必要な下記の作業を、一括でまとめて自動的に完了させることができます。
- レンタルサーバーの申し込み
- 独自ドメインの取得・設定
- WordPressのインストール
- WordPressテーマの導入
- SSLの設定
通常、WordPressを利用するには、レンタルサーバーや独自ドメインの申し込み・設定などを利用者自身でおこなう必要があります。
ConoHa WINGのWordPressかんたんセットアップであれば、これらすべてを簡単に終えられるため、無料ブログを開設する場合とほとんど手間は変わりません。
無料ブログはメリット・デメリットを理解して導入を検討しよう
無料ブログは費用がかからず誰でも手軽に始められるのが大きなメリットです。
ブログ初心者の方でも簡単に始められるため、すぐに記事を作成して公開することができます。
しかし収益化まわりの制限やカスタマイズの自由度が低いこと、サービスが突如終了するリスクなど、デメリットも多いサービスです
収益化を目的としてブログを始めるのであれば、WordPressを使ってブログを始めることをおすすめします。
WordPressの始め方は、下記の記事にくわしく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
- WordPressの始め方
WordPressを始めるならConoHa WINGがおすすめ!
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また下記の記事では、ConoHa WINGを使ってWordPressを開設する方法を、画像付きでくわしく解説しています。
【WordPressの始め方】初心者でも最短10分でできる!簡単で失敗しない開設方法
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他社レンタルサーバーからお乗換えはこちら
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煩雑なレンタルサーバーの移行もかんたんにお乗換えいただけるよう、いくつかのサポートを用意しています。
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- WordPressかんたん移行ツール
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他社サーバーでお使いのWordPressを、ご自身でかんたんにConoHa WINGへ移行ができる無料のツールをご用意しています。
- WordPressかんたん移行の詳細
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- WordPress移行代行
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移行にかかる作業はすべて専門のプロが代行するので、待っているだけでWordPressを移行できます。
- WING移行代行の詳細
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- ConoHa WINGへの移行ガイド
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レンタルサーバーの移行作業は複雑ですが、ConoHa WINGでは移行作業の流れをわかりやすくご紹介しています。
- ConoHa WINGお乗換えガイド