Amazonアフィリエイトを始めよう！やり方や報酬を得るしくみ、登録審査のコツを解説

Amazonアソシエイトの仕組みは、一般的なアフィリエイトとほぼ同じ。

ブログに貼った広告リンクをユーザーがクリックし、その商品が購入されればあなたに報酬が発生します。

Amazonのアフィリエイトを利用するためには、登録申請をして、Amazonの審査に合格する必要があります。

申請から収益化までの流れは下記のとおりです。

申請から収益化までの流れ

ここで注意したい点は「STEP3の登録審査」が開始されるまでに、一定のハードルが設けられていることです。

申請から180日以内に「3回以上の適格販売の発生」が必要で、このハードルを突破しないと、登録審査は開始されません。

登録審査合格後は、メディアに掲載した広告がクリックされて商品が購入されると、購入された商品の価格とアフィリエイト料率に応じて報酬が発生します。

ただし、実際に報酬が支払われるのは、報酬額が最低支払額（現金の場合は5,000円以上、Amazonギフトの場合は500円以上）に達してからです。

Amazonアソシエイトの報酬（料率）は、以下のように、商品カテゴリー別に0%～10％の料率が設定されています（2023年5月時点）。

ただし報酬額には上限があり、いくら高額な商品が購入されても1商品1個＝1,000円までとなっています。

また、Amazonでは特別プログラムやプロモーションが設けられることがあり、上記の料率表よりも有利な料率で報酬を獲得できる場合があります。

Amazonのアフィリエイト「Amazonアソシエイト」で稼ぐためには、報酬が発生する条件をしっかりと理解しておきましょう。

メディアに訪れたユーザーが、Amazonの広告（商品リンク）をクリックした後、以下2つの条件を満たした場合のみ報酬の対象となります。

Amazonアフィリエイトの第1のメリットは「利用者が多い」ことです。

Amazonは世界的なショッピングサイトで、日本国内では「楽天」に続き第2位の利用者数をほこります。

普段からショッピングに利用している人が多いため、ユーザーは安心して商品を購入できるでしょう。

また、ネットで商品を購入するには、個人情報やクレジットカード情報を入力する必要がありますが、

Amazonなら既にアカウント登録しているユーザーが多いため、面倒な入力操作や手間が省けます。

第2のメリットは「商品の種類が豊富」なことです。

Amazonでは国内で一般販売されているほとんどの商品、さらに国内では入手できない輸入商品なども扱っています。

また、廃盤になってしまった商品がしばらくの間、取引されているケースも多いです（入手困難なため高額になっている場合も）。

Amazonのアフィリエイトでは、Amazonで扱っている商品のすべてがアフィリエイト対象になるため、以下の点で有利です。

第3のメリットは「紹介した商品以外からも収益を得られる」ことです。

Amazonのアフィリエイトで報酬が発生するのは、広告（商品リンク）を掲載した商品だけではありません。

自分のメディアに掲載した広告をクリックしたユーザーが、クリックの有効期限内(*1)に、Amazonで別の商品を購入しても報酬が発生します。

たとえば、以下のようなケースです。

広告リンクをクリックしてもらえれば、その商品が購入されなくても報酬がもらえる可能性があるということですね。

第4のメリットは「YouTubeや他のSNSでも紹介できる」ことです。

Amazonアソシエイトの商品リンクを直接掲載できるのは下記のSNSです。

国内の利用者が多いSNSに対応しているため、集客と収益化のチャンスが広がります。

ただし、SNSのアカウントごとにメディアの追加登録が必要です。

また、SNSのみ（ブログやWebサイトを持っていない場合）で登録する場合は、一定数のフォロワー数や「いいね」などの実績が必要（最低ラインは500）になります。

Amazonのアフィリエイトの第1のデメリットは「紹介料率が低い」ことです。

Amazonアソシエイトの紹介料率（報酬率）は最大10%ですが、報酬率が高めなのは一部の商品のみで、多くの商品は2%～5％程度です。

しかも、報酬額に上限（1商品1個1,000円まで）が設定されているため、いくら高額な商品が売れても、報酬額は1,000円まで。

一般的なアフィリエイトASPであれば、報酬単価は数千～数万円の商品も選べます。

しかしAmazonアソシエイトはかなり報酬額が低く、大きく稼ぐにはその分たくさんの商品を売らなければなりません。

ちなみに、同じ物販アフィリエイトである楽天アフィリエイトの報酬率は2%～4％で、Amazonと同様に報酬額の上限（商品1個の報酬は1,000円まで）が設定されています。

報酬率に関しては（若干ではあるものの）Amazonのほうが有利ですね。

第2のデメリットは「登録審査が厳しい」ことです。

Amazonアソシエイトの登録審査は、以前からも他のASPと比較して難しいと言われていましたが、

2020年に登録審査開始までのハードルが設けられてから、さらに厳しくなっています。

登録審査を受けるには、申請後180日以内に3回以上の販売実績が必要になりました。

この条件をクリアしなければ、審査を受けることすらできず、初心者にとって大きなハードルになっています。

なお、審査を通過しやすくする方法については後述（Amazonアフィリエイトの登録審査に通るには）します。

第3のデメリットは「自分で購入するのはNG」なことです。

一般的なASPアフィリエイトのメリットとして「自己アフィリエイト（セルフバック）」という制度があります。

自分の広告リンクを自分でクリックし商品購入することで報酬をもらうものですが、自分の購入で報酬がもらえるのでお得です。

しかし、Amazonアフィリエイトでは自己アフィリエイトが禁止されているため（報酬の対象外）、この恩恵は受けられません。

また、家族・友人・知人の購入に対しても紹介料は支払われません。

もっとも一般的なのが、公式サイトで広告（商品リンク）を作成する方法です。

以前はAmazonアソシエイトのホームページから、商品リンクを作成する方法が提供されていましたが、現在はアソシエイト・ツールバーを使用する方法に変わっています。

アソシエイト・ツールバーは、Amazonアソシエイトにログインしているアカウントで、Amazon公式サイトにアクセスすると、画面の上部に以下のように表示されます。

商品リンクを作成する方法の2つ目は、プラグインを利用します。

WordPressを利用してブログやWebサイトを作成した場合、下記のプラグインを利用すると、簡単な操作で見栄えの良い商品リンクを作成できます。

たとえば、Pochippを利用すれば、以下のような商品リンクをWordPress上で作れます。

Pochippで作成した商品リンク（サンプル）

Amazonの他に、楽天市場(*1)やYahoo!ショッピング(*2)のリンクも同時に掲載可能です。

ユーザーが購入先を選択できるようになるため、購入率アップが期待できますね。

Pochippを利用してAmazonの商品リンクを作成する手順は以下のとおりです。

PochippはWordPressの公式ディレクトリに登録されているプラグインなのでインストールは簡単です。

「商品検索 → 商品リンク作成 → 商品リンクの貼り付け」の作業が、すべてPochippブロック内で完結するため、スムーズに商品リンクの作成がおこなえます。

また、一度作成した商品リンクはプラグインの管理画面で管理できるため、他の記事にも簡単に貼り付けられます。

商品リンクを作成する方法の3つ目は、他のアフィリエイトASP経由で商品リンクを作成します。

現在、Amazonのアフィリエイトが可能な主なASPは以下の3社です。

ここでは、もしもアフィリエイトでの広告作成手順を紹介します。

登録審査に通るポイントの1つ目は「Amazonアソシエイト参加の旨を記載する」ことです。

この記載は「Amazonアソシエイト・プログラム運営規約」で規定されているため、漏れていると不合格の原因になります。

具体的には、以下の文言をプライバシーポリシーのページに記載すれば良いでしょう。

「乙の名称」とは、自分のブログ名やWebサイト名のことです。

本サイト「ワプ活」であれば、以下の文言になります。

「Amazonのアソシエイトとして、ワプ活は適格販売により収入を得ています。」

プライバシーポリシーは、Webサイトに訪れたユーザーの個人情報の扱いを記載した文書で、個人運営のブログでも、個人情報保護法に則って作成する必要があります。

まだ、プライバシーポリシーのページを作成していない場合は、下記の記事を参考に作成してください。

2つ目のポイントは「著作権侵害などをしていないか確認する」ことです。

Amazonアフィリエイトでは「プログラム参加申請をお断りするサイト例」として、以下の項目が挙げられています。

あらためて著作権侵害などの行為をしてないかを確認しましょう。

とくに、他者が作成した記事や画像の引用には注意が必要です。

一定の条件を満たせば、他者の著作物を引用することが認められていますが、その条件は下記のとおりです。

フリー素材を利用する際も、利用規約をよく確認してください。

3つ目のポイントは「記事数を増やす」ことです。

審査では、Amazon が求めるカスタマーエクスペリエンスの基準に達しているかが確認されるため、ある程度の記事数が必要になります。

最低でも10記事以上必要ですが、記事の内容が薄いと判断される可能性もあるので、良質な記事を増やすことに力を注ぎましょう。

なお、記事の追加は審査中でもかまいませんが、中途半場な状態で公開すると逆効果になってしまうので、記事が最後まで仕上がってから公開してください。

4つ目のポイントは「オリジナリティのある情報を掲載する」ことです。

Amazon が求めるカスタマーエクスペリエンスには、オリジナリティ（独自性）が求められています。

他サイトの内容を真似したような記事では、オリジナルコンテンツとは言えません。

参考にするのは構わないですが、独自の視点で切り口を変えた記事に仕上げましょう。

オリジナリティを高めるには次のような方法もあります。

5つ目のポイントは「Webサイト上の広告割合を下げる」ことです。

まだ、何も広告を掲載していない状態であれば問題ありませんが、既に他のアフィリエイト広告を掲載している場合は注意が必要です。

コンテンツ（記事）の情報量に対して広告の割合が高すぎると、ユーザー（読者）の利便性が低下すると判断され、審査に落ちやすくなってしまいます。

他のアフィリエイト広告を掲載すると審査に通りにくくなるわけではありませんが、審査中はなるべく不合格になりやすい要因を排除しておきましょう。

6つ目のポイントは「X（旧Twitter）などのSNSでもアフィリエイトを設置する」ことです。

ブログやWebサイトに掲載した広告から商品を購入してもらうには、なるべく多くのユーザーに訪問してもらう必要があります。

しかし、SEO（Google検索などで上位表示してアクセス数を増やす方策）で集客するまでには、時間がかかります。

SEOとSNSの集客効果

そこで活用したいのが、短期間で効果を得られやすいSNSです。

Amazonアソシエイトの審査開始条件「申請から180日以内に3回以上の適格販売」を早期にクリアする方法としても有効です。

ちなみに、Amazonアソシエイトの商品リンクを直接設置できるのは下記SNSのみですが、他のSNSでも、自分のブログなどに誘導することで集客は可能です。

上記6つのポイントを実施しても審査に通過できない場合は、他のASPを経由する方法を検討しましょう。

Amazon商品を扱えるASPはいくつか存在しますが、以下に説明する「もしもアフィリエイト」がおすすめです。

商標キーワードとは、特定の商品名やサービス名を含んだキーワードのことです。

たとえば「（商品名） レビュー」「（商品名）口コミ・評判」などが挙げられます。

商標キーワードで検索するユーザーは、すでに商品の購入を検討している段階の（購入意欲が高い）ユーザーが多く、集客できれば購入される確率が高いです。

ただし、同じ商標キーワードでも「（商品名）使い方」「（商品名）初期設定」などは、既に商品を購入した後のユーザーが検索するキーワード（購入後クエリ）です。

アクセスを増やすためには有効ですが、商品が購入される確率は低いので注意してください。

また、人気商品はSEOでの競争率が高く上位表示するのが難しいため、初心者のうちは多少マイナーでもネット上にレビュー記事が少ない商品を狙うのもおすすめです。

質の高い記事（検索上位に上がりやすい記事）を作るためには、ネットにある情報を集めて商品紹介するのではなく、

実際に商品を購入し自分自身で利用してみて、その体験を元にレビュー記事を書くのがおすすめです。

説得力のあるリアルな記事を作成するには、実際に使用してみるのが一番です。

商品を利用したときの使い勝手や感想は、オリジナリティ（独自性）の高いコンテンツになります。

リアルな使用感は、ユーザーがもっとも関心のある情報です。

自分が撮影した写真や動画を掲載すれば、さらに説得力が増し良質なコンテンツに仕上がります。

Amazonでは通常よりも報酬率が有利な特別プログラムやプロモーションが実施されることがあります。

また、以下のような「メンバー紹介プログラム」は常時実施されているので、積極的に参加しましょう。

メンバー紹介プログラム

メンバー紹介プログラムは、無料体験登録だけで紹介料が支払われることが多いため、成果発生のハードルが低く、稼ぎやすいプログラムになっています。

Amazonでは年に数回、定期的にセールスイベントが開催されます。

期間限定の特別価格で通常より安く買い物ができるため、収益アップのチャンスです。

Amazonアソシエイト参加者の中には、セールの1日分で通常の1カ月分以上の報酬を稼ぐ人もいます。

セールスイベントを最大限に利用するには、戦略的な運用が必要です。

Amazonプライムデーやタイムセールに合わせて対象商品の紹介記事やまとめ記事を投稿できるように準備しておきましょう。

なお、Amazonアソシエイトの「HOW TO ガイド」で、「Amazonセールスイベントの上手な活用方法」が公開されているので一度目を通しておくと良いでしょう。

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